未来の女性研究者のための
最先端研究体験プログラム
@北海道大学低温科学研究所
プログラム概要
大学院進学を検討している全国の女子学生を中心とした学部3・4年生を対象に、北海道大学低温科学研究所の最先端かつ学際的な研究現場において、実験・調査研究の体験プログラムを実施します。低温科学を基軸とする物理・化学・生物・地球科学などの複合領域において、1週間程度の研究実地体験をおこないます。
※本プログラムは、北海道大学低温科学研究所の「若手・女性研究者獲得に向けた最先端かつ学際的な研究体験プログラムの提供」事業の補助を得て開催しています。
募集要項
対象:大学院進学を検討している四年制大学の学部3年生(4年生も可)
定員:各テーマ7名程度
実施期間:
テーマ1. 安定同位体比でひも解く生物の共生システム:2025年9月16−19日
テーマ2. 実験から迫る宇宙の分子進化:2025年9月8−12日
テーマ3. 分子生物学から迫る哺乳類の冬眠の謎:2025年9月8−12日交通費・宿泊費は支給いたします
申込み期間:4月1日ー5月7日
※人数が超過した場合は、選考の上、〆切りを早めることがあります
※応募は、一人につき1テーマのみ可能ですGoogle formに必要事項を記載の上、ご応募ください
選ばれた方には、5月14日までに、連絡します
テーマ紹介
安定同位体比でひも解く
生物の共生システム
生物の共生システム
実施期間:2025年9月16−19日
概要
異なる種類の生き物が一緒に暮らしている関係を「共生」といいます。最先端の化学実験と実験装置を使って、共生のしくみやその多様性を調べる研究を体験します。
内容
(1) 研究の背景に関する座学(ゼミ形式)、(2) 実験室(Wet lab)における化学処理、(3) 分析装置(Dry lab)での有機化合物の安定同位体分析、等を実施予定です(試料採集はおこないません)。参加を検討している方は、化学実験に適した服装でお越しください。
担当者から一言:共生だけでなく、生態系の構造や生物の進化などに興味を持っている人、生物と生物の関係に興味がある人、化学実験が好きな人、安定同位体分析に興味がある方を歓迎します。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/isopeg/
問い合わせ先:力石
ychikaraishi@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)
実験から迫る
宇宙の分子進化
宇宙の分子進化
実施期間:2025年9月8−12日
概要
宇宙における分子進化は、極低温空間に漂う氷星間塵表面での原子・分子過程が鍵を握っています。最先端の実験装置を使って、その第一線の研究を体験します。
内容
1) 研究の背景などに関する講義(ゼミ形式)、2)超高真空実験装置を用いた質量分析実験、3)氷星間塵を模した極低温氷表面の実験、等を予定しています。
担当者から一言:宇宙だけではなく、原子・分子・表面に関する物理・化学にも興味が持てる人、実験が好きな人が向いていると思います。現在の学科や成績は問いません。好奇心がある方は大歓迎です。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/astro/
問い合わせ先:渡部
watanabe@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)
分子生物学から迫る
哺乳類の冬眠の謎
哺乳類の冬眠の謎
実施期間:2025年9月8−12日
概要
哺乳類の一部は極端な低体温となる冬眠を行います。ヒトはそうした低体温には耐えられません。なぜ一部の哺乳類だけが冬眠できるのか、その謎に個体生理や遺伝子から迫る研究を体感します。
内容
i) 冬眠研究の背景などに関する講義(ゼミ形式)、ii) 冬眠時の生理変化の解析実験、等を予定しています。
担当者から一言:冬眠の仕組みや生きている仕組みそのものを、組織・細胞・分子・遺伝子の言葉で理解したい人を歓迎します。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/hibernation/
問い合わせ先:山口
bunbun109@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)