内科・外科的に治す
感染制御、免疫抑制、抗炎症、重症度に応じて処置方法、処方は異なります。
各状況に応じて適切な治療、処置を選択しないと改善していきません。
にきび(オンライン診療可能です)
にきび外用
ベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲル、デュアックゲル
ベピオゲル
アクネ菌の増殖をおさえ、ピーリング作用によりニキビに効果があります。塗り続けることで効果があります。治療を継続することで、ニキビができにくくします。
ディフェリンゲル
アダパレンという薬です。レチノイド(ビタミンA誘導体)様作用を有します。
皮膚の角化を調節し、毛穴のつまりを改善。
エピデュオゲル
ベピオゲル(BPO)とディフェリン(アダパレン)の2つの成分を配合したお薬です。
デュアックゲル
ベピオゲル(BPO)とクリンダマイシン(ダラシン)の合剤です。
にきび漢方
十味敗毒湯 皮膚の赤みや痒みを改善し、腫れや化膿を抑えます。
黄連解毒湯 赤み、炎症が強いニキビに適応。
清上防風湯 脂ぎった症例に。顔面の熱や炎症を抑える作用。ニキビ治療に幅広く使えます。
排膿散及湯 皮膚の化膿症、瘍(よう)、面疔(めんちょう)に。
当帰芍薬散 冷え性で隆起もないニキビに。
桂枝茯苓丸 顔面が赤いか、ややくすみのある顔貌で、青黒い感じのニキビに。生理不順や生理痛、頭痛、めまい、肩こり、のぼせ、足の冷えなどを伴う症例に
半夏瀉心湯 不摂生な食事や胃腸障害を伴い口周を中心にできるニキビに適応します。
芍薬甘草湯 高アンドロゲン血症が関係していることから、テストステロンの抑制作用を期待。皮脂腺の分泌を減少させアクネ杆菌の増殖を抑える。
その他、人参湯、六君子湯、補中益気湯を併用することがあります。
アトピー性皮膚炎 最前線
■生物学的製剤は注射 デュピクセント(当院にはありません)
■内服薬
・JAK阻害薬(薬剤費が高額になります。コストはネットなどで検索を。)
オルミエント
リンヴォック
サイバインコ
・抗アレルギー剤(安価な薬。異なる機序で2種まで併用可)
■外用薬
タクロリムス軟膏
ステロイド剤
プロトピック軟膏
モイゼルト軟膏
コレクチム軟膏
保湿系軟膏
軟膏はハーフテスト(例えば顔に右と左の半分づつ1ヵ月塗ってもらい、どちらがいいかを患者さんにうかがいます)
爪白癬の治療について
保険3割負担の金額です
●ネイリン内服
1ヶ月分 7千円
●ラミシール内服
1ヶ月分 2千円 後発品を選ぶと4割程度安くなります。
●イトリゾール内服
1週間分の薬剤料 約7千円
イトリゾール200mg1日2回(1日400mg)食直後に1週間内服し、その後3週間は休薬。 この1ヶ月を1サイクルとし、3サイクル繰り返す。
治療期間は合計で3ヶ月です。 他の抗真菌薬と同様に、投与が終了した後も爪の中に有効成分がとどまります。
●クレナフィン、ルコナック爪外用液
1本(2~8週間分) 約2千円