いきいき流域研究会 主催

辺でつながる川 エクスカーション

~石川県内の4つの地域をめぐる~

開催日:2024年9月27日(金) 

いきいき流域研究会とは...

流域とは「一つの川に雨や雪の水が流れ込む地域」のことです。流域には川を介した山と海、人と生物の間での多様なつながりが点在しています。

いきいき流域研究会は、① 流域における「つながり」を知り、② 人と人とが「つながる場」を提供し、③ いきいきした「流域づくり」を目指しています。

水辺でつながる石川エクスカーション...

2024年元旦、能登半島地震の発災時、当会代表の私は家がある石川県能登町ではなく金沢市におりました。少し時間がたってから初めて能登町の家に戻る道のり、その景色の変わり様に胸を強く締め付けられながら帰ったことを今も鮮明に覚えています。当会では昨年の春に能登半島の輪島市と能登町を流れる町野川流域で、地元の方や専門家に案内していただきながら探検するというイベントを開催しました。地震後、案内をいただいた方々にお会いすることができた時、苦悩や葛藤も多いはずですが、復興に向けて前に進まれようとしている姿に、当会で何かできることはないかと考えました。7月7日川の日に合わせて全国の水辺で一斉に乾杯する「水辺で乾杯」を、輪島市町野町で昨年も開催していましたが、今年も地元の方の協力のもと開催することが叶いました。また今年は石川県内の方に能登の状況を少しでも知ってもらいたいと思い、「水辺でつながる石川」と書かれた横断幕を県内の開催地で乾杯の際に掲げてもらう取り組みを行いました。その場所は今回のエクスカーションコースである手取川(白山市)、御祓川(七尾市)、梯川(小松市)、犀川(金沢市)で、募金活動や能登の地酒の提供なども実施していただきました。この連携を進める中で多くの方とつながることができて、県内での水辺の取り組みをお聞きしました。そこで今回のエクスカーションでは、石川県の各流域における取り組みや現状を、全国の皆様と共有し合えるツアーになればと考え準備を進めてきました。

エクスカーションの4コース

お問合せについては以下の連絡先までお願いいたします。

メール:ikiikiryuiki@gmail.com(代表、荒川)

コース①:祝世界認定! 白山手取川ユネスコ世界ジオパークコース

「山と雪のエリア・川と峡谷のエリアを巡る~」

2023年5月24日に白山手取川ジオパークはユネスコより世界認定されました。国内外唯一の流域をテーマにしたジオパーク。霊峰白山から流れ出る日本屈指の急流河川の「水の旅」、「石の旅」に誘います。

協力:白山手取川ジオパーク推進協議会 

コース②:能登の里山・里海・里川コース

「能登半島地震から見える流域思考」

能登半島地震から約9ヶ月。各所で復興にむけて取り組みが行われています。世界農業遺産「能登の里山里海」に里川の視点も加え、流域思考の地域づくりを見学しながら考えます。 

コース③:北前船寄港地小松・梯川コース

「梯川がつなぐ水の都こまつ~北前船寄港地と小松城下」

小松は北前船寄港地と小松城下が梯川を通じて密接に結びついていました。川と海の密接なつながりが発達させた城下町の川と街並みをみてまわります。歌舞伎題目「勧進帳」の舞台、安宅の関も必見です!延伸したばかりの北陸新幹線の小松駅でお待ちしています!

協力:小松市、小松市立博物館、小松観光ボランティアガイド

コース④:金沢犀川・浅野川コース

「加賀百万石の文化の香る城下町のかわまち巡り」

加賀百万石金沢城下を流れる浅野川と犀川。川沿いには昔から賑わう街並みが発達してきました。金沢らしい町並み巡りとともに水辺の情景を見てまわります。

協力:石川県・金沢市

この取り組みは、河川基金の新設川づくり団体助成(2024-6321-001)を受けて実施されております。