池上町は和泉市ですが、明治末期の神社合祀の際に氏神社を現在の泉大津市にある曽禰神社に合祀したため、同市の曽根・助松地区に所属しております。 現在のだんじり(三代目)は1994年に大下工務店にて新調されました。 また、先代の地車は1910年に黒鳥の下村より購入したものであり、先々代の地車はそれ以前から曳行されており、初代の地車からの歴史は100年を超え、歴史と伝統があります。このように、池上町の地車は地域の伝承文化を後世に伝える地域の宝であり、神社祭礼やだんじり祭り等で、広く地域の方々に親しみを持って曳行して頂けるようにしていきたいと考えております。
池上町祭礼委員会
地車の特長は池上曽根遺跡にちなんで、勾欄合に「弥生時代の生活風景」、また番号持には「やよいの大井戸に腰を掛ける卑弥呼」が彫刻されています。
制作年 :平成5年
大工棟梁:大下孝治
彫り師 :木下賢治
地車寸法
高 さ:3m88cm
長 さ:4m20cm
大屋根幅:2m46cm
台 幅:1m20cm
主な彫物
正面土呂幕:賤ケ嶽 秀吉 本陣 佐久間の乱入(しずがたけ ひでよし ほんじん さくまのらんにゅう)
右土呂幕:九州征伐 加藤清正 新納武蔵守決戦(きゅうしゅうせいばつ かとうきよまさ にいろむさしのかみけっせん)
左土呂幕:単騎 部下を救出する 木村長門守重成(たんきぶかをきゅうしゅつするきむらながとのかみしげなり)
見送り:難波戦記(なんばせんき)
先代の地車は明治43年から平成4年までの82年間曳行しておりました。
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