本研究プロジェクトの目的と内容
本研究プロジェクトの目的と内容
本研究プロジェクトは、1998年の「金大中-小渕日韓パートナーシップ宣言」を継承し、有識者ネットワークの構築を通じて、日本、韓国、米国の専門家グループが北東アジア地域で直面している共通の問題を議論できる学術的交流の場を提供することを目的としている。2024年、本研究プロジェクトは2年目を迎えた。
2023年度事業では北東アジア地域の新たな人的ネットワークを構築することに焦点を置いており、北東アジアおよびアジア太平洋地域の域内国間の相互理解を効率的に模索できる契機を提供した。
これを踏まえ、2024年度事業においては、当該地域の問題に精通した専門家との交流を通じて、研究協力を一層維持·拡大することにより、当該地域の学術研究を増進し、多様な地域間学術ネットワークをさらに強固にしたい。
日米韓の専門家、マスコミ関係者、外交政策関係者で構成された中小規模のセミナーを定期的に開催し、年1回の国際シンポジウムを開催することで、研究者だけではなく、広範囲にわたるネットワークの拡大に努める。そのために、早稲田大学日米研究所では、日本、韓国、米国をはじめとする海外地域の研究所と体系的な連携を通じて本事業を進める。具体的には、以下の7つの分野におけるネットワーク構築を行う。
①日米韓安全保障協力分野の専門家ネットワーク構築
②東北アジアの経済安全保障分野(エネルギー·サプライチェーン)の専門家ネットワークの構築
③日本の外交官OB及び外交分野の実務家、マスコミ関係者のネットワーク構築
④日韓相互理解のための文化交流分野の専門家ネットワーク構築
⑤次世代日米韓研究者ネットワーク構築
⑥SDGs実現のための次世代在日韓国人研究者ネットワーク構築
⑦在日朝鮮族研究者ネットワーク構築