KEEP PEACE AND JUSTICE

平和と正義のブックフェア

世界はもっとやさしくなれる

vol. 2

世界は戦争にあふれている

日本はずっと世界の戦争に無関心でいられたかもしれないけれど、もはやそれは許されない。

憲法9条に守られ、日本は世界の紛争に派兵することは戦後一度もなかった。

しかし、日本は戦争ができる国へと大きく舵を切り始めた。2015年に集団的自衛権を容認する憲法解釈の変更が閣議決定され、2016年には安保関連法が成立した。日本の自衛隊が「集団的自衛権」の名のもとで紛争に介入する可能性が一気に拡大したからだ。

戦争を放棄した国から、戦争ができる国へ。戦争は私たちの人生をどう変えるのだろう?

戦争の可能性を考えることは、数年前だったらリアルに思えなかったかもしれない。今も、きっとほとんどの人にとってはそうだろう。だけど、想像力をめぐらせ、知識をひろげ、考えてみたい。

戦争はなぜ、どうやって始まるのか?なぜ人は憎しみをつのらせ、人を殺すことを許してしまうのか?残虐な行為のあとに、人びとはどうやって平和を築いてきたのか?戦争を回避する道はないのか?9条は日本に何をもたらしてきたのか?

グローバル・コンサーン研究所は、2014年に「平和と正義のブックフェア 世界はもっとやさしくなれる」を開催し、大変な公表を博しました。安保関連法が成立した現在、戦争を直視し、平和への実現の道を考えることはいよいよ重要になっています。前回の企画以降、この問題に関する出版も多くなされてきました。そこで今年は新刊書も加えた第二弾を開催し、改めて、平和と正義について考えたいと思います。

日本が戦争のできる国へと大きく変容することは、日本の安全をより確保することになるのでしょうか。それとも、平和をおびやかすものになるのでしょうか。その答えは、多くの本との対話を通じて、あなた自身で見つけだしてください。


開催日時:2016年6月1日-7月15日