「BIG4編、最新話まで読んでますよね?」と、運営に聞かれた気がした。
ライブに参加していない人からすれば「なんのことだ?」かもしれないが、ライブに参加したマネージャーの同僚諸君はなんのことかすぐにわかっただろう。そう、今回のライブで初披露された月ストの新曲「最愛よ君に届け」のことだ。
あの曲が流れた瞬間、私はただ新曲であることに驚き、初披露を聞けるという喜びでいっぱいだった。察しの悪い私はそのままその曲を聞き終えたわけなのだが(ちゃんとフォーメーションを見とけよ、と今なら思うが……)、その後のMCで琴乃1人と、渚を中心とした4人というフォーメーションがBIG4編の最新話の状況を表している、ということを聞き、激しい後悔に襲われた。ネタバレになるため詳しいことは伏せるが、BIG4編の最新話を読んでいるのといないのでは、現地で「最愛よ君に届け」を聞く価値が全く違うのだ。
Day1終演後からDay2開演まで間にBIG4編を一気に読み、Day2で再び「最愛よ君に届け」を聞いた後の、今の私が言うのだから間違いない。この経験から、私はこれからアイプラのライブに参戦しようと言う同僚諸君に声を大にして伝えたい。
ゲームのメインストーリーは最新話まで読んでからライブに行け!
さて、最も重要なことを伝え終わったところで、ライブを振り返りを始めようかと思う。最高すぎて記憶が曖昧だが、まあ書いていれば思い出すだろう。
トップバッターは星見プロダクションで、「Fight oh! MIRAI oh!」と「IDOLY PRIDE」だった。
ライブでも何度か聞いたことのある曲だったが、やはり盛り上がる。それと、何様だという話だが、星見プロダクションはライブに行くたびにパフォーマンスの質が上がっているのも良かった。
星見プロダクションの楽曲は10人が歌いながら、踊りながら次々にフォーメーションを変えていくため、普通の歌うだけでも大変だろうに、星見プロダクションの面々はライブのたびに前回を越えるパフォーマンスを見せてくれるのは本当にすごいというほかない。
私のイチ推しユニットはトリエルだが、星見プロダクション(=月スト、サニピ)の応援も続けていこうと思わせてくれる素晴らしいパフォーマンスだった。
これは完全に私の好みが出ているが、やっぱりリズノワは最高だった。
特に私は、アイプラライブの参加したのが昨年立川ステージガーデンで行われたVENUS STAGE 2022 “約束” からだったので、リズノワが全員そろっているのを見るのは今回が初めてということもあり、Day1はリズノワが全員そろうということが決まった時点から特に楽しみにしていたのだ。今まで私が見てきたアイプラライブでのリズノワは、こころと愛のアレンジバージョンなどで曲を披露しており、メンバーがそろっていない状況ながら、それを感じさせないパフォーマンスを見せてくれていたのに、それが全員そろったらどうなっちゃうんだよ、と。そして星見プロダクションが終わるやいなや始まったリズノワの番。夏開催というこで予想通りの「Blue Sky Summer」からの「セカイは夢を燃やしたがる」。中の人がSphereということもあり、圧倒的パフォーマンスで魅了する4人の姿は、作中のLizNoirそのものだった。言いすぎだろって?言いすぎじゃない(断言)。そこには確かにリズノワの4人がいたのだ。が、この後のMCで昔Sphereを追っていた友人の「Sphereは芸人」という言葉の意味を理解することになるのだが……。
さっきから最高しか言っていないが、全部最高だったのだから仕方がない。
ただ、個人的にはこのトリエルパートがDay1で1番熱かった。完全に推しだからなのだが、こればっかりは許してほしい。何を隠そう、私はトリエル推しであり、その中でも優推しなのだ。
そして今回の新曲「ひめごとリップ」は優がメインと言ってもよい曲。推しのユニットの推しメインの曲という私を狙撃してきたような新曲に、無事発狂していた私はあまりはっきり覚えていないのだが……唯一覚えていることは、やっぱりトリエルは何度見ても最高だ、ということだ。
スリクスが来る以上、新曲の「So What?」をやる可能性はあったし、期待もしていた。ただ、まだゲームサイズしかない曲だし、やらないかもな、とも思っていた。だって前回トリエルは直近の新曲「チョコラブッキス」をやらなかったし(ちなみに時期じゃないからやらないだろうなとは思っていたが、やっぱり今回もトリエルは「チョコラブッキス」をやらなかった)。
そんな予想を裏切るように流れた「So What?」のイントロに、トリエルですっかりエネルギーを使い果たしたはずの私も、思わず叫んでいた。待ちに待った(実装からそこまで日は経っていないはずなのだが)「So What?」のフルを聞けるのだから、叫ぶのもしょうがないだろう。
最高だったことしかもう思い出せないので、運営様、早くフルを下さい。
それにしてもスリクスは毎回私を驚かせる。最初にライブに来たときだって、事前には出演することになっておらず、突然「BangBang」のイントロが流れて驚かされたのを、今回の「So What?」で思い出した。
後、曲とは関係ないが、miho役の村川梨衣さんが、mihoさんっぽくするためにMCで村川さんとは思えないほどもの静かだったのが、アイマス(ミリオン)での村川さんを知っている私としてはちょっと面白かった。
スリクスのMCが終わった後、その日2回目の、聞いたことのないイントロが流れた。
トリエルの初公開の新曲「ひめごとリップ」と、スリクスのフルとしては初公開の新曲「So What?」で完全に今回の新曲披露は終わっただろうと思っていた私は、正直なにか既存の曲のイントロがアレンジされているだけかな?と思っていたのだが、まさかの新曲だった。
「一つのライブで何個新曲出すんだよ!」と心の中で嬉しい悲鳴を上げつつサニピのオレンジにペンライトの色を変えていると、「Oh〜Oh〜Oh〜Oh〜 みんなも一緒に!」という声が聞こえるではないか。「え?新曲を俺たちが歌うのか?」と一瞬困惑したが、私もアイマスライブでそれなりの場数を踏んできたオタク。なんとかその次から声を出した。
新曲で観客に歌わせる曲、それが「Hi5でピースサイン」だ。正直めちゃくちゃ楽しかったのでまたライブでやって欲しい曲である。その後は「EVERYDAY! SUNNYDAY!」「サマー♡ホリデイ」と続き、大いに盛り上がった。やっぱりサニピの曲は盛り上がる。
コロナが緩和されて声出し解禁となったことに感謝したい。
「最愛よ君に届け」については冒頭で触れたので割愛するとして、「恋と花火」と「The One and Only」について。
サニピもそうだが、星見組(ストーリー上、今はみんな星見プロダクション所属なので正しい表現か分からないが)はダンスがいい。今回私はスタンドから見ていたので、全体が見えていた。右から左、左から右と少しずつタイミングをずらして同じ振り付けで踊るところ(言葉にするとめちゃくちゃわかりにくいが……)が個人的にはめちゃくちゃ好きだ。
これは友人の受け売りだが、ゲームのMVもフリーカメラにして欲しい。
最後は各ユニットの代表曲(異論は認める)ラッシュ。
「Shock out, Dance!!」「月下儚美」「Shining Days」「Aile to Yell」「BangBang」おそらくだがこれらは、各ユニットの最初期の曲だろう。
そしてその後に「サヨナラから始まる物語」。
各ユニットの代表曲の後に、「IDOLY PRIDE」と並んでアイプラを象徴する楽曲を持ってくる。改めて見ても良いセトリだ(いや何様だよ、って話だが)。
私はアイマス界隈から来ているので、まあ違和感はない(アイマスライブではアンコールが前提のセトリとなっている)のだが、今回アイプラライブでアンコールがあった。
いや、前からあったのかもしれないが。と思って今回のパンフレット(地味に始めて公式が過去のライブのセトリを公開している気がする)で見たところ、前回もアンコールはあったらしい。行ったはずなのにさっぱり覚えてない……。
まあそれはそれとして、アンコール後は「Gemstones」「The Sun, Moon and Stars」の星見プロダクション曲2曲に続き、1周年のリーダーズ曲「人はそれを”青春”と呼んだ」からのfranを加えての2周年のリーダーズ曲「友達だよいつの日も」でライブは幕を閉じた。
いいライブだった、という余韻に浸る間も無く、次のライブの情報が出たと思ったら、まさかのライブツアー。正直そんな規模でライブをしてくれるとは思っていなかったので驚いた。
ただ、流石に日曜開催で北海道や大阪に行くのは正直きつい。めちゃくちゃ行きたいけど。できれば配信とかが欲しいなあ、というのが正直なところである。
Zeppって配信とかできる設備あるんだろうか?Zeppとは縁のない人生だったので、知ってる人がいたら教えて欲しい。
最高だったけどゲームのメインストーリーを最新まで見ていかなかった私はアホ。
これからアイプラライブに参加する人は、絶対メインストーリーは最新話まで見てから参加することを強くおすすめする。