●ドナー登録者数の現状

白血病といった血液疾患の患者の中には骨髄移植をはじめとする造血幹細胞移植を必要とする方がいます。造血幹細胞移植には移植ドナーが必要です。

非血縁者間造血幹細胞移植ドナーの仲介は、主に日本骨髄バンクが担っており、全国のドナー登録者数は545,422人(2023年4月現在)で、「骨髄バンクに登録している患者のうち約6割しか提供できていません」1)。

静岡県の骨髄バンクドナー登録者数は、対象人口千人あたりにおける登録者は6.05人で全国のワースト5を争う状況が続いています。

「提供できる年齢の上限が55歳までであるため、なるべく若いうちに登録していたほうが適合する可能性が高くなり、また若いドナーから移植を受けたほうが患者の治療成績が良い」1)と言われています。しかし、全国の10代(18~19歳)ドナー登録者の割合は0.8%、20代ドナー登録者の割合は16%(2023年4月現在)であり、静岡県の10代(18~19歳)ドナー登録者の割合は0.1%と全国よりもはるかに低い状況があります。