NPO法人茨城県断酒つくばね会は、アルコール依存症を抱える当事者および家族やパートナーが病気と向き合い、病気からの回復と人としての成長を目指して断酒活動に取り組む自助グループです
NPO法人茨城県断酒つくばね会は、アルコール依存症を抱える当事者および家族やパートナーが病気と向き合い、病気からの回復と人としての成長を目指して断酒活動に取り組む自助グループです
断酒会とは、アルコール依存症や酒害問題を抱える人たちが集まり、お互いに励まし合い、断酒を継続していくための自助グループです.
断酒会の活動は、主に「例会」と呼ばれるミーティングが中心です.例会では、会員同士が酒害体験や自分自身について率直に語り合い、聴き合うことで、断酒を継続していきます.
断酒会では、体験談を語ることで、過去の自分自身や、同じ悩みを抱える仲間を見つけることができます. また、体験談を通じて、お酒を断つことで落ち着いた人生を送れるという希望や、仲間との一体感と自覚が生まれ、その気持ちが断酒の継続の原動力となります.
~体験談に始まり、体験談に終わる~
例会は、どなたでも自由に参加できる、お酒をやめ続けるための活動です.
例会では、参加する一人一人が酒害体験と自分自身を率直に語り、同じアルコール依存症を抱え、日々立ち向かっている仲間(本人・家族・パートナーなど)の体験談を聴くことに終始します.
例会に出席し続け、体験談を語り聴くことを繰り返す中で、これまでの自分を見つめなおし、アルコール依存症から回復するとともに、お酒に人生を委ねない新しい生き方をみつけられるようになります.
例会日程/開催会場で日時・場所等をご確認の上、当日会場までお越しください.
初めて例会に参加する場合や、断酒会・例会参加について確認・相談したい場合は、事前に各断酒会/連絡先の会長まで連絡をお願いします.
例会のながれ
例会会場に入ったら、初めての方は各例会会場の会長にお名前をお伝えください.
会場により大小の差はありますが、茨城県断酒つくばね会の例会では、数名から十数名程度の断酒会員が集まり、1時間から2時間の間に、酒害体験を語り、そして仲間の酒害体験を聴くことに徹します.
体験談は「言いっぱなし」「聴きっぱなし」 です.例会で話された体験談が外に持ち出されることはありません.
例会のおおまかな進行は以下のとおりです.
✅はじめに「断酒の誓い*」を唱和します
✅司会者(会長等)が順次発言者を指名します
✅指名されたら、はじめに自己紹介をしてからご自身の酒害体験をお話しください(発言したくないときはあいさつだけでもかまいません)
*「断酒の誓い」をわかりやすく説明したものとして全日本断酒連盟の「指針と規範」があります.断酒活動を実践する上でとても重要な内容がまとめられていますのでぜひ一読ください.
例会出席のたいせつさ
例会に出席して、酒害体験を素直に話すと、周りのみんながそのことを理解し、認めてくれます.ここから、みんな同じお酒に悩み苦しんでいる仲間だという一体感が生まれてきます.
例会に出席し続けることにより、自分は酒をコントロールできない、自分だけが違うのではなく、みんなと同じ依存症なのだという自覚が心に生まれてきます.
この「一体感」と「自覚」が断酒継続の原動力になります.
お酒に悩んでいる方は、一人で悩まずに例会の扉をたたいてみてください.自分自身が変わろうと行動を起こすことが、断酒の第一歩につながります.
(全日本断酒連盟HPより一部引用)