サロマ湖の氷上観測を実施

2021年2月20日-3月1日

氷海環境研究室では2013年から毎年、2月下旬に10日間ほどサロマ湖での氷上観測を実施しています。サロマ湖はオホーツク海と繋がり、冬になると全面結氷する日本で3番目に大きい湖です。そのため、氷が海氷と似た構造になり、障害物のない広大な氷の大地へと変化します。このような環境が極地と似ているため、冬のサロマ湖は日本から多くの研究者,大学がこの時期に訪れて海氷に関する基礎研究や、南極地域観測隊の事前演習をするフィールドとなっているのです。

研究室ではスノーモービルに乗り、1km毎にある毎年決められた場所で氷の厚さ、積雪深、海水の塩分などを調べることで気候変動の調査に役立てています。また、マイクロ波放射計による海氷の性質を調査する基礎実験やドローンを使い、氷の厚さを計測する実験を今年は実施しました. そして、今年もサロマ湖の夕日は美しかったです!                      

 (M2 佐藤)

スノーモービルに乗る学生

マイクロ波放射計による実験の様子

サロマ湖の美しい夕日

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