日本赤十字広島看護大学大学院

共同看護学専攻博士課程

百田武司(研究指導教員)

博士課程紹介

共同看護学専攻(博士課程)は、2016年4月に、日本赤十字北海道看護大学、日本赤十字秋田看護大学、日本赤十字豊田看護大学、日本赤十字広島看護大学、日本赤十字九州国際看護大学の看護学研究科に博士課程の共同教育課程として設置されました。共同看護学専攻では、赤十字が培ってきた看護独自の知識や技術を体系的にかつ柔軟に用いるとともに、5大学が協働して、「人道(humanity)」に基づく看護活動をもとに知の集積・構築を行いながら、専門領域の垣根を越えてあらゆる看護現象に対してアプローチすることができる研究者・教育者・実践者など、看護の発展に寄与できる人材の育成に取り組んでいきます。


教育課程編成の特色

本共同看護学専攻は、つぎの取組みを特色とした教育課程を編成し、教育・研究を行います。 

1. 課程制大学院の趣旨に沿った教育課程・研究指導

コースワークと研究指導を有機的に連携させた教育を行い、コースワークが研究指導の基礎となるよう科目の内容を設定します。具体的には、コースワークにおいて多様な研究方法を学ぶ機会を提供し、学生が必要とする研究方法を選択し、学修できます。また、各自の研究課題に関連した内容をコースワークとして設定している授業科目のなかで取り上げます。


2. オムニバス科目による効果的な教育の実施

博士課程で看護学を学ぶうえで必要とされる知識や研究方法等を修得できるよう、様々な領域の専門家を含めたオムニバス形式で科目を設定し、高い教育効果が得られるよう実施します。異なる大学に所属する教員が、オムニバス形式の科目を担当する場合は、事前に大学間を専用のひかり回線で結ぶテレビ会議システムで打ち合わせを行うことにより教育の質を保証します。また、異なる大学に所属する学生であっても、前述のテレビ会議システムを活用することにより、直接、対面しながら行う授業と同等の授業をリアルタイムに受けられます。


3. 多彩な教授陣による研究指導体制

研究指導科目は、「特別研究」として、単位数(必修8単位)を設定しています。演習を踏まえた主研究指導教員からの対面による個人研究指導だけでなく、Web会議システムの利用により、他の5大学の副研究指導教員による個人指導や集団指導が受けられることも本教育課程の特色です。


百田武司(研究指導教員)の指導体制について

研究指導は、百田の個別指導の他、共同看護学専攻の特色である、共同看護学専攻の5大学の副研究指導教員の指導も受けることができます。また、百田は、2013年度から本学大学院修士課程老年看護学分野で研究主指導教員として担当し、2016年度の共同看護学専攻博士課程開設時から博士課程の研究指導教員として、博士課程の院生の指導も行っています。そのため、修士課程と博士課程の院生、それに修了生も参加する合同のゼミを定期的に行い、それぞれの研究に関して発表し、参加者全員で検討しています。