公開シンポジウム

希少種を認識する・同定する・保全する

-両生爬虫類をモデルとした取り組み-

生物多様性の低下は今や地球環境の持続的な維持・利用を脅かす重要な問題であると認識され,種の絶滅防止が国際的にも喫緊の課題 となっています.絶滅のおそれのある生物種をそのリスクの大きさに基づいて認識し,また,絶滅危惧種を他の種と見分けることは種 の保全への最初の一歩です.本シンポジウムでは絶滅危惧種を含む野生生物を誰もが見分けることができ,種の識別がもっと身近にな る・生物の保全に役立てられる社会を目指して,両生爬虫類をモデルとして現在行われている取組みを紹介するとともにさらなる課題 を発掘していきたいと思います.

  • 開催日時:2021 年9月18日(土)17:30~19:00

  • 参加費無料,事前申し込み不要(先着500名).

第60回大会参加者に限らず,どなたでも参加いただけます.

  • Zoom を使用し,下記ミーティングルームで開催します.

シンポジウム会場

9月18日(土)17:00ごろ開場

プログラム

  1. 趣旨説明

琉球大学熱帯生物圏研究センター 戸田 守

  1. 希少種保全の法令の概要と最近の摘発事例

環境省自然環境局野生生物課 早瀬 穂奈実

  1. AI 技術を用いた形態が類似する生物の識別法開発

東海大学生物学部 鈴木 大

  1. 遺伝子を用いた簡易識別法の開発

京都大学地球環境学堂 鈴木 智也

  1. DNA バーコーディング参照配列の整備に向けた取り組み

戸田 守

  1. 総合討論

パネリスト

  • 琉球大学教育学部 富永 篤

  • ばいかだWILD-PHOTO 徳田 龍弘