概要

京都市立高等学校では、高等学校におけるキャリア教育の一層の推進が求められる中、生徒の将来の進路目標に応じた特色ある教育活動を実践展開し、その期待に応えてきています。

高等学校コンソーシアム京都では、インターンシップの推進、社会人講師及び大学教員の招聘など、産業界と高等学校との連携、大学と高等学校の連携を中核的事業として、市立高等学校で学ぶ生徒の勤労観・職業観や進路意識の高揚、起業家精神の涵養を目指し、「産学公」連携を推進してまいりました。今後も当コンソーシアムは、産学公連携の要として関係機関と市立高校をつなぎ、多機関協働による新たな学びの創出や、探究活動の取組・実践を市立高校全体に拡げていきます。

1.設立

 設立日 平成12年3月27日

設立目的
市立高等学校と産業界及び大学との連携を深めることにより、京都経済界の活性化に寄与し得る人材の育成、大学の振興及び市立高等学校の一層の活性化を図る。
事業内容として、インターンシップ、産業界との連携(産学連携)、大学との連携(高大連携)を推進していくことによって、市立高等学校の教育活動を支援する産学公の組織とする。


2.組織構成

 経済団体関係(京都商工会議所、京都経営者協会、京都経済同友会、京都工業会)、大学関係(大学コンソーシアム京都)、京都市立高等学校長会、京都市教育委員会、京都市産業観光局の関係各位による協力のもと、運営委員会、ワーキング部会を構成しています。

また、オブザーバーとして京都府教育委員会、京都機械金属中小企業青年連絡会(機青連) の参加を得ています。


3.沿革

   

高等学校コンソーシアム京都 沿革

          *印は,京都市立高等学校の改編など


平成12年3月

○「高等学校コンソーシアム京都」設立(3月27日)

 平成12年5月

○アンケート調査の実施

・高校生インターンシップに関して,企業ニーズを把握するためにアンケート調査を実施

平成12年7月

○インターンシップ受入先の紹介と調整

・平成11年度より試行している洛陽工業,伏見工業高等学校のインターンシップについて,学校のニーズに応じた受入企業の紹介及び調整を実施

平成13年4月~平成14年3月

○産学連携事業の推進

・教員の企業派遣研修先紹介と受入先のコーディネート

・定時制進路指導主事研修講座や伏見工業高等学校の授業への社会人講師の派遣及び紹介

平成13年5月

○企業訪問の実施

・産業界の連携の強化を進めるため,120社を超える企業を訪問し,情報交換や市立高校生のインターンシップを拡大するための協力要請を実施

平成13年7月

〇京都府高等学校ロボット大会への協賛を企業へ依頼

平成13年12月

○インターンシップ関係の冊子の作成

・インターンシップの内容充実を図るために,「生徒用インターンシップ・ガイドブック」「教員用インターンシップ手引書」を作成し,市立高等学校に配布

平成14年1月

〇第9回 京都市立高等学校ロボット競技大会

 ・主催:京都市立高等学校工業教育研究会

 ・第9回より高等学校コンソーシアム京都が協賛

平成14年2月

○西京商業高等学校新学科設置に向けた支援

・西京商業高等学校の学科改編に伴う教育課程と教材作成の検討に対

し,側面支援を実施

平成14年5月

○積極的な企業訪問スタート

・積極的に企業を訪問し,経営者やインターンシップ指導担当者と直接,意見交換を行い,今後の問題点や改善点を明確化

平成14年6月

○京都高大連携研究協議会準備会への参画

・高大連携に向けた取組(大学コンソーシアム京都との連携)

平成14年 7,9,11,12月

○社会人講師の紹介および派遣事業の実施

平成14年9月

○第7回 京都府高等学校ロボット大会

 ・主催:京都府公立高等学校長会工業科部会

  共催:公益財団法人 京都産業21

  主管:京都府高等学校工業教育研究連絡協議会

 ・第7回より来賓として出席

平成14年10月

○西京高等学校新学科「エンタープライジング科」発足に向けた支援

・1年次から卒業までの3年間に産業界,大学との連携を体系的に行うための側面支援

平成14年11月

〇「企業用インターンシップ手引書」作成

・企業側からの意見や要望を参考に「企業用インターンシップ手引書」を作成し,インターンシップ受入企業へ配布

平成15年4月

*西京商業高等学校の校名を西京高等学校に改称

・未来社会創造学科エンタープライジング科を創設

平成15年5月

○高大連携事業の推進

・大学コンソーシアム京都が「京都高大連携研究協議会」を設立

・府立・市立・私立高校の参画により発足し,高等学校コンソーシアム京都事務局長が運営委員に就任

平成15年8月

○産学連携事業の推進

・精華町にグランドオープンした「私のしごと館」の教育部会委員に高等学校コンソーシアム京都事務局長が就任

○21世紀型教育コンテンツ開発委員会への参画

平成15年11月

○「Joint S&E Forum」スタート

 ・生徒発表,講演,企業経営者と高校生との懇談会を行う新規事業

 ・主催:京都洛南ライオンズクラブ

共催:高等学校コンソーシアム京都

・参加校3校(西京,洛陽工業,伏見工業高等学校)でスタート

平成16年2月

〇「高大連携教育フォーラム」スタート

 ・主催:京都高大連携研究協議会

平成16年4月

○社会人講師の紹介および派遣事業の実施

・京都市立高等学校新規採用教員研修会,京都市立高等学校教頭研修会へ社会人講師を派遣

平成16年7月

○産学連携事業の推進

・京都府産業教育振興会への参画

・京都商工会議所 地域活性化推進委員連絡会議への参画

平成17年1月

〇第12回 京都市立高等学校ロボット競技大会

 ・第12回より高等学校コンソーシアム京都からの表彰を開始

平成18年1月

○京都市立高等学校工業教育研究会「生徒発表会」

・平成17年度より協賛

 ・参加校2校(洛陽工業,伏見工業高等学校)

平成18年4月~ 平成19年3月

○伏見工業高等学校デュアルシステム支援事業

・伏見工業高等学校昼間定時制システム工学科キャリア実践コースで実施するデュアルシステムを支援するため,高等学校コンソーシアム京都事務局に作業チームを設置

・京都商工会議所,京都経済同友会,京都経営者協会,京都工業会等の経済団体等にも協力をいただき,企業の新規開拓を実施

平成18年9月

平成19年1月

○地域活性化推進委員連絡会議への参画

・「『伝統と先進の共生』プロフェッショナル探究型キャリア教育」事業

・「京都市スチューデントシティ・ファイナンスパーク」事業

・「京都こどもモノづくり」事業

平成19年2月

〇高等学校コンソーシアム京都ホームページの開設

平成19年4月

*伏見工業高等学校昼間定時制システム工学科キャリア実践コースを設置

平成19年11月

○産学連携事業の推進

・京都中小企業展「テクノ新選組!!」への出展

・各校のインターンシップの取組紹介を高等学校コンソーシアム京都として展示

・伏見工業高等学校キャリア実践コースへの協力依頼パンフレットの配布

平成19年11月

○「第5回Joint S&E Forum」

・第5回より府立高校(桂,京都すばる,田辺高等学校)も参加

平成21年4月

○伏見工業高等学校昼間定時制システム工学科キャリア実践コース

・「企業長期研修」開始

平成22年3月

○「高等学校コンソーシアム京都」設立10周年記念式典 挙行

〇「高等学校コンソーシアム京都」設立10周年記念誌 発行

平成23年1月

〇「大学入試センター試験シミュレーション」スタート

・参加校2校(塔南,日吉ケ丘高等学校)でスタート

・開始年度より高等学校コンソーシアム京都が協賛

平成23年3月

*洛陽工業高等学校定時制 閉制

平成23年8月

〇「京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)グローバルリーダー育成カップ高校生部門」

・主催:グローバルリーダー育成協議会

協賛:京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー

事務局:京都市教育委員会,高等学校コンソーシアム京都

・平成23年度,24年度の2年間実施

平成24年2月

○京都市立高等学校教育研究会工業部会「生徒発表会」

・教科研究会の名称の変更

平成24年8月

〇「京都学生人間力大賞 高校生版」

 ・主催:京都青年会議所  

・審査員として参画

・平成24年度,25年度の2年間実施

平成25年2月

○「Kyoto Girls & Ladies Forum」

・主催:京都高大連携研究協議会,高等学校コンソーシアム京都

平成25年12月

○「ガールズキャリアトークin 京都」スタート

・「Kyoto Girls & Ladies Forum」の後継事業,平成26年度まで実施

平成26年5月

〇「京都市立高校グローバルリーダー育成研修」スタート

・事前研修,教育長表敬訪問,事後研修の支援

平成27年2月

〇「京都市立高等学校英語プレゼンコンテスト」スタート

 ・主催:京都市立高等学校教育研究会英語部会,京都市教育委員会,高等学校コンソーシアム京都

平成27年11月

〇「第13回 Joint S&E Forum」

・第13回より市立大原小中学校も参加

平成28年2月

〇「ガールズキャリアトーク」スタート

 ・主催:京都高大連携研究協議会

共催:高等学校コンソーシアム京都

 ・「ガールズキャリアトークin 京都」の後継事業,平成28年度まで実施

平成28年4月

*京都工学院高等学校 開校

平成28年4月

〇運営委員会・ワーキング部会

・平成28年度より京都工学院高等学校が入会

平成29年3月

*伏見工業高等学校昼間定時制 閉制

平成29年4月

〇運営委員会・ワーキング部会

・平成29年度より塔南高等学校が入会

平成30年2月

○「ワーク・ライフトーク」

・「ガールズキャリアトーク」の後継事業

平成30年3月

*洛陽工業高等学校 閉校

*伏見工業高等学校全日制 閉制

平成30年4月

〇運営委員会・ワーキング部会

・平成30年度より日吉ケ丘高等学校が入会

平成30年11月

○「高大社連携フューチャーセッション」スタート

・「ワーク・ライフトーク」の後継事業

平成31年3月

〇塔南高等学校 学校運営協議会発足

 ・オブザーバーとして参画

平成31年4月

〇塔南高等学校のサポートボードとして参画

令和2年3月

〇「高等学校コンソーシアム京都」設立20周年記念誌 発行

令和3年7月

〇京都奏和高等学校 インターンシップ実施

令和3年8月

〇設立20周年記念事業「次世代スタートアップ1DAY」開催

 株式会社ハタプロ 代表取締役 伊澤 諒太氏

令和4年3月

〇リレー講演会開催

 いろは出版株式会社 代表取締役 詩人 木村 行伸氏

令和4年5月

〇「コンソ・ニーズタンク」の運用開始

令和4年8月

〇「スタートアップ1DAY ~新たな一歩を~」

 「いろは出版」訪問、「QUESTION」訪問 開催

令和4年10月

〇運営委員会主催「京都奏和高校訪問・懇談会」開催

令和5年 月

〇「スタートアップ講演」推進事業 開催(堀川高校)