NPO法人HpRunは、前身のASTの立ち上げから現在までランナーのように成長してきました。その移り変わりを紹介します。
中学校・高等学校の運動部活動は活動時間の制限や活動場所の関係上、傷害リスクが高いという社会課題と、中学校・高等学校における運動する者と運動しない者の二極化が進行しているという社会課題に対して、意欲に合わせて自由に参加でき、また故障しにくい練習を行う陸上競技・ランニングクラブとして、2020年に「AST」(Athletics Special Training)を立ち上げました。
ASTは、競技力を向上させたい選手とそれにこだわらないランナーの双方が陸上競技・ランニングを楽しめる環境の実現を目指して活動していました。その活動の一つにランニングで旅をする「旅ラン」というイベントがあり、この活動の中で環境教育やビーチクリーンなどに取り組んでいました。若者の立場から身近な手法で社会貢献活動を実践するこの活動を発展させ、その理念によって社会課題の解決に寄与するため、2022年にASTをNPO法人化することを目指し、団体名称をASTから「HpRun」(Health promotion Running)に変更しました。その後、NPO法人化に向けて試行錯誤し、目指してから2年間が経過した2024年に「特定非営利活動法人HpRun」が成立しました。(2025年に法人名変更)
現在、NPO法人HpRunは「学生×社会課題解決×スポーツ」をテーマに、スポーツの振興と社会貢献活動推進のため、HpRunClubの運営や、身近な取り組み方で環境の保全を図るイベントの開催などを行っています。