私たちは、2016年に訪問看護BCP研究会を立ち上げ、訪問看護事業所におけるBCPの特性や具体的な内容等の調査・研究を行ってきました。訪問看護事業所におけるBCP策定のガイドになる内容や平時の取り組みについて検討し、BCP策定の支援ガイドや研修事業などを行うことを目的に活動している研究会です。
パンデミックや大規模自然災害が発生しても、あらかじめ時系列で何が起きるのかを予測し、それぞれにふさわしい対応について検討しておくことで、優先業務を継続させることが可能になります。当研究会では、BCPの全体像、すなわちBCPで決めなければならない項目とそれらの全体構成をできるだけシンプルかつ統一的に整理・理解するための「リソース中心」の考え方と、それに基づいたBCP作成の枠組みを考案しています。
2025年4月、訪問看護BCP研究会編『訪問看護事業所のBCPとBCM―はじめての策定から見直しまで―』(日本看護協会出版会)を刊行し、訪問看護事業所におけるBCPの初めての策定から訓練・見直し、事例を含むBCM実践までをわかりやすく解説しました。
https://www.jnapc.co.jp/products/detail/4291
日本赤十字看護大学 看護学部 地域看護学
教授 石田 千絵
東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻
准教授 菅野 太郎
ケアプロ在宅医療株式会社
代表取締役 金坂 宇将
ケアプロ在宅医療株式会社 ケアプロ訪問看護ステーション
バックオフィス部門 岡田 理沙
日本赤十字看護大学 看護学部 地域看護学
准教授 井口 理
純真学園大学 看護学科
准教授 西田志穂
奈良県立医科大学 医学部 看護学科
准教授 堀池 諒
日本赤十字看護大学 看護学部 地域看護学
講師 佐藤太地
東京科学大学 保健衛生学研究科
看護管理・高齢社会看護学分野
佐藤潤
一般社団法人 Ma soeur
川口奏子