アポイ岳

ジオパーク巡検

2023

9月8日から10日まで巡検に行ってきました!今回の巡検はGROUND恒例のアポイ岳巡検です。書いたのは巡検をしてから日が経っておりますが、筆者はまだ最近のことのように感じております✌

では思い出を振り返っていきます。

1日目

午後8:40頃、出発し、翌日の午前1:30頃に一台目の車(合計2台の車で行きました)が宿泊地に到着しました。筆者は車内でずっと寝ていました。非常によく寝ることができました。運転をして下さった方々、改めてお礼申し上げます。

この日は宿泊地に着いてからすぐに寝たため、特にこれといった活動はしませんでした。

2日目

午前7:30頃に起床しました。眠いのでもう少し寝たかったです。夜は暗くて見えませんでしたが、宿泊したキャンプ場にはかんらん岩がいっぱい敷いてありました。先輩方からダナイト、ハルツバージャイト、レルゾライト、斜長石レルゾライトの見分け方を教えていただきました。

そのあと先生方と合流し、早速、所謂巡検というものが始まりました(巡検自体は自宅を出た時から始まっておりました)。

思い出をすべて書き綴るのもいいとは思いますが、あまりにも多いので抜粋して一つ書こうと思います。

ダナイト観察地にて

露頭観察のため斜面を下り、岩肌に降り立ちました。ダナイトとハルツバージャイトの境界が見える場所を探しました。なかなか見つかりませんでしたが、引き上げて帰る途中に先輩が見つけました✌

皆さん、雨で周りはビショビショになってしまいましたが、心の中は晴れ晴れとしておりました。

筆者はこの日の夜に岩に躓いて転倒しました。回転の中心は膝の辺りにありました。岩の大きさは直径60cm以上はあったと思います。この後、皆様の支えもあり、怪我も大きなものとはならず、巡検に継続して参加できることとなりました。助けて下さった方々に今一度お礼申し上げます。皆様も夜道は足元に気を付けましょう。

加害物のかんらん岩

3日目

昨日の怪我により大きな動きをできなくなったせいか、ぐっすりと眠ることができました。良い朝とまでは言えませんでしたが、それなりに良い朝を迎えることができました。この日の思い出も一つに絞って書くことにします。

中部地殻の痕跡が伺える海岸にて

トーナル岩質マグマによってできたものやチャート、黒雲母片麻岩が周りにあるシリマナイトを観察できました。そこで、泥岩または砂岩と火山性の岩石がくっついた境界を発見しました。どのようにしてこのようなことが起こったのかなどを考えるのは大変興味深かったです。

様々な地学的現象を解明していく上で今まで学んできたことをどのように組み合わせて考えるかということが非常に大切であり、巡検地においては会話のツールにも成り得るので、これを機にどのような作用が働けば観察した通りの結果になるのか日頃から考える癖をつけていきたいと思いました。

あっという間に巡検の時間も過ぎていきました。やはり、巡検は最高です✌

ご覧になっていただき、ありがとうございました。次回のブログもどうぞお楽しみ下さい。

それでは失礼致します。

黄金道路 一度は通ってみたい道路