9月1日・2日に道東火山巡検に行ってきました。屈斜路・摩周・阿寒の三つのカルデラと周辺の火山活動の現場を巡りました。
アトサヌプリ
硫黄、噴気、熱水と三拍子そろった活火山らしい火山でした。屈斜路カルデラの外輪山も見えていました。
硫黄山MOKMOKベースにあった模型を見て、「熊落し火口を作った噴火のエネルギーを求めたい!」と思いました。
活動している場所の驚くほど近くまで行けました。
硫黄の塊が見えています。
川湯
お湯が熱いせいか、pH2であるせいか、入っていると足が痛くなりました。
ビジターセンターにも行きました。道東の三つのカルデラを俯瞰できるジオラマを見ながら、先輩にその成り立ちを教えていただきました。
屈斜路湖・砂湯
湖のぎりぎりを掘ると日光によるものとは明らかに違う熱を感じました。
温水の出る湖畔の砂を掘っています。
展望台・摩周湖
西にアトサヌプリと屈斜路湖、東に摩周湖とカムイヌプリを望む展望台です。
大小二重のカルデラとプリニー式火口を一目に収められる光景は圧巻でした。
麓から見るのとはまた違う印象です。
霧がなくてよかったです。
阿寒湖
一日目の終わりには、ボッケのある散策路を歩きました。ボッケは普段より水分量が多かったそうです。
湖の浜には粘土質の白い石がたくさん落ちていました。
泥の中から熱い噴気が上がっています。
石が白いです。奥には雄阿寒岳が見えています。
二日目は朝から遊覧船に乗ってチュウルイ島へ行きました。
雄阿寒岳を間近で観察できました。
山を様々な角度から見ることができました。
オンネトー・湯の滝
林道を歩いて湯の滝のマンガン鉱床を見に行きました。
微生物のはたらきで今まさに鉱床が作られているところだそうです。
滝一面が酸化マンガンで黒くなっています。
まさに火山といった迫力ある面持ちです。
今年度最初の宿泊付き巡検でしたが、火山活動に思いを馳せる楽しい二日間となりました。この調子で、北海道の火山の制覇を目指したいです。