9月6~9日に毎年恒例のアポイ岳ジオパーク巡検に行ってきました。
新井田先生、島田先生、様似町の皆様のご協力のもと、多くのことを学ぶことができました!ありがとうございました!
一日目は札幌から様似までの移動がメインでした。様似に着いたあとはアポイ岳ビジターセンターを見学し、明日からの巡検に気合を入れました!
二日目は様似海岸エリアと日高耶馬渓エリアを中心に巡検を行いました。
夜は新井田先生の講演会と、その後に開催された懇親会にも参加しました。
新井田先生の解説を受けながらかんらん岩を観察しました。かんらん岩広場は何度訪れてもとんでもない広場です。
ハルツバージャイトの中のマグマチャネルを観察しています。
展望台からの景色と裏の崖を観察しました。
17Maに貫入したマグマが侵食作用を受け、残ったものが奇岩になっています。
奇岩が並んでいる向きにマグマが貫入したことがわかりました。
マグマが冷え固まる途中に移動が起きた証拠です。
転石のひん岩も観察しました。
ドーム状の褶曲が見られました。崖下の方は層状構造になっており、岩石がごちゃごちゃしていました。
海洋起源の角閃岩が内側に、大陸起源の片麻岩が外側に見られました。
ブーディン構造を観察しました。
三日目は幌満峡で幌満かんらん岩体の露頭を観察しました。観察できる岩石の変化が見られて楽しかったです。
かんらん岩の一種であるハルツバージャイトに、蛇紋岩の脈が入っているのを観察しました。
露頭のそばの転石を観察しました。
黒っぽい蛇紋岩脈が入っていました。
川のほうに下りて、かんらん岩の一種のレルゾライトの露頭を観察しました。
黒っぽいすじ状のシンプレクタイト構造が見られるものもありました。
いっしょに写っている岩石は様似のかんらん岩です。
浦河町でグラニュライトの観察を行いました。下部地殻で起きた部分溶融の痕跡を見つけることができました。
白い部分が部分溶融の痕跡です。
浦河町でランプロファイアの観察を行いました。苦鉄質の岩石に黒雲母が入っているのが不思議でした。
黒いつぶつぶが黒雲母です。