洞爺湖(西山火口)・昭和新山巡検2023

5月21日は、有珠山2000年噴火の際の災害遺構、昭和新山の巡検に行ってきました。

火山の作り出す地形を観察し、火山と人間の関わりについて考えました。

金比羅火口災害遺構

一枚目の写真は、2000年噴火の熱泥流によって流されてきた橋と熱泥流で埋まった温泉施設(やすらぎの家)です。

二枚目の写真は、2000年噴火の際に形成された火口に水がたまった火口湖です。有珠山の「有」を取って、「有くん火口」と呼ばれています。

一枚目の写真は、潜在ドームの形成に伴った隆起によって陥没地形に水がたまり、国道が沼になってしまった(西新山沼)様子です。水没した車や道路標識がリアルです。

二枚目の写真は、水道管の工事に使われていた重機が埋まってしまっている様子です。

昭和新山は、昭和19年(1944年)の噴火によって形成された溶岩ドームです。

山肌が赤いのは、土壌が溶岩の熱によって焼かれてレンガのようになった(火山レンガ)ためです。