細川研究室
23号館 114号室(研究室) 503号室(教員)
研究内容
当研究室では、コンピュータ/VLSI(超大規模集積回路)の設計やテストを自動化するためのCAD(コンピュータ援用設計)ソフトウェアの研究を行っています。簡単に言いますと、コンピュータハードウェアの回路設計、テスト、セキュリティ、故障診断などをコンピュータを用いて行うためのソフトウェアを研究しています。このコンピュータハードウェアの設計、テスト、セキュリティ、故障診断 問題を組合せ最適化問題として定式化し、その問題を現実的な時間で、かつ効率的に解くためのヒューリスティックアルゴリズムを考えだし、プログラミングし、計算機実験を行うことが、主な研究活動です。このような研究成果を学会、論文誌で発表していきます。
研究テーマ
<コンピュータの設計を題材にしたCADアルゴリズム・ソフトウェア>
コンピュータの面積・速度・消費電力などを最適化する問題を解く手法を研究
<コンピュータのテストを題材にしたCADアルゴリズム・ソフトウェア>
コンピュータのテストの品質・コストを最適化する問題を解く手法を研究
<コンピュータのセキュリティを題材にしたCADアルゴリズム・ソフトウェア>
コンピュータ設計データの機密事項を攻撃から保護する手法を研究
<コンピュータの故障診断を題材にしたCADアルゴリズム・ソフトウェア>
不良コンピュータの故障個所を正しく推定する問題を解く手法を研究
求める人物像
・CADソフトウェアに興味がある人
・理論的解析及びプログラム作成を厭わない人物
・コンピュータの中身(ハードウェア)に興味のある人物
・大学院に進学し、長期的にCADソフトウェアの研究をする人
・受け身ではなく、主体的に研究にチャレンジする意欲のある人
・協調性のある人
・ゼミ合宿、コンパ、ソフトボールなど研究行事を盛り上げてくれる人
・研究室に頻繁に顔を出す人
ゼミナール
ゼミナールでは、コンピュータハードウェアの設計、及びテスト、故障診断、セキュリティについて学びます。具体的には、前半は講義中心に進め、後半は輪講形式で担当者がパワーポイントを用いて発表し、全員で討論します。 また、実際に簡単なコンピュータを設計して、実際に実機で動作させる演習やCADソフトウェアを作成する演習も行います。これらを通じて、CADソフトウェアに関する理解を深め、その問題点を認識し、卒業研究への道筋をつけます。