高校生・受験生のみなさんへ

誰も見たことがない,何かをつくろう.

  まだ誰も見たことがない未来のテクノロジーを目指して研究しています.物理や数学をつかって生物や化学を理解したい,ロボットと生物の境界面を究めたい,分子スケールの機械を創りたい,新しい医用工学に興味がある,そんな方は是非一緒に研究しませんか.

  高校生へ向けたオープンキャンパス(8月)や学祭(10月,「たのしい科学・サイエンスへの招待」)で研究室公開をしています.あるいは,メールで連絡ください.

  機械をつくる過程は,所望の機能から必要な要素を決め,要素からシステムをつくる構成論的な考え方をする面白い科学領域です.機能から要素を決める設計(逆問題)や最も簡単に効果的に作るためには最適化問題を解く必要があります.これは数学と物理が基盤となります.くわえて,現実にものを作って示すためには材料を基盤とした科学が必要です.一方で生物を取り扱う科学では,まだ誰も見たことがない素過程や構成要素を追い求めるロマンがあります.これらの異なる取り組み方をする複数の学問領域を超えていく知恵と勇気を持つことで,生命を制御可能なシステムとして理解できるようになるのではないでしょうか.例えば,病気を治すということはどういう制御(操作)をしているでしょうか.

  近年では,遺伝子組換えや細胞工学などを用いて生物を再構成する取り組みも可能になってきています.組織再生工学や,機械論的,システム論的生物学など様々なキーワードで研究されています.こういった先端技術も,2,30年以上前に,世界の何処かで誰かが始めた研究からはじまっています.その「誰か」になるべく我々のグループでは,次の「はじまり」をつくっています.構成論的な生物へのアプローチで,生命と機械の界面を探求していきます.


研究室OB・OGの主な進路

トヨタ自動車,ファナック,東京電力,イトーキ,芝浦機械,NTT物性科学基礎研究所,SONY,日本航空電子工業,日本発条(NHKニッパツ),三菱電機ビルソリューションズ,日本製紙,レンゴー,青森オリンパス,

【研究室配属希望の方へ】

・工学部在学生

    機械・航空宇宙工学科を選択してください.

【入学希望の方へ】

・学部

     工学部 機械・航空宇宙工学科 

・博士前期課程

    大学院工学研究科マイクロ・ナノ機械理工学専攻

・博士後期課程

    大学院工学研究科マイクロ・ナノ機械理工学専攻