工学研究科の大学院生が,22世紀にむけたバイオサイバネティクス産業の人材輩出システムを学び,実際に世界各地の大学・研究機関等を訪問して身をもってその環境を体感する.そのために,世界最先端の研究を推進している研究者と自らコンタクトをとり,訪問先の研究室見学やセミナートークを行う.また,世界を先導する研究機関がバイオロボティクス研究をどのように推進しているかなどについての最新動向を収集する.
将来研究者を志す学生がトップレベルの研究者に触れ,世界の中の研究者として早期に自覚すると共に,自身の存在や研究を直接アピールし将来の研究ネットワーク形成の第一歩とする.
博士3年 佐々木 建
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準備
2024.12 Orlandで開催される国際会議IEEE Transducersへabstract 投稿を行い,アメリカでの国際会議発表の準備を行う.
資金獲得
2025.1 渡航資金を確保するために,民間財団の国際会議発表渡航助成を中心に条件に合うものをリストアップし,応募する.
渡航準備
2025.3 採択の連絡があり,渡航準備を開始する.アメリカ東海岸への渡航のため,最安値の航空券を鑑みボストンを拠点に研究室訪問を行うことを想定して航空券の予約,旅程を決める.
研究者の探索
2025.3 ハーバード大学,ボストン大学,MITの研究者を調査し,自分の研究領域に近い研究者をリストアップする.代表的な論文を読み,研究室のプロジェクトを理解する.
コンタクト
2025.5 コンタクトを取るためのCV等の資料を作成する.
2025.5 ボストン大学K.B教授にコンタクトを取り返信を頂くも,7月4日は研究室不在とのことであった.
2025.5 MITのH.I教授にコンタクトを試みるも, 返信を頂くことができなかった.
2025.5 東京大学のH.M講師にハーバード大学のポスドク研究員を紹介してもらい, 研究室訪問の予約を確定する.
2025.6 研究室の訪問に先駆けて先方の研究テーマや基盤技術を理解するため, 過去5年間の学術論文を中心に研究室のプロジェクトを予習する.
訪問
2025.7 ボストンの現地にてポスドク研究員と合流し, John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences (通称SEAS)の建物内を見学した後, 研究室を訪問する. そして, マイクロデバイスや生体ソフトロボットに関する意見を交わし, 研究交流を行う.
SEAS_building@harvard_university