航空自衛隊幹部学校の佐久間さんに講演していただきました!
6月17日に航空自衛隊幹部学校の佐久間一修さんにお越しいただき、「日米同盟の課題―空と宇宙を中心に」というテーマで講演を行っていただきました。講演では現在の安全保障環境が大きく変化していること、特にAIや無人機、サイバー、宇宙といった新たな領域が国家防衛に深く関わるようになっているというお話がありました。また、我が国の周辺では中国、北朝鮮、ロシアといった国々の軍事活動が活発化しており、航空自衛隊が対応する緊急発進の件数が高止まりしている現状なども具体的に紹介していただきました。佐久間さんがおっしゃった言葉の中で印象的だったのは、「航空自衛隊は平時から有事まで空と宇宙を守る唯一の存在である」という言葉です。これまで安全保障というと地上や海上での防衛をイメージしがちでしたが、今や宇宙空間の安定利用や電磁波領域の管理までもが国家安全保障の重要な柱であると知り、認識が大きく変わりました。またこれまで宇宙は民間の領域という印象がありましたが、現在では軍事・経済・情報すべてに関わる極めて重要な領域となっており、宇宙空間での優位性確保が国の安全に直結するという現実を実感させられました。今回の講演を通じて、航空自衛隊の多様な任務や国際協力の実態、そして日米同盟の具体的な役割を学ぶことができ、空と宇宙を含めた広い視点で安全保障を考える大切さを実感しました。
このようなわかりやすい資料も読みながら講演を拝聴しました!
「航空自衛隊の概要2025」(防衛省航空自衛隊)(https://www.mod.go.jp/asdf/special/uploads/docs/gaiyou_2025_1.pdf)を加工して作成