家庭教育講座

家庭教育講座

文京区教育委員会では、家庭における教育に関する学習機会の充実を図るため、「家庭教育講座」を開講しています。各専門分野でご活躍の方々を講師にお招きし、それぞれ1回完結の講座になっています。是非ご参加ください。 


令和年度 家庭教育講座レポート

先日、「家庭で性教育をどう伝えるか」の講座に参加させていただきました。子どもからの唐突な性に関する質問に、どう答えればいいかと戸惑う親も多いと思いますが、性について学んだ子供は、性トラブルから身を守り、解決する力が育まれ、よりよい判断ができるようになると先生はおっしゃっていました。

家庭での性教育のポイントとして
1. 否定しない
 子どもの性に対する疑問や興味を否定せず「そんな風に考えたのね」とまずは受け止め、いつでも聞いたり話せる関係性を作る。
2. 科学的に
 正確な情報をもとに、子どもにわかりやすい言葉で話す。
3. 子どもがどう考えるかを大切に
 性について多様な考えや価値観があることを学び合うことが自己決定と相互理解・尊重につながる。
4. 生活の中での積み重ねが大切
 性教育は「一度すれば終わり」ではなく幼いころから生活の中で様々なテーマで繰り返し行うもの。親も完璧である必要はなく、一緒に学び考えていく姿勢が大切。

以上解説しながら教えていただきました。
子どもに伝える手段として、簡単な絵本から入る方法や、子どもが既に高学年などなかなか話をし合えない場合はSNSを活用する方法もあり、海外性教育動画「Amaze」の翻訳・吹き替え動画等も紹介していただきました。
 子どもたちが性に関する正しい知識を持って成長していけるよう、まずは一番身近な家庭内で相談しやすい関係を作っていけるとよいと思いました。そのためには子供の素朴な疑問に真摯に向き合い完全な答えができなくてもこたえようとすること、また子供と一緒に答えを考えてみることも良いことだと思いました。また、安心して相談できる場所として学校や自治体の窓口等の存在があることを伝えておくことも大切だと思いました。

おすすめのウェブサイトを教えていただきました。
・PILCON
・おすすめ書籍 | 性についてお悩みの方・学びたい方 | PILCON
・AMAZE<性教育動画> | 活動内容 | PILCON
https://meiiku.com/
・セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ (seicil.com)

5年生 保護者


2022年11月6日東京都・ファミリーeルール事務局による「ネットトラブルから子供たちを守るために」という講座に参加してまいりました。

ネット上のトラブルから子供を守るには、保護者が外発的動機づけ(フィルタリング等)と内発的動機づけ(家でのルール作りや道徳性を育む等)の両輪でサポートしなければいけないという事です。

外発的動機づけだけでは防ぎきれないトラブルも多く、特に「世の中にはやろうと思えばできるけど、やっちゃいけない事って沢山あるよね」を再確認すること、他人や自分を傷つける事をしない、等の道徳心や自分を律する心を育む事が大切との事でした。

1年生 保護者


SDGsについて詳しく知らなかったため、講習を受けて大変勉強になりました。

 現在、気候変動により、自然災害が世界中で起き、食糧、経済、産業、健康などに深刻な影響があります。子供たちの未来を守るために、SDGsについて知り、行動していかなければと強く思いました。

 実際、どんな風にSDGと関わっているのか、「お弁当を一つ買うこと」からも材料を作る農業に携わる人、お弁当を作る人の労働問題、価格の問題など、社会との関わりが数多くあることが分かります。そういう視点を持って、関わっている事柄を知り、自分たちにできることを考えていこうと思います。

 また、SDGsを考える中で不自由になる面やいろいろなことが変わっていくこともあると思います。対応するのが難しいこともあると思いますが、普通に使っているものをもう一度見直したり、代用できるものを調べると、新しい発見もあると思います。

 そして、子供の教育にもSDGsの意識を持つことは、とても大切だと思うので、子供とも一緒に調べたり実践できたら良いと思いました。



4年生 保護者

先日「応急救護(心肺蘇生法・AED)を体験してみましょう」に参加させていただきました。東京消防庁小石川消防署の方に実践形式で講義をしていただきました。街中やマンションなどにも最近はAEDを見かけることが増えたように感じますが、実際に倒れている方に遭遇したときに私達は何ができるのでしょうか。 ①倒れている人を見かけたら、肩を軽く叩きながら声をかける。「わかりますか?」
②反応がない、または判断に迷う場合は大声で助けを求め、119番通報とAED搬送を依頼する。「誰か来てください、 人が倒れています」「あなたは119番してください」「あなたはAEDを持ってきてください」(集まった人に具体的 に指示を出す) 救急車要請をして平均6〜7分で到着するが、コロナ禍でもう少しかかる。
③呼吸を確認する。胸の動きを見て、「普段どおりの呼吸」をしているか10秒以内で確認する。
④普段どおりの呼吸がない、または判断に迷う場合は、すぐに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う。童謡「もしもし かめよ」のテンポで行うと良い。以前は、胸骨圧迫30回につき人工呼吸を2回とされていたが、最近では感染予 防の観点から人工呼吸を行わずに胸骨圧迫のみで良い。(大人の場合)乳児に関しては、人工呼吸を併せたほうが 良い。救急車が到着するまで、胸骨圧迫を続ける。
⑤AEDが到着したら、まず電源を入れる。
⑥電極パッドを胸に貼る。(小児の場合はスイッチを小児に切り替える)
⑦電気ショックの必要性はAEDが判断する。
⑧ショックボタンを押す。 
何もしないと1分で10%救命率が落ちるとされています。実際にその場に居合わせたときに、勇気ある行動ができるよう、心構えが必要だと感じました。AEDの場所が検索できる「日本全国AEDマップ」というアプリがあるそうで、便利だそうです。
1年生 保護者

先生の最も伝えたいことは「子供のすることは否定しない」。なぜ否定してはいけないのか。読書感想文は子供が書くものであって、保護者が書くものではないからだ、と先生は繰り返し主張されていました。


書き方のテクニックとしては

1. 計画を立て本を選ぶ(ラスボス感をなくす)

2. 付箋を貼りながら読む

3. 付箋を貼ったところをインタビューして、付箋を貼った理由を深堀りする

4. 近い内容をまとめて段落を作る

5. 書かないことを決める(浅くて長い文章より深くて短い文章に)

6. 書いてみる(あらすじは必要最小限に。一文を短く)

7. 時間をおいて見直す・書き直す


を挙げていらっしゃいました。そのすべての過程で「子供のすることを否定しない」ことが大切だといいます。

まず「否定しない」ことで子供の自己肯定感が高まるとともに、親子の絆や安心・安全な話し合いの場を生み出せるということだと思います。子供のやることについ口を出したがる親は、おそらく多いのではないでしょうか。子供を変えようとするのではなく、親が変われば子供も変わる、という意識を保護者に持たせることが、本講座の最大の目的だと感じました。私自身、身につまされるところがあり、大変参考になりました。


3年生 保護者



先日「楽しい自由研究の進め方」という講座に参加してきました。


子供たちは親の関心のないことを学びたがる、テーマの決め方が自由研究をやるうえで重要であるなど、先生の経験談からエピソードを交えて説明を頂きました。また、図書館の活用が自由研究のテーマを決める上でも効果的との実践的な話もきけました。


個人的に昨年は息子の自由研究のテーマ決めに苦労をして、結局、親が子供のあまり興味ないテーマを選んで無理やりやってしまいました。今年は図書館を活用するなど、子供の主体性を引き出して進めていく事に挑戦してみたいと感じました。


 2年生 保護者