第9回心臓リハビリテーション学会
北海道地方会
2024.11.16 in 札幌

日本心臓リハビリテーション学会
第9回北海道支部地方会

開催概要

大会名 

第9回日本心臓リハビリテーション学会
北海道支部地方会

テーマ 

急増する高齢心不全を地域で診るための

心臓リハビリテーション

会期

     2024年11月16日(土)

場所・開催様式

北海道大学学術交流会館・現地開催

大会長挨拶

第9回日本心臓リハビリテーション学会北海道支部地会   会長  福島 新

 (医療法人新楓会 あさぶハート・内科クリニック 理事長)

謹啓 時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より本学会へ格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 

  さて、この度、「日本心臓リハビリテーション学会 第 9 回 北海道支部地方会」を 2024 年 11 月 16 日(土)に北海道大学学術交流会館にて行うことになりました。 現在のところ完全現地開催を予定しております。

  本学会は、心臓リハビリテーションに関わる医師、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、心理士、社会福祉士など多職種が一同に集い、症例発表や研究発表、心臓リハビリに関する知識向上、スキルアップを目的とし、例年参加者にとって大変有意義な会となっております。地方会としての歴史はまだ浅いですが、北海道では 400 名を超える会員が在籍し、毎年 200 名近い会員が地方会に参加しています。本邦の診療ガイドラインでは、心臓病患者に対する包括的心臓リハビリテーションの有効性はクラス I の推奨で確立しており、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法(循環器対策基本法)」の中でも、心臓病の一次・二次予防としての心臓リハビリテーションへの取り組みは最重要課題の一つとなっております。

  今回のテーマは「急増する高齢心不全を地域で診るための心臓リハビリテーション」としました。本邦では超高齢化を迎え、心不全患者の高齢化とともに心不全患者数が爆発的に増加することが予想されます(心不全パンデミック)。高齢心不全患者では、糖尿病や慢性腎臓病などの併存疾患とともに、サルコペニア(骨格筋減少)やフレイル(虚弱)を合併し、身体機能が高度に制限された症例が多く、入院を契機にさらに身体機能を悪化させ自宅退院困難や再入院を繰り返す悪循環を形成します。高齢心不全患者に対しての包括的心臓リハビリテーションは、生活の質の改善だけでなく,運動耐容能向上ならびに心不全再入院防止が報告されていることから、心臓リハビリテーションの担う役割が今後さらに重要になると考えます。包括的心臓リハビリテーションは、急性期から維持期に至るまで積極的に切れ目なく実施することが求められますが、一方で高齢者心不全の疾病管理という点では社会的背景や医療資源の状況等を地域毎に考慮する必要があります。


  本学会によって、それぞれの地域の院内・退院後・院外での高齢心不全マネジメントの問題点を検討し、心不全再入院予防に向けた質の高い心臓リハビリテーション連携体制の構築と普及を北海道一体となって検討できれば幸いです。
末筆ながら皆様の一層のご発展を祈念いたしております。



謹 白

2024年3月吉日


第9回日本心臓リハビリテーション学会
北海道支部地会   会長  福島 新

 (医療法人新楓会 あさぶハート・内科クリニック 理事長)

新着情報

31日    開催概要決定しました。詳細はこちらから

ACSESS

場所   北海道大学学術交流会館
住所    札幌市北区北8条西5丁8−1
          (Tel.011-706-2042)

◎JRをご利用の場合

JR「札幌駅」下車、徒歩7分

◎地下鉄をご利用の場合

市営交通・地下鉄南北線
「さっぽろ駅」下車、徒歩8分
「北12条駅」下車、徒歩7分

※当施設には駐車場がございません。
最寄りの公共交通機関のご利用をお願いいたします。