「北海道低肺の会」は呼吸器の病気と診断された仲間が集まる患者会です。
病気のこと、治療のこと、日々の生活で困ることなどを勉強したり、話しあったりして不安を少しでも軽くできるよう活動しています。
この会は、昭和63年(1988年)に「北海道低肺グループ」として始まりました。そして、「北海道低肺の会」という名前に変わり、「北海道難病連」という大きな仲間の輪にも加わりました。
また、全国の呼吸器疾患患者会とも連携して、より良い明日を目指しています。
こんな活動をしています
1.医療講演会・呼吸を楽にするリハビリ教室の開催
呼吸器の専門医や理学療法士に講師になっていただき、最新の治療等について学んだり、リハビリの悩みを共有します。
2.交流会の開催や療養生活の相談対応
同じ呼吸器疾患の方々と話しをすると、なかなか周囲に伝わらない事でも共感し合えたり、励みになったりします。
3.会報誌の発行
会報誌「北海道低肺」を年2回発行します。医療講演会の報告や会員の生活体験や近況などとともに、最新の医療情報も掲載しています
〒064-8506 札幌市中央区南4条西10丁目
北海道難病センター内
TEL 011-512-3233
FAX 011-512-4807
「低肺」ってどんなこと?
「低肺」という言葉は、聞き慣れない方もいるかもしれません。これは、肺の働きがゆっくりと悪くなっていく「慢性呼吸不全」や「呼吸機能障害」のことを指すことが多いです。
具体的には、「間質性肺炎」や、タバコが主な原因となる「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」、「肺結核」の後遺症、長引く「ぜんそく」といった、さまざまな慢性的な呼吸器の病気が原因となります。これらの病気は、年齢とともにゆっくりと進行し、残念ながら完全に治ることは難しいとされています。そのため、呼吸の機能が低下し、大切な酸素を十分に体に取り込めなくなり、日常生活の中で息苦しさを感じることが増え「呼吸機能障害者」として生活を送る方もいます。
「北海道低肺の会」という名前は、このように肺の機能が低下した方を表す「低肺機能者」という言葉からきています。
低肺機能の方は、高齢になるにつれて増えていく傾向があり、病状が進むと何度も入退院を繰り返したり、家で24時間酸素を吸入する「在宅酸素療養」が必要になることもあります。
しかし、決して希望がないわけではありません。適切な治療を受け、呼吸の機能を維持するための「呼吸リハビリテーション」や、体に無理のない範囲での運動を続けることで、病気の進行を遅らせることができるのです。
近年、高齢化が進むにつれて、低肺機能の方も増えており、病気に対する知識や、周りの人の理解が不足しているために、症状が急に悪化して命に関わるケースも少なくありません。
だからこそ、慢性呼吸器疾患と上手に付き合っていくためには、正しい知識を持つこと、そして日々の生活の中でご自身で体調管理をしっかり行うことが大切なのです。