運動会の閉会式は、一瞬のうちに静まりかえりました。先ほどまで、声も枯れんばかりの応援が繰り広げられていたのが夢のようでした。緑組の副団長が感想発表で言葉を詰まらせたのです。緑組は、今年新たに作られた組で初代の副団長でした。
毎日毎日、応援に、競技に一生懸命取り組んできて、最後の大玉送りで逆転して「優勝」と思ったのに・・・。必死に言葉を絞り出そうとするその悔しさが、にじみでていました。会場の、そこかしこからも、鼻をすする音が聞こえてきました。「がんばれ!」応援する声が響きました。その場にいたすべての人の心が1つになったような気がしました。会場は、大きな感動に包まれました。
行事で、子ども達の心が一足飛びに飛躍する瞬間があります。その瞬間を求めて日々、精進していきたいと思いました。