一、扶桑蒸奇譚・改について



◆概要

蒸気技術が異常発達した世界で、明治大正日本風の国家「扶桑(ふそう)」を舞台としたシティアクションを楽しむTRPG。

それが和風伝奇スチームパンクTRPG「扶桑蒸奇譚・改(ふそうじょうきたん・あらため)」です。


本ゲームのプレイヤーキャラクター(以下、PC)は、基本的に扶桑に生きる一般人となります。

街の片隅で事務所を構える私立探偵、日々研究に追われる技術者、平和を護るお巡りさん、とくダネ求めて駆け回る新聞記者に、路地裏で暮らす浮浪者などなど。

決して世界の命運を左右するような存在ではありませんが、そんな彼らにも譲れないものがあります。

例えばそれは友人との約束であったり、自分自身の信念であったり、義理人情や裏社会のスジ、好奇心であったり。

そういった譲れないもの――「生き様」を貫くために、彼らは都市活劇へとその身を投じるのです。


そんなPCたちの障害となるのは、人を人とも思わぬ犯罪者、陰謀を巡らす裏社会の住人、あるいは文明に追いやられた神秘の存在――扶桑にうごめく羅刹たちです。

己の欲望のためか、自分なりの信念があってか、それともただの愉快犯か。

いずれもその在り様は悪鬼羅刹と言うより他はなく、PCたちの日常をおびやかす脅威となります。


ですが、恐れることはありません。

抱いた「生き様」を貫くかぎり、必ずや活劇は大団円を迎えるはずです!