11/18更新

メンバーに聞いてみた

ハープをはじめたきっかけ

楽器の中では珍しい部類に入るハープ。どうしてこの楽器を始めたのか、聞かれるのは皆さん「あるある」だと思います。実際私も生徒さんに必ずお聞きします😊ということで、メンバーのきっかけを公表します！
♪木岡祥子♪
私がハープを知ったのは、小学生の時に天気予報の BGM でグノーのアベマリアをフルートとハープで演奏しているのを聴いたことがきっかけでした。その後、学校の音楽鑑賞でチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「花のワルツ」を聴き、ハープを習いたいと思ってましたが、当時は沖縄に住んでいたため、どこで習えるのかわかりませんでした。その後、広島音楽高校ピアノ科を経てエリザベト音楽大学の音楽教育コースに入学して、管弦打楽器を選択する時、提出書類の第3希望にハープを記入したところ、ハープに決まり、習いたかった楽器だったし、当時4年生だった先輩方が上手だったので一生懸命練習しました。その先輩方の1人がハーピストの松浦洋子さんです。卒業して就職してからもハープを続けたい、という気持ちは変わらず、那覇市内のデパートでソロで BGM 演奏をしたことをきっかけに沖縄県内の音楽家の方々と繋がったり、軽井沢や福井のセミナーを受講したり、といったことを経て現在の師匠に繋がり基礎から学びなおすこともできて譜読みが楽になり、今に至っています。
♪大岡真知子♪
小さい頃からピアノを弾いていました。「演奏をする仕事がしたい」という思いから、エリザベト音楽大学音楽教育コースに入学し、楽器レッスンの選択でハープを選びました。チェロやサックスなどメロディ楽器にも憧れがありましたが、従妹が小さい頃にハープを習っていてアイリッシュハープを持っていたので「それを借りればいいか」という軽い気持ちで始めました。学生の頃は、不真面目でした・・・もっとクラシックの練習、オーケストラの勉強をしていればと思うことがあります。それでも、三村真弓先生が根気強く基礎をしっかりと指導して下さった事が、現在の指導の指標になっています。ピアノは、出ている音と自分との間に距離を感じていましたが、ハープは直に弦をはじくところが、つながっていると感じます。ハープを通してたくさんの方とつながることができ、ハープとの出会い、ハープを貸してくれた従妹や叔父に感謝しています。（借りパク状態ですが）
♪宮内くにえ♪
幼少よりピアノを習っており夢はピアニストでした。速弾きは得意でしたが小指が短くてオクターブがバンバン出てくる大曲に苦戦しはじめる。そんなとき大学で『ハープは小指を使わない』ということを知り、これは私にぴったりの楽器！と感激し、ピアニストではなくハーピストを目指そうと決心しました。実はその前にもうひとつエピソードがあります。私が高校生のときに教育実習に来られた音大生の方が「私、大学でハープ習っているの」と話してくださり「ハープってどんな楽器なんだろう・・」と思ったことがハープに興味を持ちハープに出会えた一番のきっかけです。その教育自習音大生はハーピストの松浦洋子さんです。ここからずっと歴史が続いていてとてもとても不思議なご縁なのです。
♪松浦洋子♪
長年ハープにたずさわっている身として大きな声で言えるきっかけではないのですが（笑）音大入学前に副科で選択する楽器を第３希望まで選ぶことになり「第３希望になることはないだろうな～」という勝手な思い込みで「だったら珍しい楽器を書いちゃえ～～！」ってことで書いたのがハープです。コントラバスと迷ったのですが、より珍しいのはハープだ！という選択。入学時にハープに決まったことを知った時に愕然としたのを今でも覚えています。そもそも紆余曲折があって進学した音大。更にやるつもが一ミリもなかった楽器をしないといけない…どん底状態で始まった大学生活でした。そんな中、師匠との出会いが全てを変えました。人生何があるかわからないものです。

お気に入りの曲はなに？

♪木岡祥子♪

トゥルニエの「朝に」、「踊り子ロリータ」、アッセルマンの「泉」、トーマスの「吟遊詩人の故郷への別れ」で

この辺りがよく演奏します。

♪大岡真知子♪

ターロック・オキャロラン「Carolan's quarrel with the landlady」アイルランドで習った曲です。マイケル・ルーニー「Ardu Meanman（アルドゥ・マーマン）」アルパ曲「Pájaro Campana」上松美香さんの演奏を聞き、ハープでもこんな曲ができるんだと衝撃を受けた曲。

♪宮内くにえ♪

「白鳥の湖」「花のワルツ」「シェエラザード」すべてオーケストラ曲ですがハープがどれもかっこよくて聴くのも弾くのも大好きです。
♪松浦洋子♪「ひき潮」基本的にポピュラー音楽を演奏するのが好きですが、その中でもダントツ！ハープのオリジナル曲だとアッセルマンの「泉」です。ハープの良さが存分に表現されていて素敵な曲です。「フォーレのレクイエム」大学４年の時に初めて演奏して以来、何度も演奏する機会に恵まれた曲。美しくて大好きです。

皆さんに伝えたいこと

♪木岡祥子♪日頃心がけていることは、練習以外の用事が忙しくても必ず練習時間を作る、行き詰ったらテンポを落として、基礎的なところが崩れてないか、余分な力みがないかチェックする、、といったところです。「自分のしてきた練習を信じて、演奏を楽しむ」ハープを演奏することを純粋に楽しみましょう♪

♪大岡真知子♪

「ミスを恐れず、自分自身が楽しむこと」練習の時には、本番でミスをしないように準備をしっかりし、本番ではミスを気にせず自分自身が演奏や響きを楽しむことで、聴く人を楽しませましょう♪

♪宮内くにえ♪

弦をはじけば音が出るハープ。でも基礎はとても大切です。　何事もそうですが基礎を磨くことでより自由に自分を表現できます。ハープの魅力を最大限に引き出し、そして楽しんでください♪
♪松浦洋子♪自身の肉体で直接弦に触れて奏でるハープは、他の楽器に比べて、より自分の感情が伝わると思っています。なので、常に「できるだけ良い音で弾きたい～」「こんな感じで弾きたい～」と思って演奏しています。ただ、気持ちだけでは良い演奏はできないので、大変ではありますがやはり基礎は必須ですね！

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