図1: 本フラストレート正方格子における磁場誘起量子現象のイメージ図.
図2: (o-MePy-V)PF6におけるスピン1/2フラストレート正方格子. 6種類の磁気相関から成り、2つのスピンサイトが存在. 強磁性相関(F) と反強磁性相関(AF)の競合により一部フラストレーションが生じている.
図3: (o-MePy-V)PF6の強磁場磁化曲線 at 1.3 K and 4.2 K. 低磁場では磁気相転移温度以下にもかかわらず常磁性的な緩やかな増加. その後1/2プラトーlikeな量子相へとクロスオーバー. インセットは磁化率.
図4: テンソルネットワークによる基底状態の考察. (a)磁化曲線と対応する状態変化. 各サイトにおける(b)局所磁化と (c)局所モーメントの磁場変化.
図5: (o-MePy-V)PF6の31P NMRスペクトル at 1.4 K. (b) 各サイトに対応する局所磁場の磁場変化. (c)核スピン‐格子緩和時間の温度依存性.
更新日 2021/3/25