大学のクラブ活動には技の練磨に加えて、後輩の育成と部の継承、活動資金の確保も任務です。広大古武道部は平成15年創部以来、部の体制も確実なものとなりつつあります。部員個人の技の上達は容易であっても古武道部の進歩は長い積み重ねを要するものです。派手さの無い古流武術が何故現代まで受け継がれているのか、肉体的な鍛錬に限ることなく、歴史、思想、文化的背景などにも興味を持ち、貴重な文化とその継承の難しさを楽しみつつ心の鍛錬にも励んでください。
古武術は腕力に頼ることなく、年齢、性別を問わず、稽古できる運動です。学生時代に修めた古武術を末永く人生に役立てていただきたい。卒業後も部活動を通じて得た絆を大切に持ち続けてください。
古武道は現代日本格技の原点でありその技と思想が伝統文化遺産として継承されて来ました。古武道部が修練している竹内流は日本最古の流儀で柔術の源流と云われており、柔術、剣術、棒術、短刀術など様々な武芸を稽古しています。古武道部は技の修練をするだけではなく、礼節を学び、伝統文化を学ぶため史跡巡りも行っています。また支部道場と合同稽古をしており、社会人と交流することにより経験談など学生生活のみでは得難い貴重な体験もできます。
古武道部は武道を初めて経験する学生が多く男女問わず体力に合わせて稽古ができる為多くの部員が楽しく修練しています。部活動を通じて心身を鍛え充実した学生生活を送っていただきたいと思います。
このたび第二十一代広島大学体育会古武道部の主将を拝命いたしました、桂英月です。
二十年余りの人生、殆どを空手や総合格闘技といった現代武道に骨を埋めてきた人生でしたがやはり古武術は一味違うと言わざるを得ない歴史の積み重ねが存在します。こちらから仕掛けることはなく相手の動きや力を利用しながら制圧するこの古武術では甲冑を想定した動き、足元の悪い中での動きなど畳やリングの中にはない生き残るための洗練された確かな術が磨かれています。
大学生活から新たに武道を学んでみたい、また武器術を一つ修めてみようかなとお考えの方にぴったりなのがこの部活だといえます。室町の時代から脈々と続く口伝の技術、ひとつこの4年間に学んでみるのはいかがでしょうか。