〜あらすじ〜
時代の急速な変化に、環境が追いつけなくなった日本。
新たな生命体"NAMELESS(ネームレス)"の出現は、そのバランスの崩壊を象徴する存在となりつつあった。
そして、"NAMELESS"は容赦なく人類を襲い始める。
大きな目的の達成を掲げて…。
主人公、樫間 紘紀(かしま ひろき)は、政府が極秘に組織した特殊部隊「BOX・FORCE(ボックス・フォース)」の隊長となった。
氷の力を宿した箱装(ボックス・アーマー)「青龍銃(ヴルムガン)」を手に、彼はNAMELESSとの戦いに身を投じる。
彼自身の抱える、"復讐"とも言える目的のために…。
ある日、日本の首都東京は"NAMELESS"によって壊滅状態に。
残された希望は、樫間率いる「BOX・FORCE」だけだ。
しかし、彼は「平和」という勝利への道を歩む中で、様々な葛藤に巻き込まれて…。
果たして、樫間はNAMELESSを倒し、失われた平和を取り戻すことができるのか――。
・樫間 絋紀(かしま ひろき)
史上最年少隊長に選ばれた逸材。一人っ子で、幼い頃に両親を失った事で知り合いの元で育てられる。
大学入学を機に上京し、環境学を学んでいた最中、第一次NAMELESS大戦が勃発。終戦後、欠員補填を理由にBOX・FORCEにスカウトされ、入隊する。
”青龍銃(ヴルムガン)”という2丁の銃の”箱装”を使う。運動経験はないが運動神経はかなりある方で、身軽にミッションをこなす。部隊メンバーの迅雷寺と白峰からの信頼が厚い。
・蒼松 聡悟(あおまつ そうご)
第2部隊"リリィ"隊長。頭に巻いたバンダナと右目の眼帯が特徴。
初代BOX・FORCEオリジナルメンバーの1人。21歳という若さで入隊し、当時最年少隊員であった。
その際の第一次大戦で右目を負傷。現在は部下の咲波、沫梨とシェアハウスをしながら生活している。
・ 獅蘭 継斗(しらん つぐと)
第3部隊"ローズ"隊長。金髪ベースに、毛先を赤く染めた特徴的なビジュアルの持ち主。
先代との代替えのタイミングで入隊、即隊長に任命されたが、自分が隊員になった事や隊長になった事をあまり気に入っていない。
入隊前は、渋谷を拠点とした不良集団を1人で追い込む等の伝説を残していた。同年代の樫間をかなり信頼している。
・ 彩科院 鬼介(さいかいん きすけ)
第4部隊"ガーベラ"隊長。名家、彩科院家の一人息子。その名の通り"鬼”と言われるほど厳格で、怒らせると収集つかなくなる。
蒼松同様、数少ないオリジナルメンバーの1人であり、先代では第3部隊に所属。その性格と確かな実力を買われ、隊長に就任。しかし、第1の隊長でない事が気に食わない様子。何かと樫間に突っかかる事がある。
・楢迫 祠(ならさこ ほこら)
BOX・FORCE創設者。
創設当時は防衛大臣を務めていたが、初代BOX・FORCEが壊滅した大戦を受けその責任から自ら辞任。
現在は、総本部長を務める傍ら「喫茶&バー HAKONIWA」のマスターをしている。
妻と一人娘を持つ父親としての一面も。クリスティーナ・パンダとは古くからの付き合い。
・クリスティーナ・パンダ
パンダの被り物に白衣姿の謎の人物。背はそこそこ高く声は低いが性別不明。
その正体が誰にも掴めないほどにガードが固い。"箱装"の研究を独自で行なっており、研究室長も務める。
国が認める程の学力の持ち主。好きな食べ物は筍、嫌いな物はユーカリのもの。
・NAMELESS(ネームレス)
突如現れた未確認生命体。
黒い球体型の本体らしき胴体の周囲に、黄色くひし形の腕や足のような飛翔体を纏った見た目をしている。