入会のご案内

「『開かれた学校づくり』全国連絡会」へのお誘い 

 私たちは、子どもの最善の利益を優先して、児童生徒の声を聴きながら、保護者、住民、教職員の共同で取り組んできた「『開かれた学校づくり』全国交流集会」の20年間を継承しつつ、子どもと学校を取り巻く社会環境の大きな変化に対応して、新たに「『開かれた学校づくり』全国連絡会」を立ち上げました。

2016年に18歳選挙権が確立されるなか、児童福祉法の改正などにより、子どもが権利の主体として位置づけられる時代を迎えています。いわゆる「障害者差別解消法」(2013年)や「教育機会確保法」(2016年)でも、当事者の意思を尊重した学校づくりが求められています。また、幼・小・中・特別支援学校に続いて、高校・特別支援学校高等部でも2022年度から学年進行で実施される新しい学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」の実現や主権者教育が掲げられています。さらに2021年6月、文科省は「校則の見直し」通知を出し、「児童生徒・保護者との間に共通理解を持」ち、「絶えず積極的に見直」すことを求めています。

こうした時代の要請に応える、私たちがめざす「開かれた学校づくり」は:

①児童生徒、保護者、教職員、住民など、学校にかかわるすべての人々が参加する学校づくりです。

②障がい児や経済的に困窮した家庭の子どもなど、様々な学習上の困難を抱えた子どもたちへの適切な支援により、すべての子どもが安心して楽しく学べる学校づくりです。

③学校運営協議会などを活用し、保護者、地域住民、教職員による「学校の自治」を尊重する「開かれた教育委員会」を求め、首長、議会と連携して「まちづくり」とともにすすめていく学校づくりです。

 「開かれた学校づくり」をすすめていくなかで、児童生徒や保護者が教職員への理解を深めるとともに本音で語り出します。これを聴いて、授業改善や校則改正に、教職員も真剣に取り組むようになります。児童生徒は話し合いへの参加で、自分たちの意見や要求をまとめる力、プレゼンテーションする力、議論する力、問題解決する力を向上させています。こうした児童生徒の成長が保護者や教職員を励まし、共同による学校改善がすすんでいきます。

学校で何か問題が起きても、教職員だけに対応が求められるのではなく、子どもたちも保護者も一緒に、自分たちの問題として受け止め、考えるようになります。対話のある「開かれた学校づくり」のなかで、教職員たちは精神的に楽になるだけでなく、児童生徒や保護者の期待を受けとめ話し合える教職員集団としてのまとまりも生まれくると、教職員は語っています。

私たちは、このような「開かれた学校づくり」を、実践者と研究者の連携と協働によりすすめていきます。全国津々浦々で、子どもの声を聴きながら「開かれた学校づくり」に取り組んでいる、あるいは取り組んでいこうとされている皆さん、全国連絡会に参加して、各地の実践を学びあい、共有できる場を広げていきましょう。

原則として、入会申し込みは、以下のURLにアクセスし、google formでご記入、送付をお願いします。

https://forms.gle/kuqmMuAJJEuZhehw6


なお、うまくgoogle formに入れない場合などは、下記入会申込書を、

準備委員会事務局(E-Mail: hg.zenkokuren[at]gmail.com ) まで、添付してお送りください。※メール送信の際は、[at]を@に替えてください。

2022.3.7 ⑥入会のお誘い(表面)と入会申込書(裏面).docx