開催日時: 2025年12月3日(水) -- 5日(金)
開催場所: 大阪大学豊中キャンパス理学研究科J棟南部陽一郎ホール
宇宙にはブラックホールからのジェットや超新星残骸の衝撃波など、地上の加速器のスケールを遥かに超える高エネルギー現象が普遍的に存在する。これらは、極限的な天体における高エネルギー粒子(宇宙線)の加速を通て生じるが、その起源や機構は大きな謎である。観測が多波長から、宇宙線・ニュートリノ・重力波を含む多粒子へ発展するなかで、そのフロンティアはさまざまな広がりを見せている。例えば
- 重力波とガンマ線バーストの関係
- 高エネルギーニュートリノの発見と進展
- 高速電波バーストの急速な観測の進展
- 超新星残骸やマイクロクエーサーからのガンマ線の観測
- 活動銀河核や潮汐破壊現象の進展
- 白色矮星や中性子星の観測の進展
- 超光度超新星や謎の突発天体の発見
- 矮小銀河、銀河団などの観測の進展
- 実験室宇宙物理学の発展
などである。それぞれの研究は有機的につながっており、互いの情報をやり取りして、無矛盾な理解を目指すことが必須となっている。そこで、高エネルギー宇宙物理の研究者を一堂に集めて、最新の発展や現在における課題と将来に向けた展望を議論する。そのため、講演内容は学会等の成果報告的なものや、未完成でもアイデアに議論が集中するものも歓迎する。
招待講演者(敬称略)
- 川面洋平 (宇都宮大学)
- 播金優一 (東京大学宇宙線研究所)
- 山口弘悦 (宇宙科学研究所)
SOC(敬称略)
浅野勝晃 (東京大学), 天野孝伸 (東京大学), 井岡邦仁 (京都大学), 井上剛志 (甲南大学), 井上芳幸 (大阪大学), 大平豊 (東京大学), 樫山和己 (東北大学), 久徳浩太郎(千葉大学), 佐野孝好 (大阪大学), 當真賢二 (東北大学), 藤田裕 (東京都立大学), 松清修一 (九州大学), 山崎了 (青山学院大学)
LOC
井上芳幸, 佐野孝好 (大阪大学)
共催
大阪大学 フォアフロント研究センター 理論連携研究プロジェクト(TJR)