開催日時: 2024年10月21日(月) -- 23日(水)
開催場所: 東北大学青葉山キャンパス理学研究科合同C棟青葉サイエンスホール と zoom によるハイブリッド
宇宙にはブラックホールからのジェットや超新星残骸の衝撃波など、地上の加速器のスケールを遥かに超える高エネルギー現象が普遍的に存在する。これらは、極限的な天体における高エネルギー粒子(宇宙線)の加速を通て生じるが、その起源や機構は大きな謎である。観測が多波長から、宇宙線・ニュートリノ・重力波を含む多粒子へ発展するなかで、そのフロンティアはさまざまな広がりを見せている。例えば
- 重力波とガンマ線バーストの関係
- 高エネルギーニュートリノの発見と進展
- 高速電波バーストの急速な観測の進展
- 超新星残骸からのガンマ線の観測
- 活動銀河核や潮汐破壊現象の進展
- 白色矮星や中性子星の観測の進展
- 超光度超新星や謎の突発天体の発見
- 矮小銀河、銀河団などの観測の進展
- 陽電子宇宙線の精密測定
- 実験室宇宙物理学の発展
などである。宇宙における高エネルギー現象は、ダークマター由来のガンマ線・宇宙線シグナルを制限するためにも理解する必要がある。それぞれの研究は有機的につながっており、互いの情報をやり取りして、理論的に無盾な理解を目指すことが必須となっている。そこで、高エネルギー宇宙物理の理論研究者を一堂に集めて、最新の発展や現在における課題と将来に向けた展望を議論する。そのため、講演内容は学会等の成果報告的なものや、未完成でもアイデアに議論が集中するものも歓迎する。
招待講演者(敬称略)
- 野田博文 (東北大学)
- 藤林翔 (東北大学)
- 矢島秀伸 (筑波大学)
SOC(敬称略)
浅野勝晃 (東京大学), 天野孝伸 (東京大学), 井岡邦仁 (京都大学), 井上剛志 (甲南大学), 井上芳幸 (大阪大学), 大平豊 (東京大学), 久徳浩太郎 (千葉大学), 藤田裕 (東京都立大学), 松清修一(九州大学), 山崎了 (青山学院大学)
LOC
樫山和己, 木村成生, 當真賢二 (東北大学)