毎年9 月には祭礼が執り行われ、縁日の夜店が立ち並び、地域の皆さんがたくさん訪れるためとても賑わいます。当町会も宮元町会として毎年盛大に御神輿の渡御を行っています。(令和5年度から従来通りの祭礼を実施しています。)
〇 歴 史
簸川神社は第五代孝昭天皇御宇三年創立と伝えられる古社で、当初は植物園のある御殿坂の貝塚の古墳上にあったとされていますが、応永29 年(1422)9 月、神主毛利二世伊豫の時に造修したとされ、当時でも既に大社であったと伝えられています。承応元年(1652)8 月、白山御殿造営の際、現在の白山4 丁目20 番の辺りに移転し、現在の高台に移転したのは、元禄12 年(1699)で、それからおよそ300 年以上経ちました。
御祭神は素盞鳴命(すさのをのみこと)、大己貴命(おほなむぢのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)です。
福徳円満、商売繁盛、縁結び、文芸の神として信仰が厚く、また商工業の守護神としても深い信仰があります。
早くから開けた小石川台地のこの辺りには自然の湧水が多く、氷川下町の辺りは水田が広がっていたとされ、今日でも聖泉と尊ばれた極楽水についての言い伝えが残っています。
「江戸砂子(江戸時代の中頃に著された江戸の地誌)」には、神社は極楽水の龍女を祀れる所とありますが、これは簸川神社の御祭神が水神として祀られていた為、極楽水の霊を龍神にみたてて御祭神と同一視したものでしょう。
〇 社 殿
社殿は寛政、享和、嘉永と3 次に亘って造修を経て、関東大震災後に修復工事を施し、昭和初期の改築工事で荘厳な社殿となりましたが、昭和20 年5 月25 日に戦火を受け灰燼に帰しました。
その後、昭和33 年に再建された現在の本殿には、当時神社としては珍しかったコンクリートが使用されています。
平成16 年に手水舎の再建、平成22 年に神楽殿の建替を遂行し水谷殿と命名する等、氏子および崇敬者の不断の奉仕が続けられています。
簸川神社御祭礼は町会の予算ではなく、皆様からお預かりするご寄付により運営いたしております。
皆様のご理解、ご協力を賜り、ご寄付をお寄せいただけますよう切にお願い申し上げます。
ご寄付は林町神酒所(千石2丁目商店街、秋山様宅)又は、お近くの役員さん宅で受付させて頂きますので、何卒よろしくお願い致します。
※神酒所では9月6日午前11時頃より受付させて頂きます。
お祭りの時に神社や神酒所に寄付をする際、祝儀袋に何て書いたら良いか悩んだことはありませんか?
実はご祝儀袋の表書きはどこに寄付をするかによって少し変わります。
神社にお供えをする場合は「奉納」「御寄進」、町会の神酒所にお祭りの寄付をする場合は「御祝儀」「御寄付」「お祝い」などが一般的です。
「松の葉」(松の葉にも隠れるくらいの「気持ちばかり」の意)と書くのもお祭りでは粋な感じで良いですね。
封筒は市販の祝儀袋か白い封筒でOK です。