origami


小学生のころから常にポケットには折り紙

暇さえあればなにか折っていた。


折り紙は何にでもなれる。ただのペラペラの紙なのに遊び方は無限大。



1 全長15㎝ 千羽鶴

授業中などの寝ちゃいけないけど遊んでもいけない、そんな時に必ずやってくる睡魔

とりあえず「怒られないようにすぐ隠せるサイズで手を動かしておこう」と作っていたら溜まっていった鶴。

千羽を超えたので糸を通して千羽鶴にした。

この千羽鶴の鶴は15㎝ × 15㎝ の普通の折り紙から64羽とれ、1辺約18㎜四方のサイズで折られている。

もちろん折るのに使うのは手のみ。

2 小ささを極める十二面体


小学生から狂ったように十二面体を作っていた。

はじめは、色を変えて作り色合わせでの表情の違いを楽しんでいたが、次第に1枚の紙から何個とれるかを考えるようになり、どんどん小さくしていった。

すると金平糖のようにかわいいサイズまで小さくできた。

差し込んで組み立てるので、小さくなればなるほど紙の厚みが邪魔して強度がなくなった行くのが難点。

もちろん折るのに使うのは手のみ。

3 ギネスを目指す手折り極小鶴

見えるだろうか。

左の拡大が右の写真だ。小さすぎてカメラも耐えてなくてピントが合わずガビガビになってしまう。

私の最小は7㎜四方。私の調べられた日本の極小鶴は4㎜四方。あと3㎜。

ここまでくるとほんとに紙の分厚さが大問題。薬包紙などの薄い紙で挑戦中。

といいながら、ギネスの申請方法はよくわかっていない。

4 重ねて削る 「sou」



折り紙をひたすらに重ねて削ってみる。

折り紙ならではの裏の白がいい味を出し、折るでは見れなかった表情が見えた。

小さいころから慣れ親しみ、折る切る破るなどの様々な経験を共にした折り紙。

そんな経験の積み重ねと、成長の時の積み重ねを掛けた折り紙の積層時計「sou」

積み重ねたものを削ってみると、新しい出会い・美しい景色が見えた。

『大学三年生 実験と探求の授業での作品』