第二回はこだて現象数理研究集会
日時:2019年5月10日(金)13:00頃 ~ 5月11日(土)16:00頃
会場:公立はこだて未来大学 小講義室585室
講演者(敬称略,あいうえお順):
後藤田 剛氏(名古屋大学)
田崎 創平氏(理化学研究所)
中村 健一氏(金沢大学)
西浦 廉政氏(東北大学)
西 慧氏(京都産業大学)
物部 治徳氏(岡山大学)
森田 善久氏(龍谷大学)
八杉 徹雄氏(金沢大学)
田中吉太郎(はこだて未来大学)
本研究集会のプログラムはこちら
サテライトセミナーの案内
日時:2019年5月17日(金曜日)17:30~18:30
会場:公立はこだて未来大学 小講義室585室
講演:西森 拓氏(広島大学統合生命科学)
講演タイトル:賢くない個たちによる知的な集団行動 ----アリの巧妙な社会分業の仕組みを行動実験と数理モデルで解明する—
アブストラクト:アリはハチと共通の祖先から進化し、現在地球上のほとんどの地域で繁栄を謳歌しています。私たちの研究室ではアリのコロニー(巣を共有する集団)が特定のリーダー無しで複雑な協調行動---分業制や時間交代制---を行って生産性を上げていることに着目し、その基本メカニズムを探るために、実験や数学モデルなどを組み合わせて研究を行ってきました。一例として、コロニー内の全てのアリにRFIDチップ(いわば、すごく小さいICOCAカード)を貼り付け、集団としての役割分担の移り変わりを長時間にわたって自動計測しています。そこから分かってきたのは、従来広く信じられてきたコロニー内での分業発生機構の仮説(=各仕事に関してアリ間に勤労度の序列がある)が正しくないかも知れないということです。講演では、様々なアリの面白い行動や分業制について紹介した後、最新の実験データをもとに従来の分業発生の仮説を否定的な方向から検証し、採餌に関する「役割分担表」は時間に応じて大きく変化することを示していきます。
参加登録フォーム(懇親会登録フォーム):
アクセス:
以下のwebをご参照ください
函館バス時刻表のHP:
http://www.hakobus.co.jp/search/?20180322
函館空港のバス時刻表のHP:
https://airport.ne.jp/to_go/bus/
(函館空港から五稜郭に行くには「とびっこ」というバスが便利です.)
懇親会:
日時:5月10日(金)19時45分〜
場所:五稜郭
お店:旬味 鹿六
懇親会参加締め切り:5月2日(木)
予約をしておりますので,ご参加される方は,登録フォームにて登録するか,田中吉太郎までご連絡ください.
世話人:田中吉太郎(公立はこだて未来大学)
第一回はこだて数理解析研究集会のHP: こちら