萩高かわら版(2023年度)
2024年3月10日(日)
本校生徒が第6回山口県高等学校等探究学習成果発表大会に参加しました
山口県健康づくりセンターで山口県高等学校等探究学習成果発表大会が開催され、本校からは自然科学科、人文社会科学科の2年生が発表者として、探究科1年生も見学者として参加しました。本大会には、本校以外にも、山口高校、徳山高校、下関西高校、宇部高校、岩国高校が参加しました。
本校からは以下のチームがそれぞれ発表を行いました。口頭(ステージ)発表チームは、先日の校内探究活動発表会で表彰を受けたチームです。
【口頭(ステージ)発表】※口頭発表チーム数は全15チーム
・砂の魅せる世界 ~砂の稜線~(数学分野)
・紙の形と数そして隣接の有無における強度の関係(物理分野)
・Theme Decision Master ~持続可能な「アクティブ・リサーチ」の確立に向けて(人文社会科学分野)
【ポスター発表】※ポスター発表チーム数は全31チーム
・未来につながる教育 ~世界や歴史から学んで~(人文社会科学分野)
・萩市の観光業発展に向けて ~情報発信面の改善~(人文社会科学分野)
・萩焼廃材の有効活用検討2 ~水質改善の可能性~(化学分野)
・葉っパワーでバイバイ菌 ~植物の葉には静菌作用があるのか~(生物分野)
口頭発表でもポスター発表でも、発表後は質疑応答の時間がありました。高校生同士、大学教授、観覧者の皆さんとの質疑応答を通して、さらなる学びを得る機会となりました。また、今回は探究科の1年生も観覧者として参加し、先輩たちの勇姿を観ました。来年度は自分たちがあの場で発表しているのだという実感も湧いてきたのではないでしょうか。
そして最後はドキドキの結果発表。本校からはなんと、最優秀賞、優秀賞をそれぞれ受賞しました!受賞した生徒の皆さんおめでとうございます!
【最優秀賞】砂の魅せる世界 ~砂の稜線~(数学分野)
【優秀賞】紙の形と数そして隣接の有無における強度の関係(物理分野)
これまで探究活動をおこなってきた生徒の皆さん、お疲れ様でした!自分たちなりに試行錯誤してきたからこそ自分なりの言葉で語れる経験になっているなと感じました。これからも自分たちなりの興味を探究し続けてほしいと思います。
2024年2月29日(木)
同窓会入会式 賞状授与式を行いました。
明日の卒業式に先立って、同窓会入会式を行いました。萩高校同窓生の今地先生から、同窓会入会への歓迎の言葉の後、「卒業後、全国8支部(東京、東海、大阪、広島、九州、山口、宇部、下関)ある同窓会(指月会)の諸先輩方と縦の糸のつながりを持っていただくことで、萩高校同窓会の結束を強めていってほしい」「私の幸せ、私たちの幸せ、みんなの幸せをめざしてそれぞれの場所で活躍してほしい」との挨拶がありました。その後、各クラスの同窓会の世話係の紹介の後、卒業生を代表して3年2組の和田莉音さんが、「伝統ある萩高校の同窓会の一員として、卒業後も活躍していきたい」と挨拶しました。
同窓会入会式に引き続いて、賞状授与式を行いました。「3カ年皆勤賞」「山口県高等学校体育連盟功労賞」「山口県高等学校文化連盟功労賞」「山口県高等学校野球連盟功労賞」「国体栄誉賞」「栄光のメダル」「全国高等学校体育連盟陸上競技専門部2023年等級章」の披露と代表生徒への賞状授与の後、「日本赤十字山口県支部長感謝状」、「ユネスコ活動功労賞」及び「第67回全国学芸サイエンスコンクール」の披露を行いました。
この度の表彰を受けた生徒以外も、卒業生一人ひとりが文武両道をめざして、様々な分野で活躍し、結果を残してくれました。
明日はいよいよ卒業式です!
2024年2月10日(土)
萩ユネスコ協会 令和6年新春の集いにJRC部員が参加しました。
令和6年2月10日(土)、「萩ユネスコ協会の新春の集い」が萩総合福祉センターで開催され、本校のJRC部員4名が体験発表を行いました。
本校は、ユネスコから「ユネスコスクール・キャンディデート」としてユネスコスクールの活動に参加しており、教育活動では、「探究活動」と「地域貢献活動」の二本柱を中心に授業や部活動等で積極的に取り組んでいます。地域貢献活動においては、その中心的な役割を担っているのがJRC部です。
発表では、2年の村田結夢さん、水津美佑さん、1年の中村あこさん、田中明日佳さんがSDGsの17の目標に基づいて、校内外で行っている献血ボランティアや地域の清掃活動などの地域貢献活動について発表し、今後の展望についてそれぞれ決意を述べました。
発表後の質疑応答では、参加された皆様から、JRC部をはじめとした、高校生の地域との連携やSDGsに基づいたボランティア活動等の充実など、今後の活動への期待とエールを送るメッセージをいただきました。
JRC部の皆さん、大変お疲れ様でした!
2024年2月4日(日)
本校生徒の代表が「やまぐち探究サミット」に参加しました!
山口県ひとづくり財団が主催する「やまぐち若者MY PROJECT」の一環として行われる「やまぐち探究サミット」が2月4日(日)に山口県セミナーパークで行われ、本校から2年生4名(笠井愛里さん、仲子和里さん、小林こころさん、波多野蒼さん)が出場しました。
4名は、2年次の総合的な探究の時間「萩グローカルラーニング(HGL)」の中で、1年間取り組んできた内容を発表しました。
プロジェクト名は「萩・竹灯路物語でふるさとを支YELL!」。
世界遺産である萩城下町を生かした「萩・竹灯路物語」というイベントの良さをもっと多くの人に知ってもらい、地元を明るく盛り上げるために、何ができるかを考え、探究活動を行ってきました。実際にイベントのお手伝いやイベントに参加された方にアンケート調査を行ったり、萩市の担当者にも聞き取りなどを行なったりするなど「萩・竹灯路物語」のイベントを少しでも良くしようと活動したことを堂々と発表してくれました。発表後の質疑でも、地元愛があふれる思いを審査委員の方にぶつけていました。
残念ながら、予選通過・全国大会出場とはなりませんでしたが、県内から集まった多くの高校生とも交流することができ、「地域を少しでも良くしたい!」という思いを共有できました。
発表された4人の皆さん、大変にお疲れさまでした!
2024年2月1日(木)
校内探究活動発表会を開催しました(人文社会科学科・自然科学科2年生)
人文社会科学科、自然科学科の2年生はこれまで7チームに分かれ、探究活動を行ってきました。そしてこの度千秋楽さんの会場をお借りして、その探究活動の成果や学びを発表する校内探究活動発表会を開催しました。
各チームの探究テーマ(発表タイトル)は以下の通りです。
・未来につながる教育 ~世界や歴史から学んで~(人文分野)
・萩市の観光業発展に向けて ~情報発信面の改善~(人文分野)
・Theme Decision Master ~持続可能な「アクティブ・リサーチ」の確立に向けて(人文分野)
・砂の魅せる世界 ~砂の稜線~(数学分野)
・紙の形と数そして隣接の有無における強度の関係(物理分野)
・萩焼廃材の有効活用検討2 ~水質改善の可能性~(化学分野)
・葉っパワーでバイバイ菌 ~植物の葉には静菌作用があるのか~(生物分野)
発表前には、岩崎校長先生から「聞き手に理解され、共感してもらえる発表をしよう」とお話がありました。これまでそれぞれのチームで素晴らしい探究活動を頑張ってきたからこそ、より効果的なプレゼンができるように伝え方もさらにレベルアップしようとお話がありました。
その後、生徒たちは緊張の面持ちで発表を開始しました。各チーム8分間の発表、質疑応答が行われました。探究科の1年生、指導助言者の山口大学国際総合科学部、理学部の先生方から、さまざまな角度から質問やコメントがありました。また、指導助言者の先生方の専門性の違いによって質問やコメントをする視点が異なるのもとても面白かったです。
例えば、「砂の稜線」についての探究へは、衛星データから地上の山の稜線データを取って土砂災害のリスクが高いところを発見するという研究になる可能性をご指摘をいただいた方もいれば、今回使用した菊が浜の砂のサラサラ具合の価値についてコメントされた方もいらっしゃいました。
最終的に、人文社会科学科から最優秀賞、自然科学科からは最優秀賞と優秀賞が以下のように授与されました。受賞したチームは、3月10日(日)の山口県探究活動成果発表大会でステージ発表に臨みます。
【最優秀賞】Theme Decision Master~持続可能な「アクティブ・リサーチ」の確立に向けて(人文分野)
【最優秀賞】紙の形と数そして隣接の有無における強度の関係(物理分野)
【優秀賞】砂の魅せる世界 ~砂の稜線~(数学分野)
これまで探究活動をおこなってきた生徒の皆さん、お疲れ様でした!質疑応答の様子を見ていても、自分たちなりに試行錯誤してきたからこそ自分なりの言葉で答えることができていたのだと思います。今後の人生でも、自分たちなりの興味を探究し続けてほしいと思います。
2024年1月22日(月)
消費者教育出前授業を実施しました
成年年齢が18歳に引き下げられ、高校段階で自立した消費者としての自覚をもち、行動することが求められています。
授業でも、公共や家庭基礎を中心に消費者教育や金融教育に取り組んでいます。
そうした中、本校2年生に対して消費者教育の出前授業を1月22日(月)に行いました。
講師として、山口銀行萩支店、明治安田生命萩営業所の職員の方から講義をしていただきました。
授業の前半では山口銀行の方から生徒自らのライフプランの設計を通じて各ライフイベントに応じたお金の使い方などを講義していただきました。
また、後半の明治安田生命の方からは、自立した消費者として様々なトラブルに巻き込まれないためのポイント等について講義していただきました。
いずれの講義も、生徒が社会で生きていくうえで大切な内容の講義でした。
山口銀行萩支店、明治安田生命萩営業所の職員の皆様、ありがとうございました。
2024年1月20日(土)
地域連携教育再加速フォーラムで2年生が探究について発表しました
1月20日(土)に山口県セミナーパークで地域連携教育再加速フォーラムが開催され、2年生の池田愛心さん、金子実由さんが本校の代表として探究の成果・学びについて発表を行いました。約30~50人の参加者の方々に対して、20分ほど発表・質疑応答を行いました。
彼女たちの探究テーマは「萩着物ウィーク」。毎年10月に開催されている萩のイベントですが、彼女たちはこのイベントに観光的な可能性がもっとあるんじゃないかと考え、探究をスタートさせました。
・萩市役所観光課の方へのインタビュー
・萩高生へのアンケート調査
・自らこのイベントに参加(魅力を自ら体感、参加者へのインタビュ等)
など、実社会で様々なアクションを通して実態調査を行いました。
すると、参加者層は20~30代の女性、市外からの参加者、リピーターがそれぞれ多めであることが分かってきました。そして、萩高生へのアンケートから、このイベントに参加することに関心がある生徒はそう多くないことも分かりました。
そこで彼女たちは「萩着物ウィークを男女問わず、特に学生に参加してもらえるイベントにするには」という問いを立て、「①運営側として関われないか」「②着物ウィークでできそうな企画を提案できないか」「③宣伝できないか」という3つのやっていきたいことを萩市観光課に提案し、ぜひ関わって欲しいというお言葉をいただいたそうです。
質疑応答では様々な質問をいただきましたが、自ら考え、行動してきたからこそ、どんな質問にも自分なりの言葉で語ることができていました。探究を通して、イベントに参加する側だけでなく、イベントを創る側に参画する視点で「萩着物ウィーク」を見つめられるようになっていったようでした。
これまで得た学びや生まれた問いなどをぜひ後輩にも伝え、学年をまたいだ探究にもチャレンジしていけるかもしれない、そんな可能性を感じる発表でもありました。池田さん、金子さんお疲れ様でした!
2023年12月20日(水)
はあぶビジョンの新春特別番組に本校生徒が出演します!
毎年恒例となっております、はあぶビジョンの特別番組「はあぶビジョン高校生サミット2024」に本校生徒2名が参加します。(収録は11月7日(火)に萩・明倫学舎にて行われました。)
この番組は萩市内の3つの高校(萩高校、萩商工高校、萩光塩学院高校)から2名ずつ計6名の高校生が集まり、今頑張って取り組んでいることや将来の夢、ふるさとへの想いなどの話をしながら、ふるさとの未来について考えるという企画です。
本校からは2年生の岡崎晴佳さん、植木天心君が参加し、様々な質問に対して、ユーモアを交えながら自分の意見を語っていました。
また、ふるさとの未来について提案するコーナーでは、個性溢れるアイデアがたくさん出ていました。そして、6名の高校生が多様な考えに共感しあったり、それぞれのアイデアに対して考えを述べあったりと、面白い対話の場となりました。
本番組は年明けで、放送日時は以下の内容となります。
「はあぶビジョン高校生サミット2024」
1月2日(火) 6:00~・ 9:00~・12:00~・18:00~・21:00~・23:00~
1月3日(水) 11:00~・17:00~
1月4日(木) 12:00~・18:00~
1月5日(金) 15:00~
1月7日(日) 21:00~
1月8日(月) 17:00~
ぜひ、ご覧ください!
2023年12月15日(金)
2年生修学旅行 4日目
修学旅行4日目(最終日)は上野恩賜公園へ移動して自由散策。東京国立博物館、国立科学博物館、上野動物公園、国立西洋美術館などに入ったり、アメ横まで移動して昼食を楽しんだりしました。
その後は羽田空港に移動し、飛行機で出発。萩・石見空港に到着し、ほぼ予定時刻通り学校にて解散となりました。
2023年12月14日(木)
2年生修学旅行 3日目
修学旅行3日目は、朝から東京ディズニーリゾートへ!
ディズニーランド・ディズニーシーに分かれて自由に行動し、最後はライトアップされた中で花火を鑑賞しました!
2023年12月13日(水)
2年生修学旅行 2日目
修学旅行2日目は、終日の都内班別自主研修からスタート。
食べ歩きをする班、買い物をする班、横浜へ移動する班……などなど、それぞれの班が自分たちで立てた計画に基づいて行動しました。
そして夕方にはスカイツリーに集合し、東京都の夜景を満喫しました!
2023年12月12日(火)
2年生修学旅行 1日目
今年の修学旅行は、萩・石見空港から飛行機で東京へ出発!
都内選択企業研修では、読売新聞、JICA、パナソニック、羽田空港に分かれてそれぞれ見学したり、お話を伺ったりしました。
その後は劇団四季『アラジン』を鑑賞。生徒たちは感動に包まれました。
明日は、終日の都内班別自主研修です!
2023年12月7日(木)
萩東中の2年生と今年度最後の熟議を行いました
これまで、人文社会科学科、自然科学科の2年生が、萩東中の2年生と「よく生きる/幸せに生きるとは?」というテーマのもと熟議を行ってきました。1年生時の3月、2年生になってから10月に二度熟議を行い、今回は最終回でした。前回までの熟議を踏まえ、萩東中生が2月の立志式に向けて自分なりの想いを言葉にし、それに対してほかの萩東中生や萩高生から問いかけやフィードバックをしました。
萩東中生約6名ずついる各グループに萩高生は1~2人ほどでファシリテーターとして入りました。中学生から様々な想いが語られる中、それらの考えを受け止めつつ、「そんな風に考えるようになった背景にはどんな経験があったの?」などのように、中学生の思考をさらに深めるための問いかけをする様子が多くのグループで見られました。
問いかけやフィードバックがあった後、萩東中生は再度自分なりに想いを文章にし、最後にグループ内で共有して今回は終了しました。萩東中の先生からは「普段はここまで1人1人の生徒に寄り添いながら立志式で語る文章について対話する機会は手厚くない。一生懸命寄り添ってもらってありがたい」というお言葉をいただきました。
これまで計3回ほど熟議を重ねてきましたが、1~2人で多くの中学生を目の前にし、その熟議を成り立たせていった背景には萩高生たちの多くの苦労と試行錯誤があったように感じています。色々と難しさを感じた生徒もいたようですが、受け身的にただそこにいるだけではどうにもならない場を主体的にファシリテートする経験であり、試行錯誤しながらリーダーシップを発揮する貴重な経験になったのではないかなと思います。萩高生の皆さん、お疲れ様でした!
2023年11月19日(日)
JRC部が海岸清掃ボランティアを行いました。
11月19日(日)、JRC部が萩市青長谷海岸のボランティア清掃を行いました。これには、明治安田
生命の萩営業所の皆さんも参加され、海岸に漂着したプラスティックごみを中心に収集を行いました。
前日からの悪天候も心配され、当日は少し肌寒く感じましたが、清掃を行うにつれて身体も暖まり、多くのごみを収集することができました。また、この海岸は砂浜ではなく、石の海岸のため、足元が悪いところもありましたが、生徒は果敢に石や流木の隙間などにあるごみを収集してくれました。
約2時間の活動で、ごみ袋にして、20袋以上のごみを収集することができました。
現在、海洋プラスティックごみが地球環境に大きな影響を与えることが指摘されており、きれいな海を守るためには、こういった取組とともに、根本的に、ごみを出さない努力も必要であると感じました。
JRC部の皆さん、お疲れさまでした!
2023年11月11日(土)、12日(日)
萩ふるさと祭りで本校生徒が活躍しました!
11月11日(土)、12日(日)に萩市中央公園を中心に開催された「萩ふるさと祭り」では、本校生徒が様々な分野で祭りを盛り上げてくれました。
まずは、本校や萩光塩学院高校の生徒が中央公園で出店しました。今回は、本校卒業生でもある山中さん(山口大学国際総合科学部研究生)が主催した事業に有志の生徒が参画して、出店企画から当日の運営までやり遂げました。
出店していたのは、フランクフルト、キックターゲット(サッカーボールを蹴って的を狙うゲーム)、アンボール(ボールを投げてターゲットを倒せたらクリアというゲーム)の3ブースでした。遊び系のブースが2つあったからか、ブース付近では特に小学生が多く見られ、笑顔や笑い声が飛び交っていました。
自分たちの「やってみたい」をカタチにして、誰かに喜んでもらえたという経験は、彼らのさらなる「やってみたい」につながりそうだと感じました。出店した皆さん、お疲れ様でした!素敵な場づくりでしたよ!
また、吹奏楽部の生徒は、11日(土)の夕方に、萩商工高校、萩光塩学院高校の吹奏楽部と3校合同の演奏を行いました。
本番までに、3校の合同練習も行いながら、曲の完成に努めてきました。当日は、雨も心配されましたが、演奏開始時刻の17時頃は天候も良く、3校の約40名の明るい響きが来場された方を魅了していました!
2023年11月12日(日)
萩探究部第7期初回授業が行われました
萩市が主催している萩探究部(通称はぎたん)の第7期初回の授業が行われました。はぎたんでは慶應義塾大学等の大学生が萩市内の高校生の探究活動に伴走してくれます。
最初に大学生から、今期のテーマは「鋭力(えいりょく)と問う力(とうりょく)」だと説明がありました(※)。
※「鋭力(えいりょく)」とは?
・ここでいう「鋭さ」とは「唯一無二の尖り」を意味します。
・「鋭さ」は圧倒的な知識量や既存分野のフロンティアであることなども含みますが、はぎたんでは特に他者との対話などの交錯を通して、自分自身の土俵を開拓し、オンリーワンの鋭さを極めます。
※「問う力(とうりょく)」とは?
・「問う」には、自分の中で問う知の深化をすることと他者への問いや疑問を通して知の探索をする2種類があります。
・自分の中で問いを生み出すことで、インプットの質が高まり自分ごとの学びを増やすことができます。
・他者に対して問いを投げかけることで、返ってくる答えから他者の世界観や自分の知らなかったことに気づくことができます。また、自分と他者との違いを見つけ、自分の鋭力を磨くことにつながります。
自分なりの「鋭さ」を探ったり、「問う力」を高めるため、主に「ふふふ不思議眼鏡店」「ワクワクからの目標設定」という2つのワークを行いました。「ふふふ不思議眼鏡店」ワークでは、教室を飛び出して、身近な「気になる」を写真に撮り、その「気になる」について問いを生み出しました。「ワクワクからの目標設定」ワークでは、自分のワクワクの源にはどのようなものがあるかを探り、そこから今期の探究テーマ、目標を考えました。
第7期は3月まで続きます。今期はこれからどんな探究が行われるのか楽しみです。参加している皆さん、応援しています!
2023年11月9日(木)
静岡県立韮山高校との交流会を行いました。
本校と韮山高校とは、平成28年に世界遺産に指定された韮山反射炉・萩反射炉を介しての生徒会同士の交流に端を発し、平成29年からは、修学旅行により来萩する韮山高校の生徒たちと交流を深めながら、世界遺産となった反射炉に関してなど、お互いの地域・文化・歴史などについて、より身近なものとして学び理解することを目的として隔年で交流会を行っています。
その交流も韮山高校の修学旅行日程の変更等で、交流会自体は今年度が最後となります。
交流会は、11月9日(木)韮山高校2年生の修学旅行の来萩に併せて、本校2年次生との交流会を行いました。
前回は、コロナ対策として、密を避けるため、校内5会場に分かれてリモートで実施しましたが、今年度は、体育館で一堂に会して実施しました。
交流会では、両校生徒会長挨拶、両校の学校紹介の後、メイン企画であるクイズ企画では、両校の特色や各地域の内容についてのクイズを出題し、各グループで考えるという内容でした。
萩高校は、各グループにタブレット端末を配置し、全員で画面を見て、話し合いながらクイズに回答していました。
短い時間ではありましたが、初めて会った両校の高校生同士が楽しく会話をするシーンやクイズで盛り上がるシーンが多くみられました。
交流会は今年度で終了ですが、一度結んだご縁を絶やすことなく、両校の交流は、来年度以降も何らかの形で続けていけたらと思います。
2023年10月25日(水)
第2回学校運営協議会を開催しました。
本年度の第2回学校運営協議会を10月25日(水)に開催しました。
開催に先立って、6限目に2年次探究科の探究活動(アクティブ・リサーチ、理数探究)7限目に1年次の総合的な探究の時間の授業見学を行い、生徒の探究活動の様子を御覧いただきました。
今回の協議会では、県教育庁地域連携教育推進課の上部指導主事にも御出席いただき、
・学校評価書の中間評価について
・スクール・ポリシーの策定について
・授業見学及び本校の探究活動の充実に向けた意見交換
を主な議題として協議を進めました。
学校評価書については、次回(第3回)の最終評価に向けた助言を、委員の皆様から伺いました。
今年度末までに策定するスクール・ポリシーにおいても、アドミッションポリシーの内容等について意見を伺いました。
また、授業見学の感想や探究活動の充実に向けて、委員の皆様から、生徒が身に付けるべき資質・能力ベースで系統的・計画的に進められており、今後の探究活動の更なる充実に期待の声が寄せられました。
2023年10月13日(金)
萩西中で放課後学習支援ボランティアを行いました
昨年度から取り組んでいる萩西中学習支援ボランティア「萩高生と学ぼう楽習快(がくしゅうかい)」を、今年度は夏休みに引き続き、10月、11月の放課後にも開催しています。
今回は萩西中生2名、萩高生1名が参加し、萩高生が萩西中生の自習をサポートしました。萩西中生はちょうどテスト期間中ということもあり、テストに向けて克服したい苦手な教科などに取り組み、わからない問題について萩高生に質問しながら学習を進めていました。
萩高生は、質問されたことに答えるだけでなく、中学生が悩んでいる様子を見て「今どこでわからなくなってる?」「お、これはこの法則をもとにすると考えやすいかも。一緒に考えてみようか!」などのように問いかけ、寄り添いながら中学生の学習をサポートしていました。
次回11月開催回では萩高生は3名ほど参加予定です。参加した萩西中生、萩高生の皆さん、おつかれさまでした!
2023年10月11日(水)
1年探究の授業で、萩市役所の方々をゲスト講師としてお招きしました
1年生の総合的な探究の時間で、「今年度設定する探究テーマのヒントを見つけるために、萩市の様々な分野について現状・魅力・課題(取組も含む)について知る」という狙いのもと、萩市役所からゲスト講師をお招きしました。生徒自身が興味を持っている分野について、萩市ではどのような状況になっているのか知る機会となりました。
今回は、農政課、水産課、地域包括支援センター、健康増進課、地域医療推進課、子育て支援課、商工振興課、おいでませ、豊かな暮らし応援課、まちじゅう博物館推進課、萩・明倫学舎推進課の10ブースに分かれ、生徒は興味のある分野のブースを3つ聞きに行きました。
生徒のワークシートを見てみると、
「まちじゅう博物館構想のことを観光客に知ってもらうことも大事だが、萩市民にももっと周知していくべきだと思った」
「若い人がもっと就農するようになるにはどんな工夫が必要か」
「萩に来てもらうだけでなく、泊まってもらうためにはどうすべきか」
「若い人が関われるイベントをもっと増やせないかなぁ」
「みんな、がん検診を受けるべき!」
「萩の魚をプロデュースしてみたい」
「普段、バスや電車を利用しない人向けに、萩市を電車やバスで回りながら楽しむツアーのようなものを企画してみてはどうか」
など、ここでは書ききれませんが、様々な感想、生まれた問い、アイデアがありました。
具体的な情報を知り、興味が湧いたこと、新たに生まれた問い、やってみたいアイデアなど、様々ある中で、生徒たちがどのような探究テーマを設定していくのか楽しみです。
2023年10月6日(金)
萩東中の2年生と熟議を行いました
人文社会科学科、自然科学科の2年生が、萩東中の2年生と「よく生きる/幸せに生きるとは?」というテーマのもと熟議を行いました。1年生の3月に一度熟議を行い、今回は二度目の熟議でした。前回も同様のテーマで熟議していましたが、今回は萩東中生が職場体験学習を経て、同じお題に対して「考えを更新する機会」及び「更新されていることを実感する機会」とすることをねらいとし、実施しました。
萩東中生約10名ずつほどいる各グループに萩高生は1~2人ほどでファシリテーターとして入りました。中学生から様々な考えが出る中、それらの考えを受け止めるだけでなく、「今出した考えについて具体的にどうすることが『よく』生きる、『幸せに』生きることに繋がると思う?」などのように、中学生の思考をさらに深めるための問いかけをする様子が多くのグループで見られました。
萩東中生が「よく生きる/幸せに生きる」ために大事にしたいことをそれぞれグループ内で発表した後に、クラス全体で萩高生からも以下のような感想共有がありました。
・今回の熟議では「今」の幸せのために大事にしたいことが多かったが、高校生の自分の立場としては「これから」の幸せに向けて大事にしたいことを考えることが多いと気付いた
・今回の熟議で様々な大事にしたいことが出てきたが、それぞれの要素が絡み合っていることを感じた。例えば、「健康」はすべての要素の土台になっていると感じた。
次回は最終回として12月に熟議を行う予定です。萩東中生は2月の立志式に向けての宣言を考えてきて、高校生はそれに対して問いかけやアドバイス等を行う予定です。
2023年9月25日(月)
「萩フレンド保険」加入者特典における萩産品選定発表の記者会見に参加しました。
「萩フレンド保険」とは、県外の方を対象として、加入者が地震や豪雨で被災した際に、萩市内の宿泊施設を無償で提供する制度で、緊急時の避難に加え、萩産品の送付や萩体験ツアーへの招待などの加入者特典があります。
この度、加入者特典の一つである萩産品の内容を萩市内の高校生(萩高校、萩商工高校、萩光塩学院)が考案し、選定された産品の記者発表が9月25日(月)に行われ、萩高校から2年の池田 愛心さんが参加しました。
田中萩市長の挨拶の後、各高校から自校の生徒が考案した萩産品の発表がありました。三番目に登場したは本校の池田さん。萩高校考案の三つの産品について、わかりやすく紹介しました。
萩高生が考案した三つの産品は以下のとおりです。
《1品目》どんどんごっこ
萩といえば「どんどん」。遠くでもどんどんの味を楽しんでもらえるよう、肉うどんとわかめむすびのセットを考案しました。
《2品目》ふぐぼこ~萩の癒し~
萩市は魚がおいしいので、ふくの刺身とかまぼこのセットで、萩の海の幸を堪能してもらうよう、考案しました。
《3品目》チートデー~日々の御褒美~
デザートをテーマに、夏みかんを使ったジュース、シャインマスカット、萩焼茶碗クーヘンで日々の疲れを癒してください。
提案した産品は、陸上競技部の生徒を中心に考案しました。部活動で疲れた時に食べたいもの、また萩の魅力を知ってもらいたいとのコンセプトで考案したそうです。
萩高生の考案した産品は、早速、今月末に加入者の方に送付されるそうです。萩の魅力を知ってもらい、萩に観光で訪れてもらいたいですね!
2023年9月16日(土)~17日(日)
令和5年度第68回山口県高等学校新人陸上競技大会
標記大会が9月16日(土)・17日(日)の2日間、維新みらいふスタジアムにて開催されました。2年生が主体となってチームを引っ張り、1年生も全力で競技をすることができました。今回は男女の4×100mRで表彰台と、アベックで中国大会への出場権を獲得することができました。また、自己新記録も多数更新し、実りのある大会となりました。
ご声援くださったご家族の皆様、萩高校陸上部を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。3位以内の選手は、10月7日(土)~8日(日)に広島県広島市で開催される中国高校新人大会に出場予定です。1つでも上の順位を目指して全力で戦ってきます。
<結果:8位入賞>
○男子
総合の部 4位
トラックの部 4位
フィールドの部 8位
100m 4位 烏田凛太朗 8位 中村友紀
800m 2位 中村真煕
1500m 7位 楢林暖大
110mH 1位 小野友暉
4×100mR 3位 小野友暉・烏田凛太朗・藤﨑優太・岩﨑啓祐
走幅跳 6位 藤﨑優太
三段跳 6位 藤﨑優太
砲丸投 3位 橋本武澄
円盤投 8位 橋本武澄
○女子
総合の部 3位
トラックの部 3位
200m 3位 栢芽生 4位 上田晴子
100mH 2位 杉山結菜 8位 木村奈津子
5000mW 1位 西山こと乃
4×100mR 2位 木村奈津子・杉山結菜・栢芽生・上田晴子
走高跳 7位 井町百芭
走幅跳 6位 松原榎保
<部員から一言>
○2年 小野友暉
今回の大会では110mHと4×100mRに出場しました。どちらも1日目に予選・決勝があり、1日に4レースというスケジュールでした。結果は110mHでは自己ベストを0.2秒更新して1位、リレーではなんとか3位に入り、どちらも中国新人大会出場を決めることができました。中国大会ではさらに自己ベストを出すことを目標に頑張ります。
○2年 木村奈津子
今大会の目標は「リレーで3位以内」でした。予選のタイムは51秒66の4位通過で、少し不安な気持ちを抱えながら決勝の舞台に立ちました。しかし、チームメイトの大きな声援が私を奮い立たせ、自信につながりました。そして、50秒82の今シーズンのチームベストで2位となり、中国新人大会への切符をつかみました。次のステージではさらに良い結果を出せるようにメンバーと協力し、私たちの走り、チームワークに磨きをかけたいです。
2023年9月14日(木)
大学や他の高校の先生に探究活動へのアドバイスをいただきました
普通科2年の総合的な探究の時間「萩グローカル・ラーニング(HGL)」で、昭和女子大学総合教育センターの緩利(ゆるり)先生、青木先生(西京高校教諭)に探究活動へのアドバイスをいただきました。
現在生徒たちは、探究テーマごとに1~5人1グループ(計34グループ)で探究活動を進めています。この日は5限目~7限目を活用して、1グループあたり約8分間で緩利先生、青木先生に、今考えていること・アイデア、困っていることなどを伝え、先生方から「いいね!」「面白いね!」というお言葉をいただいたり、問いかけによって考えるべき/考えると面白い観点などの助言をいただいたりしました。中には、「萩にゃん。の魅力を発信する上で、本当にその方法は適切?」などのように、問い直しが起こっているグループもありました。そのように、生徒が持っていなかった視点や知らなかった社会のリアル(実態)などをいくつもいただく中で、生徒たちは視野が広がったようでした。
先生方との対話以外の時間は教室で各グループが活動しました。また、相談時間以外の時間を活用して、フィールドワークに出かけた生徒もいました。今回の授業の前は、多くの生徒が探究テーマに対して自身の原体験や、身近な人から見聞きした情報は持っているものの、明らかにしたいことや調べるポイント、アクション計画が具体化されていないことが多くありました。しかし、先生方との対話を通して、それらの選択肢を得ることができて話し合いが深まり、探究していきたい問いをより具体的に考えられている様子が窺えました。今後の探究活動の更なる深まりが楽しみです。
2023年9月8日(金)
本校陸上競技部生徒がインターハイの優秀選手賞を受賞しました。
本校から今年度インターハイ出場し入賞した陸上競技部の西山こと乃さん(女子5000m競歩出場、2年)がこの度、優秀選手賞を受賞し、9月8日(金)に授与式を行いました。
西山さんは、女子5000m競歩で中国大会に出場、見事優勝しインターハイに出場しました。インターハイでも持ち前のガッツと最後まであきらめない執念で4位入賞を果たしました。今年度のインターハイで陸上競技の本県唯一の入賞で、本県の陸上競技も大いに盛り上げてくれました。
授与式では、山口県高体連の行實将司理事長から、賞状とトロフィーが贈られました。
西山さんは、今後10月の国体にも出場予定で、更なる活躍が期待されます!
応援してくださった皆様、大変にありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
2023年9月2日(土)
令和5年度体育祭を行いました。
9月2日(土)、令和5年度萩高校体育祭を開催しました。今年度は4年ぶりに保護者等の皆様の人数制限は行わず、来賓や保護者、地域の皆様に御来場いただいた体育祭となりました。
また、PTAの役員の皆様によるジュースの販売も昨年に引き続き行いました。
体育祭のスローガンは「萩鷹柱~飛竜乗雲~」として、生徒一人ひとりが、個々の力を最大限に発揮できるよう全力で体育祭を取り組もうという内容のスローガンで行われました。
今年度は、コロナ禍で実施を見送っていた団体競技も復活、さらには、30数年ぶりにフォークダンスが復活するなど話題満載の体育祭でした。
応援合戦では、各色が短い練習時間の中で、工夫を凝らしたダンスに挑戦。各色の団結がみられた素晴らしいパフォーマンスでした。
最後の色別リレーまで白熱したパフォーマンスの結果、総合優勝はRed Arrowsでした。
晴天の下、どの色もスローガンの通り全力で競技を行い、大変盛り上がった体育祭となりました。ご来場された来賓や保護者・地域の皆様、たくさんの応援をありがとうございました。
2023年8月8、9日(火、水)
探究科2年生が広島大学宿泊研修を行いました。
探究科(人文社会科学科、自然科学科)2年生が8月8日(火)、9日(水)の一泊二日で、広島大学で研修を行いました。
これは、大学の専門的な知識・技能の深化を図るとともに、探究する能力及びコミュニケーション能力を身に付けるために行っており、コロナ禍で3年間実施できませんでしたが、この度4年ぶりの研修実施となりました。
生徒は、各学科で教育学部第二類(理系)、第三類(文系)に分かれ、大学の模擬授業や体験実習を行いました。
生徒にとっては、大学の研究内容に触れる絶好の機会であり、大学の先生方も高校生に対して分かりやすく丁寧に講義等を行なってくださいました。
この研修を機に、生徒一人ひとりが、自身の進路意識の更なる高揚につながってほしいです!
広島大学の先生方、大変にありがとうございました。
2023年8月11日(金)
萩探究部参加生徒が「明倫学舎の夏祭り」で縁日を企画・開催しました
萩市が主催している探究プログラム「萩探究部」に参加している本校の生徒が8月11日に萩・明倫学舎で開催された「明倫学舎の夏祭り」で、縁日を企画・開催しました。
この生徒は萩探究部の中で「萩っ子のわくわく創造プロジェクト」に取り組んでおり、夏休み中に萩の子どもたちがわくわくできるイベントを企画してみることをミッションにして、5月から連携先の「Waku②BASE(※)」の方と相談しながら活動を進めてきました。
※読み方は「わくわくベース」。明倫学舎4号館にある「子ども第三の居場所拠点」。詳細は下記URLより
https://www.instagram.com/waku2base/
まず5月の企画アイデア出しの段階で、彼女は「コロナで遠ざかっていた縁日のようなものを小さくてもいいからやってみたい(小さいこの中には縁日を経験したことがない子もいるかもしれない)」という想いを持ち、縁日企画で進めたいという方針が定まりました。するとちょうど偶然、明倫学舎がWaku②BASEと連携して、夏に「夏祭り」を開催したいという話が舞い込んできました。その話に乗らせてもらい、縁日企画の予算も確保できることになりました。
食べる系はポップコーン、わたがし、かき氷を、遊ぶ系はボールすくい、射的をしようという話で固まり、その他、「スタンプラリーみたいなのがあると全部回ってもらいやすいかも」や「ゲーム性があって賞品に差が出るようにするのも面白そう」などと、自分なりに試行錯誤しながら企画を練っていきました。
また、同じプロジェクトに参加していた萩光塩学院高校の生徒が縁日のほかにも「巨大すごろく」や「アイスづくり」の企画を開催しており、それらの企画もすべて回ってもらうためにスタンプラリーに組み込むなど、連携して企画しました。
そしていよいよ企画当日。なんと最終的に(約2時間半で)子どもだけで182人が来場するという大盛況になりました。途中で、人がいっぱい来すぎて縁日企画に運営スタッフが足りなくなることもありましたが、光塩の生徒が助けに来てくれるなど、臨機応変に助け合いました。
光塩の生徒も含め、充実した顔つきで企画を終えることができました。後日振り返り会も開催する予定ですので、またその様子もお届けします。お楽しみに。
2023年8月7日(月)
萩西中で学習支援ボランティアを行いました
昨年度から取り組んでいる萩西中学習支援ボランティア「萩高生と学ぼう楽習快(がくしゅうかい)」を今年度も開催しています。昨年度は放課後実施のみでしたが、今年度は新たに夏休み中にも実施しています。
今回は萩西中生4名、萩高生1名が参加し、萩高生が萩西中生の自習をサポートしました。萩西中生は夏休みの宿題に取り組み、わからない問題について萩高生に質問しながら学習を進めていました。
萩西中は一本の道を挟んで萩高と隣接しています。このような立地環境だからこそ気軽にできる連携もあります。毎年萩西中からも多くの生徒が入学してきますので、萩西中生にとっても少し先を生きる萩高生の先輩と交流し、萩高の話も聞ける良い機会になっているのではないかと思います。
参加した萩西中生、萩高生の皆さん、おつかれさまでした!
2023年8月5日(土)
文芸・新聞部の生徒が、「子どもが学ぶ松陰先生」で発表しました
令和5年8月5日(土)に開催された、「令和5年度 子どもが学ぶ松陰先生」(山口県教育会萩支部主催)において、文芸・新聞部の小野さん、野村さん(いずれも探究科1年)が、小学生・中学生を対象に、「吉田松陰誕生地」・「吉田松陰・金子重輔銅像」の近くにある「吉田松陰の墓ならびに墓所」(萩市指定史跡)について発表しました。
小野さん・野村さんは、7月から、『吉田松陰全集』所収の史料を読みながら、吉田松陰の事績について調べてきました。
まず、吉田松陰が、自ら「二十一回猛士」と名乗ったことについて、「二十一回猛士の説」(『幽囚録』所収)および「続二十一回猛士の説」(『丙辰幽室文稿』所収)をもとに考えてみました。吉田松陰の言う「猛」とは、虎のように勇ましく、新しいこの国の形を作ろうとする行動のことを言います。これまで、「東北亡命」・「将及私言」・「下田踏海」の三回の「猛」を行ったとする吉田松陰は、さらに十八回の「猛」を実行しなければならないと考えたことがわかりました。
次に、吉田松陰が、実行した「猛」の一つである『将及私言』について、原文を読んでみました。この中で、吉田松陰は、外圧に対抗して軍備を整えるとともに、新しい政治の仕組みを作ることの重要性を藩に訴えたことがわかりました。
さらに、吉田松陰が処刑された後で、その遺体をどのように埋葬したのかを、『葬祭関係文書』の中の「埋葬報告書」および「松陰先生埋葬幷改葬及神社の創建」を読んでみました。幕府から罪人として処刑された吉田松陰の無残な最期を知り、桂小五郎(木戸孝允)・伊藤博文ら4人によって埋葬されたこと、さらに、現在の東京の松陰神社のある若林の地に改葬されたことがわかりました。この経緯を知り、吉田松陰の「志」が門人たちに引き継がれたことを実感しました。
最期に、墓石に「松陰に十一回猛士墓」と彫られていることについて、安政6年10月20日付け『父叔兄宛書簡』(「永訣の書」と呼ばれる書簡)を読んで知ることができました。
また、萩の地に、吉田松陰とその一族、門人たちの墓が建てられた経緯について調べてみました。
このように、小野さん・野村さんは、原史料を読みながら、吉田松陰の事績について考えてみることができました。もちろん、原史料は、現代の文章とは違うので、読みづらいものですが、悪戦苦闘しながら読み解いていきました。そうして分かったことを、小学生にも分かるように、簡単な言葉で説明できるように文章を工夫しました。また、紙芝居仕立てで説明することで、より深く理解してもらえるような工夫をしました。
発表当日は、酷暑の下でしたが、ふたりとも分かりやすい口調で説明することができました。小学生からの説明にも丁寧に答えていました。
小学生・中学生にとっても、また、発表をした二人にとっても有意義な時間を過ごすことができました。
最後に、この会のお世話をしていただいた山口県教育会萩支部および関係者の方々にお礼申し上げます。
2023年8月5日(土)
科学部が地域の小学生に水中生物等の観察の機会を提供!
8月5日(土)に、萩わくわく科学クラブの一環として、本校において「わくわくミクロワールド」と題して光学顕微鏡による水中生物の観察等が行われました。
地域の小学生やその保護者が参加し、本校科学部の皆さんが指導に当たり、生物に関する興味・関心を高めることができました。
2023年8月4日(金)
令和5年度学校説明会を開催しました!
令和5年度の学校説明会を、8月4日(金)と8月7日(月)に開催しました。今年度は、中学生
212名、保護者89名、中学校教員19名が参加していただきました。
今回も、熱中症対策及び新型コロナウイルス感染症対策として密集を避ける形で、体育館での集合ではなく、各教室で開会行事及び学校紹介動画の視聴を行いました。
学校紹介動画では、普通科・探究科の取組や学校行事や部活動について紹介を行いました。
その後、本校生徒が中学生と萩高校での勉学や部活動などについて対話すトークセッションでは、中学生の質問に対して、高校生が萩高校の魅力や高校生活について自らの体験を交えて、丁寧に答えてくれていました。
また、体験授業では、各教科の先生方により、高校での各教科・科目の内容を踏まえ、特色ある授業が行われました。授業内容は以下のとおりです。
国 語 「古典に親しむ」
社 会 「人口から見る私の町」
数学① 「無限に足すってどういうこと?」
数学② 「正5角形の美しさ」
物 理 「わくわく物理実験!」
化 学 「温泉の科学 ~入浴剤をつくってみよう~」
生 物 「ブロッコリーを使ったDNAの抽出」
英 語 「萩高 English !」
この学校説明会を通じて、少しでも萩高校の魅力や萩高校で学ぶ楽しさを感じてもらいたいと思っています。
中学生の皆さん、来年の春、是非、萩高校でお待ちしています!
2023年8月3日(木)
「住吉神社 御船謡」巡行に野球部、陸上競技部の生徒が参加しました。
山口県指定無形民俗文化財である『御船謡』は、毛利氏の御座舟唄として、藩主が乗船する際など祝事に唄われたもので、江戸時代から続く伝統の地域文化行事です。
これには、これまでも、本校野球部や陸上競技部の生徒が萩市内を『御船謡』で練り歩く船を曳く役を務めています。
コロナ禍で昨年は規模を縮小して開催されましたが、本年は4年ぶりにコロナ禍以前の形で行われ、
8月3日(木)の巡行に、20名の生徒が、参加しました。
生徒は、暑い中ではありましたが、伝統の重みを厳粛に感じながら、朝の11時頃から夜11時近くまで、立派にその役を務めてくれました。
2023年7月20日(木)
インターハイ出場選手激励のために県教育長が来校されました。
7月20日(木)、本校からインターハイに出場する陸上競技部、柔道部の生徒の激励に、県教育委員会の繫吉健志教育長が来校されました。
インターハイには、陸上競技部から青木海橙さん(男子5000m競歩、3年)と西山こと乃さん(女子5000m競歩、2年)、柔道部から藤本巧海さん(男子個人73㎏級、3年)の3名が出場します。
繁吉教育長が柔道場とグラウンドに直接足を運ばれ、インターハイ出場選手への直接の激励と併せて、各部の部員にも激励をしてくださいました。
出場選手からは、「これまで応援してくださった、顧問の先生や家族、一緒に汗を流した仲間のためにインターハイでは練習の成果を十分発揮し、全力を尽くします!」との決意表明がありました。
また、繫吉教育長からは、「皆さんの活躍が学校、地域の活力にもつながることは間違いありません。インターハイでの活躍に大いに期待します!」との激励の言葉をいただきました。
萩高校、山口県の代表として北海道の大地で、自分の力を信じて大活躍してくれることを願っています!
2023年7月18日(火)
探究活動(アクティブ・リサーチ)の中間発表会を行いました
人文社会科学科2年の探究活動(アクティブ・リサーチ)の中間発表会を本校図書室で行いました。また、山口大学国際総合科学部より堀家先生、秋谷先生をお呼びし、指導助言をいただきました。アクティブ・リサーチは最終的にも英語で発表を行うため、今回の中間発表会でも半分以上は英語で発表しました。
アクティブ・リサーチでは3チームに分かれて生徒自ら探究テーマ設定を行っています。探究テーマは以下の通りです(今後探究テーマが少々変更する可能性はあります)。
「未来につながる教育 ~世界や歴史から学んで~」
「テーマ決めマスター」
「萩市の観光業発展に向けて情報発信面の改善」
堀家先生、秋谷先生からは、
・どのような経緯でリサーチクエスチョン(探究する問い)を設定したのか
・誰に探究の成果を聞いてほしいか(誰にとって嬉しい成果にしたいか)
など、様々な質問をいただきつつ、各チームの探究に対してアドバイスをいただきました。
発表後は、各チームで相談タイム。堀家先生、秋谷先生に約10分ずつチームに入ってもらい、生徒から相談したり、アドバイスいただいたりと、対話を通して今後の探究について考えました。最後には、先生方から「抽象的な探究テーマの場合、出口(落としどころ)が見えにくいかもしれないが、粘り強く皆さんの『やりたい』をもとに追究してほしい」「研究計画書を見るだけだと壮大な探究テーマであると感じたが、発表を聞いたり各グループで話を聞いたりすると、自分たちの足元、半径5メートルからの課題設定であることがよくわかった。今後も、半径5メートル圏内に注目しながら探究していってほしい」などの応援メッセージもいただきました。
今回の機会を通して、更なる探究の発展が楽しみです!
2023年7月16日(日)
野球応援 2回戦 善戦及ばず!
第105回全国高等学校野球選手権大会山口大会2回戦が、7月16日(日)の第2試合で慶進高校と対戦しました(宇部市ユーピーアールスタジアム)。
1回戦勝利の勢いで、応援団のリードにより、球場にブラスバンド部や生徒や保護者の声援が響き渡りました。
さて、試合は初回に慶進高校に先制を許したものの、四回表に反撃開始!2点を返して反撃ムードで試合が進みましたが、相手方も着実に追加点を加え、本校も8回の相手のミスから1点を返しましたが、反撃及ばず3対9で敗戦となりました。
最後はスタンドから、野球部の選手のガッツあふれるプレーに惜しみない拍手を送りました。
野球部の皆さん、最後まであきらめない姿に感動しました。ありがとうございました!
また、応援団・チアガール・吹奏楽部・応援参加の生徒の皆さん、暑い中お疲れさまでした!
2023年7月11日(火)
野球応援 野球部初戦突破!
第105回全国高等学校野球選手権大会山口大会が7月11日(火)に開幕し、ユーピーアールスタジアムでの第2試合で山口高校と対戦しました。
今年は、7月8日(土)に開幕予定でしたが、大雨の影響の三日の順延となり、ようやく開幕となりました。今年度、4年ぶりに声出しの応援も復活し、球場にブラスバンド部や生徒や保護者の声援が響き渡りました。
当日に向け、野球部員もコンディションを万全にしながら、また、応援団・チアガール、吹奏楽部の生徒も野球部勝利のために練習を重ねてきました。
さて、試合は初回に2点を先制した後は、双方得点が入らず膠着状態に。しかし、相手方の攻撃もよくしのぎながら0点に抑えてきました。そして、8回相手のミスから1点を追加。9回表に1点を返されましたが、チーム全体でしのいで3対1で見事勝利しました!
応援も、野球部員の一挙手一投足に声援を送り、まさに、スタンドとグラウンドが一体となった良い試合でした。
野球部の皆さん、感動をありがとうございました!
応援団・チアガール・吹奏楽部・応援参加の生徒の皆さん、暑い中お疲れさまでした!
次は16日(日)、慶進高校との2回戦です。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします!
2023年7月23日(日)
第36回合唱部定期演奏会を開催します!
7月23日(日)に第36回 合唱部の定期演奏会を開催いたします。
開場13:30
開演14:00
会場:萩市市民館大ホール
入場料:一般/¥700 学生/¥300
チケットのご購入は、合唱部員にお声かけいただくか、事務室にてお買い求めいただけます。
部員一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
2023年6月23日(金)
探究科1年生のクラスで山口大学サテライト講座を実施!
6月23日(金)の6限に、探究科1年生のクラスで、山口大学国際科学部長の杉井学先生から「大学で学ぶとは」と題して講義をしていただきました。大学では、世界で誰もやったことのないことが経験できたり、習得した「知識」を実社会で使える「知恵」に変えたりすることができるなど、大学の魅力について多数うかがうことができました。
生徒からは、大学と大学院との学びの違いや、日本の大学と海外の大学との学びの違いについて質問が出されるなど、一人ひとりが自分事として捉えるとともに、どこで、何を、どのように学ぶべきか考えるきっかけを与えていただくなど、今後の学びや進路選択に役立つ有意義な時間を過ごすことができました。
2023年6月16日(月)
萩グローカル・ラーニング(HGL)で調査計画中!
先日も普通科2年生HGLの授業風景をお届けしましたが(5月12日かわら版をご参照ください)、今日も普通科約100名が探究活動に取り組んでいます。現在は探究テーマの大枠は定まり、それに対して実現したい理想の状態や、探究したい問いを出している生徒が多くいます。
以前(5月12日のかわら版)、教員や地域おこし協力隊と生徒の対話の様子を一部ご紹介しましたが、そのグループがどのように発展しているか、今日のやり取りをご紹介します。
【5月12日(金)のHGL】
教員「萩焼の『認知度を上げる』って、どうなったら認知度を上げたことになる?萩焼を知ってる人が増えればいい?」
生徒「いや、萩焼を知ってる人が増えても魅力を感じて「欲しい」って思ってもらいたい」
教員「おー、ってことはみんなの目指す『認知度向上』って萩焼の存在を知ってもらうだけじゃないんだね」
生徒「あー、たしかに。萩焼の魅力も知ってもらって、「欲しい」って思ってもらうところまでを目指してるのかも」
【6月16日(金)のHGL】
協力隊「お、あれから『萩市内に住んでいる人にもっと萩焼を使ってもらうには?』という問いになったんだね。ターゲットが具体的になったね。『認知度向上』っていうキーワードは『使ってもらうには?』という形に変わっていったんだね」
生徒「そうなんです。どうやったら『使いたい』と思うだけの魅力が伝わるかなと思ってて。ネットをどう上手く使うかですかね」
協力隊「なるほどね。ちなみにさ、市内在住の人ってわざわざ萩焼をネットで調べるのかな?身近だからこそ、あえて調べない気もしたんだよね」
生徒「あー、たしかに、そっか」
協力隊「だとすると、魅力が伝わる情報とか体験に市内の人をどうつなげるかっていうのも考えたいポイントになるかもだね」
様々な視点が交錯する対話があるからこそ気づけることもありますので、教員や地域おこし協力隊は上記のように適度な揺さぶりもかけながら生徒の探究活動の広がりや深まりをサポートしています。ここからどうなっていくか、ますます楽しみです。
2023年6月11日(日)
文芸部 第26回俳句甲子園出場
6月11日(日)に文芸部が防府市地域交流センターで行われた第26回俳句甲子園に出場しました。
今年度は昨年に引き続き2回目の出場です。
また今年度は1年生を合わせた1チーム5名ずつの2チームで参加しました。
<試合結果>
第1試合 萩高等学校A 対 萩高等学校B(3-0)
第2試合 福岡県立八女高等学校 対 萩高等学校B(2-1)
第3試合 萩高等学校A 対 福岡県立八女高等学校(1―2)
最優秀作品賞 「草餅と頬いっぱいの感嘆符」
Aチームはあと一歩のところで、全国大会出場を逃しましたが、
Bチームのメンバーである1年生 阿川拓夢君の句が最優秀作品賞に選ばれるなど
今後の創作活動への意欲が高まる良い機会になりました。
2023年6月10,11日(土、日)
水泳中国大会予選結果報告
6月10日(土)11日(日)、中国高等学校水泳競技選手権大会山口県予選会に本校から3人の生徒が出場しました。
この大会は、7月の中国大会にもつながり、出場した2人の生徒は、学校が終わり、地域のスイミングで練習を重ねてきました。
2人とも練習の成果を発揮し、出場した全ての種目で8位以内に入賞し、中国大会出場を勝ち取りました。
結果は、以下のとおりです。
2年 河村心桜 女子50m自由形第4位、100m自由形第6位
1年 池永 瑞帆 女子100m平泳ぎ第6位、200m平泳ぎ第6位
中国大会は7月22日から岡山県で開催されます。インターハイに向けて、当日に最大限の力が発揮できるよう、練習を積み重ねてほしいです!
2023年6月8、9日(木、金)
萩高校文化祭「萩鷹祭2023」を開催しました。
文化祭「萩鷹祭2023」を6月8日(木)、9日(金)の二日間で開催しました。
新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に変更されたことに伴い、3年生の飲食の販売の復活などコロナ禍前と同じ形での開催となりました。一般公開については昨年同様、行わないこととしましたが、感染予防に注意を払いながらの開催となりました。
第1日目(6月8日)は、オープニングでの生徒会の笑いありのアトラクションに始まり、文化部のステージ発表(吹奏楽部、合唱部、英語研究部)を行いました。続いて、各クラスの「クラス動画」の発表、生徒会企画(イントロドン!)を行いました。特に、クラス動画は、どのクラスも特色が出ており、年々クオリティーが高くなってきている動画ばかりでした。
第2日目(6月9日)は、各教室で、各クラス及び文化部、保健委員会等の企画や展示を行いました。各企画とも、短い文化祭準備期間の中で工夫を凝らし、来た人が楽しめるような企画ばかりでした。特に復活した3年生の飲食店は、大変盛況でした。
二日目の最後は生徒会作成の動画によるフィナーレにより文化祭を締めくくりました。
文化祭のテーマは「皆華~個性の華を咲かせよう~」。各人が準備の段階から、それぞれの立場で、できることに挑戦し、個性の華を咲かせていくことで、各部活やクラスの企画の成功につながっていると実感しました。
また、生徒会は、文化祭の成功に向け、議論を重ねながら計画立案から当日までの準備、そして当日の運営も見事に行ってくれました。
皆が笑顔になる最高の文化祭でした!
2023年5月31日(水)
第1回学校運営協議会を開催しました
令和5年度第1回学校運営協議会を開催しました。今年度初回の学校運営協議会では、
・学校基本方針及び概要説明
・学校評価書の説明・承認
・スクール・ポリシーの策定について
・「やまぐち型社会連携教育推進事業」について
を主な議題として協議を進めました。
まず、岩崎校長より、
「これから萩高校が目指すこととして『世界遺産で育む新時代のリーダー』を掲げている。そこに向けて、探究活動、地域連携教育、萩ならではの資源を活用した教育の展開を推進するために、委員の皆様にはそれぞれの立場・視点から忌憚なくご意見・ご質問いただくとともに、今後とも萩高校の教育活動にご協力いただきたい」
という趣旨の挨拶からスタートし、各協議事項で委員の皆様からは様々なご意見やご質問をいただきました。
奈古分校の方針等の説明の際には、
「生徒数が少ないからこそきめ細やかな対応をしており、生徒の自己肯定感のデータが上がっている。中学校時代に不登校傾向が強かった生徒も分校に入学しているが、昨年度は不登校の生徒数が0という成果が上がっている」
ということも報告し、委員の皆様にも周知のお願いをしました。
スクール・ポリシーの策定については、
「萩市の教育委員会議でも、萩の外に出たときに『ふるさと萩』について自分の言葉で語れるようになっているということが重要でないかという話になった。探究学習で萩のまちとの関わりを持っていくことになると思うので、『ふるさとへの愛着・誇り』などのような要素は入るとよいと感じた」
というご意見もいただき、本校の特色である「地域資源を活用した探究学習」があるからこそのご意見もいただきました。
委員の皆様から学校運営の基本方針について承認いただくとともに、今後の学校運営に関する建設的なご意見・ご提言をいただきました。今後の学校運営に活かしていきたいと思います。委員の皆様、ありがとうございました。
2023年5月27日(土)~5月29日(月)
令和5年度第74回山口県高等学校総合体育大会陸上競技
標記大会が5月27日(土)~29日(月)の3日間、維新みらいふスタジアムにて開催されました。3年生にとっては最後の県高校総体となりました。部員全員が全力で戦い抜き、個人種目で8名の選手が中国高校総体の出場権を獲得いたしました。特に印象的だったのが、「3年生の強さ」でした。競技レベルはもちろんのこと、「チームとして何ができるか?」を考え、自分の競技が終わった後も全力で他の部員を応援している姿を見たとき、人としての成長を感じることができました。また、最優秀選手賞を男子5000mWにおいて大会新記録で優勝した3年の青木海橙くんが受賞しました。
ご声援くださったご家族の皆様、萩高校陸上部を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。6月16日(金)~18日(日)に岡山県岡山市で開催される中国高校総体では、インターハイ出場をかけて戦ってきます。
<結果:8位入賞>
○男子 トラックの部 6位
800m 6位 末益琉誠 8位 中村真煕
110mH 4位 藤本翔也 6位 6位 小野友暉
5000mW 1位 青木海橙(大会新記録) ※男子最優秀選手賞
三段跳 4位 横山陸人
○女子 トラックの部 8位
100mH 7位 杉山結菜
5000mW 1位 大﨑詩 2位 西山こと乃
走幅跳 井町朱花
<3年生の部員から一言>
○男子800m 6位 末益琉誠
今年の県総体では、右足をケガしている中での試合となりました。テーピングをし、痛み止めを飲んでなんとか800mを3本走り切り、6位で中国総体の出場権を勝ち取ることができました。中国総体では県総体よりもハードになるので足を早く治し、しっかり練習を積んでインターハイへの出場権を勝ち取れるように頑張ります。
○男子110mH 4位 藤本翔也
今年の県総体では、個人として110mHに出場しました。結果としては、4位に入賞し自己ベストを更新することができたのですが、目標としていた15秒台を達成することができず悔しかったです。3回目の出場となる中国総体では、15秒台を記録して少しでも上の順位をめざし、準決勝以上に進出するという目標を達成するために戦ってきます。
○男子5000mW 1位 青木海橙
私が競歩を始めるきっかけとなった福永先輩の大会記録を更新して優勝することができて、とても嬉しく思います。さらに良いタイムを出すことができるように「凡事徹底」をテーマに練習に取り組みます。中国総体での目標は優勝することです。自分の歩きに集中して、勝ち切ることができるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
○男子三段跳 4位 横山陸人
自分は高校最後の県総体で素晴らしい跳躍ができたことがとても嬉しかったです。1年生の時は3回ファール、2年生の時は決勝には行けたものの6位に入ることができず、悔しい思いをしてきました。それでもあきらめずに練習してきた結果、今大会で13mを跳び4位になることができました。中国総体ではホップから攻めて、決勝に残りたいです。
○女子5000mW 1位 大﨑詩
高校生活最後の県総体で自己ベストを出して優勝できたことをとても嬉しく思います。気温30度近い中でのレースでしたが、思い通りのレースプランで歩き切ることができ、大きな自信になりました。中国総体では3年間の努力を思いきりぶつけて、必ずインターハイ出場を決めます。そして北海道に美味しいものを食べに行きます!
○女子走幅跳 6位 井町朱花
今回の県総体で私は、自分の種目とリレーで良い結果を残すことができず、悔しい思いをしました。しかし、競技をすることの楽しさや仲間と1つの目標へ向かい努力し、心を1つにすることの素晴らしさを知ることができました。中国総体では、いつも応援してくれている仲間や家族の思いを胸に刻み、必ず自己ベストを更新します。
○女子短距離マネージャー 佐伯翠咲
県総体がマネージャーとしての最後の仕事でした。最後の仕事はみんなを応援すること。選手一人ひとりが自分の持っている力を全力で出し切って競技に挑んでいる姿は本当にかっこよくて感動しました。みんなの競技姿を見ていると陸上部のマネージャーをすることができて本当に良かったと改めて感じました。
○女子短距離マネージャー 椙菜々子
今回の県総体がマネージャーとして参加する最後の大会でした。参加した2日間、選手一人ひとりが「チーム萩高」として最後まで戦う姿や熱い思いをもって挑む3年生の姿から、本当にたくさんの感動をもらいました。改めて陸上部に入ってマネージャーをしてきてよかったなと感じました。たくさんの思い出をありがとうございました。
~追記~
マネージャー2人がこの県総体の感想を持ってきたとき、「内容がほとんどかぶっているんです!」とありました。同じ方向を向いてマネージャーをしてくれていたことを再確認できて、顧問はとても嬉しく感じました。
2023年5月23日(火)
萩探究部(はぎたん)第6期がスタートしました!(Part2)
前回ははぎたん第6期第1回目の授業前半の様子をお届けしました。今日は後半の様子をご覧いただきましょう。
大学生の探究経験談を聞いた後は教室を飛び出してフィールドワーク。「わくわっくんを起こそう!」というワークタイトルで、自分の「!」「?」などの心が動く何かを写真に撮ってくるという活動を行いました。会場だった萩・明倫学舎の中や、外に飛び出して建物周辺を探索している生徒など様々でした。
「なんでこれって~?」
「これって前見たときはこうだったのに、なんで今は~?」
などなど、探索する中で自分なりの問いが生まれている生徒も多くいました。
中央公園で活動していた生徒に話を聞いてみると「中央公園にはたまに来るけど、いつも気づかなかったことに今日は気づいた。意外と心動くものを見過ごしているんだなと思った」と語っていました。
最後には、各個人に分かれて自身の探究テーマを検討しました。「萩っ子のわくわく創造プロジェクト」と「高校生記者プロジェクト」という大枠のミッションがある参加方法(OURプロジェクト)で参加した生徒は、早速連携先の方々と顔合わせ・アイデア出しを行っていました。これからどんなオリジナルの探究がされていくのか楽しみです!
2023年5月22日(月)
萩探究部(はぎたん)第6期がスタートしました!(Part1)
4月末に東京大学教授(すずかんゼミ主宰)の鈴木寛(すずかん)先生が来校され、萩探究部(はぎたん)の紹介をされたことをご紹介しました(かわら版の4月24日、25日、27日をご覧ください)。はぎたん第6期には本校からは10名が参加申し込みがありました。そしてついに、5月21日(日)にはぎたんの第1回目の授業が萩・明倫学舎で開催され、萩高からは7名が参加しました。
まずは自己紹介タイム。「納豆を人生で3回しか食べたことがない○○です」「ファッションとメイクが大好きな○○です」「カレーを箸で食べるのが好きな○○です」などように個性溢れる自己紹介を全員で行いました。
その後、すずかんゼミの大学生から自身の探究経験を聞きました。病気の子どもにヘアドネーションをするプロジェクトを高校時代にした経験を聞いたり、生徒会活動の経験から主権者教育に関する探究をしていった経験など、様々な話を聞きました。話を聞いたのは探究の内容だけではありません。探究で得たことについてはトークセッション形式で話を聞きました。いろんな事例を聞く中で、探究にもいろんな形があるし、いろんな得るものがあることを学びました。
次回は、それから外に飛び出してフィールドワークした様子からお届けします。お楽しみに!
2023年5月12日(金)
萩グローカル・ラーニング(HGL)で探究テーマを検討中!
先日も普通科2年生HGLの授業風景をお届けしましたが(4月21日、28日かわら版をご参照ください)、今日も普通科約100名が探究テーマの設定に向けて活動中です。
探究テーマが具体的になってきた生徒、なかなか具体的にならない生徒など様々ですが、それぞれが試行錯誤しながら探究テーマを検討しています。教員や地域おこし協力隊との対話も通して検討中です。
教員「萩焼の『認知度を上げる』って、どうなったら認知度を上げたことになる?萩焼を知ってる人が増えればいい?」
生徒「いや、萩焼を知ってる人が増えても魅力を感じて「欲しい」って思ってもらいたい」
教員「おー、ってことはみんなの目指す『認知度向上』って萩焼の存在を知ってもらうだけじゃないんだね」
生徒「あー、たしかに。萩焼の魅力も知ってもらって、「欲しい」って思ってもらうところまでを目指してるのかも」
生徒「萩にもっと観光客が来るためには?とかかなぁ」
協力隊「みんなはどの世代がより多く観光に来て欲しい?」
生徒「あー、世代かぁ。やっぱり歳が近い中高生とか、大学生とか?20代ぐらいかな」
協力隊「おー、じゃあ観光客ってもう少しターゲットを絞れそうだね。ターゲットによって打ち手も変わりそうだよね」
などなど、対話を通していろんな観点を得て、考えを広げたり、深めたりしていました。どのような探究テーマが設定されていくのでしょうか。これから益々楽しみです!
2023年5月10日(水)
人文社会科学科2年生が探究テーマを検討しています
ゴールデンウィーク前には萩図書館でどのような調査ができそうか見学に伺った様子をお届けしましたが、いよいよ今月中に探究テーマを決定する段階になってきました。生徒たちは自分の興味あるテーマは事前に出していたため、ほとんどの生徒がそれらのテーマを磨く時間になりました。
探究テーマを磨くうえでは、以下の3段階を例とともに示し、『テーマ』レベル以上にすることを目指しました。
1)『キーワード』レベル:「魚」「方言」「観光」「農業」など
2)『テーマ』レベル:「人気な観光地と萩に見られる特徴の比較」「活発な町内会活動をしている堀内町内会の特徴の考察」など
3)『問い』レベル:「中高生が来たいと思える萩の魅力発信とは?」「萩の続いている伝統行事と続いていない伝統行事の違いとは?」など
そして、いきなりテーマを出そうとするのではなく、気になるキーワードや心の声を紙に書き出してマッピングしながら考えました。書き出すときには、自分との対話だけでなく、同級生・教員・地域おこし協力隊と対話しながらマッピングを広げたり、深めたりしました。
具体的には、興味を持った背景や、具体的にどのようなところに興味があるのか、その興味について萩における「創りたい未来(こうなったらいいな)」や「気になる現状(どうにかしたいな)」などについて対話しながら、そのキーワードやテーマにおける探究の可能性を探っていきました。
最初は書く手が動かない生徒も多かったですが、対話が盛り上がるにつれてどんどんマッピングが広がり、最終的に『テーマ』レベル以上の探究テーマを言語化する際にはどのようにまとめようか頭をひねっていました。とても熱量のある時間になったので、これからの生徒たちの探究が楽しみです!
2023年5月2日(火)
探究活動で萩図書館をどう活用する?(Part2)
先週は、人文社会科学科2年が取り組む探究活動「アクティブ・リサーチ」の授業で、萩図書館の司書さんから「探究活動に向けた図書館の活用」についてご説明いただいた様子をご紹介しました。本日は、その後図書館内を司書さんと回りながら色々なコーナーや資料、利用できるサービスを見学した様子をお届けします。
自学自習では活用したことがあったものの、様々なコーナーやサービスに触れることがなかった生徒も多かったようです。「へえ~、こんなのあるんだ」という声も聞こえてきました。生徒たちは、
・多種多様なコーナー(吉田松陰コーナー、山口県や萩にまつわる詩人コーナー、過去の新聞コーナー、行政資料コーナー等)
・Webでの資料検索サービス(PC、タブレット)
・視聴覚資料(DVD、CD等)
・郷土史、維新史専門員の来館予定表
など、様々な活用できそうな手段と出会うことができました。
生徒たちはこれから探究テーマ、リサーチクエスチョン(探究したい問い)を探し、決めていく段階ですが、調査をするタイミングでは活用する生徒も多く出てくるかもしれません。これから楽しみですね。
2023年4月28日(金)
2年生が萩グローカル・ラーニング(HGL)のスタートを切りました(Part2)
先週は普通科2年生で今年度初めてのHGLの授業を行ったことをお知らせしました(4月21日(金)の記事をご参照ください)。本日はその授業の様子を覗いてみましょう。
昨年度は各個人で萩の「魅力」や「課題」を探索してきましたが、今年度は最小1人最大5人のチームで探究活動を行います。このチームは興味のあるテーマごとに組まれており、全部で34チームあります。初回の授業では、まずはそのチームで顔合わせをし、昨年度探索してきたことを共有し合うところからスタートしました。
現時点ではとらえている萩の「課題」も仮説にすぎません。これから探究活動を進める中で、いろんな人の考え・視点も得ながら、より具体的に「課題」を設定し、「解決策」を考えて行きます。この日は考え始めたぐらいで終了の時間となったため、この次はゴールデンウィーク明けに続きをやっていきます。
これから生徒たちの探究活動でお世話になる地域の方々も多くいらっしゃるかもしれません。その際には、できましたら生徒たちの探究活動にご協力いただけますと幸いです。
これからもかわら版にて、生徒たちの探究活動の様子をお知らせしていきます。お楽しみに!
2023年4月22日(土)・23日(日)
令和5年度春季長北支部大会(陸上競技部)
標記大会が4月22日(土)・23日(日)の2日間、維新公園補助競技場にて開催されました。3年生にとっては最後のインターハイに向けての戦いが、そして1年生にとっては初めての公式戦となりました。2・3年生は冬季練習で培った力を発揮して、チームを引っ張ってくれました。特に3年生は「さすが」と思う場面が多々ありました。また、1年生も戦力として堂々と戦ってくれました。
その結果、萩高校陸上部は男女ともに「総合の部」・「トラックの部」・「フィールドの部」の全てで優勝することができました。ご声援くださったご家族の皆様、萩高校陸上部を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。この大会で県総体出場の権利を獲得した者、シード権を持っている者で5月27日~29日に開催される県総体に出場します。
<結果:1位のみ>
○男子
・200m 中村友紀
・400m 末益琉誠
・800m 末益琉誠
・1500m 末益琉誠
・5000m 三好晃将
・110mH 藤本翔也
・400mH 藤崎優太
・5000mW 青木海橙
・三段跳 横山陸人
・4×100mR 烏田凛太朗、中村友紀、藤﨑優太、横山陸人
○女子
・100m 栢芽生
・200m 上田晴子
・800m 大﨑詩
・100mH 杉山結菜
・5000mW 西山こと乃
・4×100mR 上田晴子、井町朱花、木村奈津子、藤井怜
・走高跳 井町百芭
・走幅跳 井町朱花
・三段跳 藤井怜
・ハンマー投 藏田理緒
<部員から一言>
○男子400m、800m、1500mの3冠 3年末益琉誠
今年の長北大会は個人種目で3冠という結果を出せたので良かったです。また、長北大会に出場したメンバー全員で県総体に臨むことができることを誇りに思います。今年の県総体は僕にとって最後の県総体なので、1秒でも速く前へ進み、順位を上げて表彰台に乗り、その勢いのまま中国総体・インターハイへとつなげていきたいと思います。
○男子5000m優勝 3年三好晃将
長北大会では5000mに出場しました。目標としていたタイムを切って自己ベストを更新し、長北1位でゴールすることができました。県総体では、ずっと目標としていた15分台をめざして、高校3年間の思いをぶつけて走ろうと思います。
○女子4×100mR、走幅跳の2冠 井町朱花
私は今回の大会では納得のいく結果を出すことができませんでした。しかし、今自分に足りていないこと、記録を残すためには何をすべきかを知ることができました。県総体に向けて自分自身と向き合い目標とする5m50cmという記録を必ず出します。また、仲間と高め合い大会までの少ない時間を大切に過ごし、皆で中国総体への切符をつかみます。
○女子4×100mR、三段跳の2冠 藤井怜
今回の支部大会では、課題の多く残る結果となりました。目標は自己ベストを更新することでしたが、遠く及びませんでした。だからこそ、県総体では悔しい思いを払拭し良い結果が残せるように練習を積み上げます。県総体では優勝し、山口県代表として中国総体へ駒を進めることが目標です。ラストシーズンを悔いなく締めくくります。
2023年4月27日(木)
すずかん先生講演会 in 萩高!(Part3)
東京大学教授、慶応義塾大学特任教授の鈴木寛先生(通称:すずかん先生)が来校され、「これからの時代に必要な探究学習」というテーマでご講演いただきました。前回のかわら版(4月25日(火))では、すずかんゼミの卒業生や在籍者の探究、すずかん先生自身の探究ストーリーについてのお話をご紹介しました。今回は最終回。講演会の残りの部分の様子をお届けします。
すずかん先生のこれまでの人生における探究は、自分が好き、楽しいと思っていたことが原点になっており、楽しいと思ったことを何の制約もなくチャレンジできる世の中になったらいいという想いを持たれました。そのように考えられて、「探究」という学び方を世の中に広げていきたいと思われたそうです。
しかし、高校時代にいくら探究学習を頑張ってもそれを活かすことができない大学入試制度をどうにかしなければならないという想いから、この大学入試制度をどうにかしなければならないということで総合型選抜という入試の枠組みをつくることに尽力されました。また、探究活動などを通して、自身の志を育んできた人は大学に入ってから伸びるという結果が出た研究についても説明されました。
そして、松下村塾で松陰先生と行われていた学びこそ探究学習であると伝えられました。自分が自信を持てる、尖った何かを持つことの重要性や、知ること・考えるだけでなく実践し実現することの大切さについてお話しされました。高校生のうちに何を実現するかが大事なのではなく、自分が実現したいことを探索すること、実現したいことの追究に向けた努力をすることが大事であり、それが評価されるのが総合型選抜であるということでした。
夢中なもの、好きなものがある人はぜひ追究してほしい。まだそうしたものが見つかっていない人はぜひ探索してほしい。どちらも探究であり、高校生の皆さんの自分らしい、幸せな人生につながると信じていると応援メッセージをいただきました。
本校としても、魅力の1つである探究をこれからも推進し、生徒の皆さんの応援していきたいと思います。保護者、地域の皆さんも、生徒たちの「好き」を探究する背中を押していただくなど、応援いただけますと幸いです。
2023年4月26日(水)
探究活動で萩図書館をどう活用する?(Part1)
人文社会科学科2年が取り組む探究活動「アクティブ・リサーチ」の授業で、萩図書館の司書さんから「探究活動に向けた図書館の活用」についてご説明いただきました。普段は自学自習で図書館を利用する生徒も多いですが、探究活動で活用したことがある生徒はまだ多くありません。これから1年間の探究活動において、図書館をどのように活用できそうかを考えるための時間になりました。
まず、司書さんから萩図書館で貸出できるものや、申請すればコピーできる著作物、館内で活用できるサービス(紙媒体の資料だけでなく、Webで閲覧できるアーカイブ資料、Web検索サービス等)などについて説明がありました。また、歴史に関して調べる場合にはどのような書物があるのか、実際の書物を見せていただきながらご紹介がありました。
例えば、
「人物を調べるなら、私はこの資料をよく使います」
「文化財ならこちらがいいと思います」など、
司書さんが普段図書館利用者の要望を聞いて調べる際に使う資料について説明いただきました。
自分で閲覧して調べるという方法もありますが、司書さんに調べていることについて相談して、司書さんのアドバイスをいただいて閲覧する資料を見つけて調べている事実等に辿り着く方法があることを学びました。
この後生徒たちは実際に司書さんと共に館内の色々な資料やコーナーを見て回りました。その様子は次週のかわら版にてお知らせします。
2023年4月25日(火)
すずかん先生講演会 in 萩高!(Part2)
東京大学教授、慶応義塾大学特任教授の鈴木寛先生(通称:すずかん先生)が来校され、「これからの時代に必要な探究学習」というテーマでご講演いただきました。前回のかわら版では、萩探究部(通称:はぎたん)の紹介や、参加者の探究テーマなどについてご紹介しました。本日は、すずかん先生のご講演の様子をお届けします。
すずかん先生は「すずかんゼミ」という大学の垣根を超えたゼミを主宰されていますが、その卒業生、在籍者の活躍からお話しされました。その先輩たちも高校生、大学生の時にはその辺にいる高校生、大学生だったが、好きなことを徹底的に探究することで、今や名だたる企業・団体のリーダー、芸能人、YouTuberなどイキイキと活躍するようになっていることが紹介されました。
それから、すずかん先生自身の探究ストーリー。高校時代に熱中したサッカーのことを話されました。すずかん先生の探究の原点はサッカーだったそうです。すずかん先生が在籍していたサッカー部では動いてくれる顧問の先生がおらず、高校生自身が練習試合を組んだりするような部活動で、他の高校と比べても弱小チームだったそうです。今思えば、そのときのすずかん先生にとっての探究テーマが「どうすればこの弱小チームが勝てるようになるか」だったとのこと。漠然と「勝つためには」を考えるのではなく、「○○高校に、いつ、〇点差で勝つためには」のように目標の解像度をあげて、どの目標の達成に向けて探究されていたそうです。
そのように大好きだったスポーツは社会人になってからも追究し続けたものになったそうです。Jリーグの創設やサッカーワールドカップの招致、野球のパ・リーグ廃止(1リーグ制10球団)反対運動の応援など、原点のスポーツに関しては関わり続けられています。
つまり、自分が好き、楽しいと思っていたことが原点になっている。楽しいと思ったことを何の制約もなくチャレンジできる世の中になったらいい。そのように考えられて、「探究」という学び方を世の中に広げていきたいと思われたそうです。
しかし、高校時代にいくら探究学習を頑張ってもそれを活かすことができない大学入試制度をどうにかしなければならないという想いから、すずかん先生はさらに行動されました。続きは次回かわら版にて。最終回をお届けします。
2023年4月24日(月)
すずかん先生講演会 in 萩高!(Part1)
東京大学教授、慶応義塾大学特任教授の鈴木寛先生(通称:すずかん先生)が来校され、「これからの時代に必要な探究学習」というテーマでご講演いただきました。
まず最初は萩探究部(通称:はぎたん)の紹介がありました。ここでは、はぎたんの運営リーダーをされている慶応義塾大学3年生の落合さん(通称:さかなくん)も加わって説明されました。
・萩探究部ではどのようなことができるのか
・これまで参加した先輩はどんな探究テーマでやってきたのか
・はぎたんに参加すると得られることは
などをお話しいただきました。
これまでの探究テーマについては、実際に本校で参加していた3年生が数名ほど自身の探究について話してくれました。萩焼で使う見島土が手に入らなくなっているという萩に関連する課題を探究テーマにしたものから、ディズニープリンセスの変遷から見る世の中の価値観の変遷についての探究、好きなアイドルの魅力を分析する探究などのように自身の「好き」を中心に据えた探究など、様々なものがありました。
この5月から始まる第6期では、新たに「OURプロジェクト」というチームミッションに取り組む新たな参加方法もできるとのことでした。これまでもはぎたんには本校から参加者が沢山いましたが、第6期からもさらに参加者が増えるかもしれません。楽しみですね。
その後、すずかん先生からのご講演がありましたが、その様子については次回のかわら版でお知らせします。お楽しみに!
2023年4月21日(金)
2年生が萩グローカル・ラーニング(HGL)のスタートを切りました(Part1)
先日は普通科3年生が「萩グローカル・ラーニング(HGL)」という探究活動の発表準備を行っている様子をお知らせしました。今日は普通科2年生で今年度初めてのHGLの授業を行いました。
この学年は、昨年度1年生の時から生徒自らフィールドワーク等を計画して、萩の「魅力発見」と「課題発見」をテーマに探究活動を行ってきました。何か課題を「解決」することを目指すのではなく、まずは自身の興味の湧くことを萩をフィールドに「探索」する活動を主にやってきました。
2年生からは「解決」に向けても探究活動を展開していきます。引き続き萩をフィールドとしながら、自身の興味と萩の魅力や課題を掛け合わせて探究テーマを設定し、高校生として自分たちにできることを考えながら探究活動を行います。
来週は新体力テストでHGLの授業はお休みですが、今日の授業の様子をお知らせします。お楽しみに!
2023年4月14日(金)
萩グローカル・ラーニング(HGL)の発表準備をしています
本校では、普通科2年生の総合的な探究の時間で「萩グローカル・ラーニング(HGL)」という探究活動を行っています。今日は3年生が2年生の時に1年間おこなってきた探究活動を発表するスライド作成を行いました。
およそ30ほどのグループで自分たちの興味のあるテーマを萩と絡めながら探究してきました。観光や移住・定住、農業・漁業など様々な分野における萩の課題解決をテーマとするグループもあれば、自分の好きな「競歩」や、興味のある「方言」について萩と絡めながら探究しているグループもありました。
PC操作はお手の物。パワーポイントを使いこなすことはもちろんですが、表現の仕方にも様々なこだわりを持って取り組んでいました。一生懸命取り組んできた探究だからこそ「伝わる」プレゼンがしたいと意気込む生徒もいました。
発表会は5月を予定しています。ゆくゆく、かわら版でも各グループの探究テーマ(発表タイトル)をお知らせしたいと思いますのでお楽しみに!
2023年4月12日(水)、14日(金)
昼休みコンサート(合唱部、吹奏楽部)
合唱部、吹奏楽部が4月12日(水)、14日(金)にそれぞれ、校舎中庭で昼休みコンサートを行いました。
新年度が始まって慌ただしい時期に、昼休みに聴く音楽は人の心を和ませてくれ、午後からの活力を与えてくれました。
曇り空ではありましたが、奏でるハーモニーがその場を大いに明るくしてくれました。
合唱部、吹奏楽部の皆さん、ありがとうございました!
2023年4月14日(金)
離任式を行いました。
4月14日(金)、令和4年度末の人事異動で転退職された先生方の離任式を行いました。
この度の異動では、萩高校から12名の先生方をお送りすることとなりました。
校長から先生方の紹介を行った後、離任された先生方から御挨拶をいただきました。萩高校での思い出や在校生に向けたメッセージなど、熱い思いのこもったスピーチでした。
生徒会長の井上さんからは、本校在任中のエピソードなどを交え、離任された各先生方へ御礼の挨拶を行いました。
萩高校での御勤務の期間の長短はありましたが、これまで萩高校の発展や生徒の成長のために熱心に御指導くださり、大変にありがとうございました。
新天地での御活躍を心から祈念しております。
【離任された先生方】
小野恵子先生(防府高校)、伊川孝慈先生(県教育庁人権教育課)、辰本将和先生(宇部商業高校)、金村俊明先生(萩総合支援学校)、永藤泰生先生(山口高校)、田中光先生(防府商工高校)、高山幸子先生(退職)、小田陽子先生(山口高校)、山村忠司先生(下関北学校)、長山佳代子先生(萩高校奈古分校)、《事務室》下間卓也事務長(退職)、西村友美さん(山口県萩農林水産事務所)
2023年4月11日(火)
対面式を行い、生徒チャレンジ目標を発表しました。
4月11日(火)、新入生と在校生の初めての顔合わせ、対面式を行いました。
初めに、生徒会長の井上笑愛さんが、新入生への歓迎の言葉を述べた後、続いて、新入生を代表して、落志遥斗君が、「古き良き伝統とすばらしい環境のもとで学べるうれしさ、諸先輩方にあたたかく迎えていただいた感激で、今は胸がいっぱいです。昨年はコロナ禍という状況で、思うようにいかず苦しい思いをしたことも多くありましたが、心機一転、立派な萩高校の生徒として、勉強や部活動等に全力で頑張っていきますのでよろしく御指導をお願いいたします。」と今の気持ちと決意を述べてくれました。
対面式後は、“チャレンジ目標”を発表しました。“チャレンジ目標”とは、生徒会が立案し、今年度、全校生徒が一丸となって取り組む目標です。
今年度のチャレンジ目標は、“皆華(かいか)~個性の華を咲かせよう~”
「金子みすゞの『みんな違ってみんないい』との言葉から、萩高生同士が互いを認め合い、尊重しあい、多くのもとにチャレンジしていきたい」という思いを込めました。
掲げる目標のとおり、常に高みを目指し、新たなことにチャレンジして、一日、一日、成長する萩高生、萩高であってほしいと思います。がんばりましょう。
2023年4月10日(月)
令和5年度の萩高校 本格始動② 入学式
4月10日(月)午後、着任式・始業式に引き続き、雲一つない青空のもと、入学式を行いました。
普通科100名、探究科40名の新入生をお迎えし、保護者とともに、萩高校への入学をお祝いしました。
校長式辞では、「新入生の皆さんは、高い志をもつとともに、「不易」の「至誠」を大切とし、「流行」の「探究活動」や「地域貢献活動」などに「ワクワク感」をもって取り組むことにより、将来に渡って成長できる礎を築かれることを願っています。」と結ばれました。PTA会長の玉村信一様からは、新入生と保護者に向けたお祝辞をいただきました。
また、新入生を代表して、土井志祥君が、高校生活への期待と抱負とともに、力強く宣誓をしてくれました。
式終了後の校歌紹介では、合唱部による校歌を披露や、SHR後の在校生による部活動の勧誘などコロナ禍前の活気が戻った入学式でした。
新入生・保護者の皆様、萩高校への入学、誠におめでとうございます。
2023年4月10日(月)
令和5年度の萩高校 本格始動① 着任式・始業式
4月10日(月)、生徒たちが登校し、いよいよ、萩高校の令和5年度が本格的に始動しました。
始業式に先立って、今春、萩高校に着任された先生方を紹介する着任式を行いました。
新しく着任された先生方、よろしくお願いいたします。
【着任された先生等】
國芳康宏事務長、河村健一先生(国語)、中沢智美先生(国語)、山本啓一先生(地歴公民)、篠田和範先生(地理歴史)、杉山剛志先生(数学)、石塚真悟先生(数学)、藤本有紀先生(理科)、垣崎康伸先生(保健体育)、小川弘敏先生(英語)大場美歩先生(家庭)、小椋雅恵実習助手、、平野清美さん(事務室)、三好美佐江さん(事務室)
着任式に引き続き、新2,3年で始業式を行いました。
校長式辞では、「ここ3年間はコロナ禍で、密を避けることが多かったが、本来の高校生活は勉学や学校行事、部活動等、密な人間関係を構築し、様々な思い出を作ってきた。コロナによる制限もようやく緩和されるようなった中で、それぞれが充実した学校生活を送ってほしい」と挨拶されました。
みんな、明るい笑顔で新年度、新学期をスタートしました。