・起源
・グラレコ やグラファシとの違い など
グラログの起源は2021年5月6日(グラログの日です)
「グラレコ」や「グラファシ」を元に、学習要素をプラスしたものです。
「グラログ」の元になっている技術の歴史を少し説明します。
「グラログ」=見える化の技術です。
しかし、意外と「見える化」の技術は多い。
中でも代表的なものを挙げると
・ポンチ絵(浮世絵の一種、漫画の原点、設計図に近い)
・スクライビング(対話を視覚的に描き表す)
・インフォグラフィックス(データや情報を視覚的に表現する)
・グラレコ (イラストや図、文字を使って議論をまとめる)
・グラファシ(対話を見える化することで相互理解を促す)
・図解(事柄を図を用いて説明する)
などが挙げられます。
もう少し詳しく書きます。
ポンチ絵
現代では図解や設計で目にします。
引用:タキレポ
スクライビング(scribing)
対話を「描く」ことで表現します。
インフォグラフィック
(information graphic)
主にデータ。グラフや表を活用します。
グラレコ(graphic recording)
今一番有名。会議を「見える化」する。
ファシグラ(facilitation graphic)
ファシリテーション+「見える化」です
図解
言葉に頼らず、図で伝える手法
この6つは、大きく2つに分けられます。
①話し合いを「見える化」する
②物事を「見える化」する
共通点は、「たくさんの人に伝える」という目的です。
だから、ポスターにしたり、ホワイトボードを使ったりします。
じゃあ、グラログは?
「グラログ」は、もちろん①②を含みます。しかし、一番のポイントは、
③個人の学習を「見える化」する
「聞いた話を理解する」「学習内容をまとめる」「頭の中を整理する」など
全て「自分のため」が、出発点です。
その応用で、「ポスターに利用する」「話し合いに活用する」
となります。
最初から「人に伝える」を目的にすると、少しハードルが高いです。
先ほど挙げた6つの技術は、どれもレベルが高い絵の技術が求められます。
そうでなくても、「話を聞きながらまとめる」は難しい。
「グラログ」の優れた点は
①高い技術が必要ない
②一人一人違ったの表現方法がある
③何にでも発展・応用が可能
という点です。
今までの「見える化」の技術を良いとこどりして、
さらに、「個人用」に合わせた技術です。
「グラレコ」 は大人でないと少し難しいですが、
「グラログ」は小学2年生でもできました。
「自分なりにまとめること」
小学三年生の女の子は、習った数日後に物語を作りました。
家族の素敵なストーリー。
世界に1つだけのオリジナル。
だれでもできて、何にでもすぐ使える、自分だけの表現。
それがグラログです。
Let’s!
グラログ!
《参考サイト・本・人物紹介》
・吉田 瑞紀さん グラレコ体験会を開催
・「場から未来を描き出す―対話を育む「スクライビング」5つの実践(2020)」ケルビー・バード
・株式会社Dot 学生のグラフィック スタートアップ会社