コンセプト
ただ泊まるだけではなく、日本の田舎の暮らしに触れれる、新しいキッカケを感じれる場所にしたい
ただ泊まるだけではなく、日本の田舎の暮らしに触れれる、新しいキッカケを感じれる場所にしたい
私がこの場所を選んだ理由は、四国の豊かな自然と暮らしが残っている場所で、家から見える美しい田園風景に感動したからです。初めは廃れていた古民家でしたが、少しずつ手を入れていくと、古民家の趣を感じることのできる家へと蘇ってきました。こんな面白い家を自分だけで使うのはもったいない。沢山の方にこの家を通して、日本の田舎の暮らしを伝えたい。そんな思いから、宿を始めました。
観光地としての派手さはありませんが、庭の風景や近隣の散策、ゆっくりとした時間の中で、日本の田舎の空気を感じていただけたら嬉しいです。
長野県出身
大阪市立大学
神戸市役所
青年海外協力隊(カメルーン)
マッサージでタイ滞在
地域おこし協力隊で愛媛へ移住
古民家宿、アトリエ運営
私は、大都市での公務員としての生活、アフリカ・カメルーンでの青年海外協力隊としての2年間のボランティア活動、そして地域おこし協力隊としての地方移住を経験してきました。
日本の都会と田舎、海外の都市、そして途上国での農村地域など、さまざまな環境で暮らす中で、「暮らしそのもの」や地域の日常に強く惹かれるようになりました。
現在は四国の古民家を拠点に、日本の帯を使ったリメイクやアフリカ布でのものづくり、カフェの運営などを行いながら、日本の田舎の文化や日常に自然と触れられる場所づくりを目指しています。
そして将来的には、再び途上国での支援や活動にも関わっていきたいと考えています。
当宿は、四国の山々に囲まれた田園地域の中にあります。日本の都会とは違う、ゆったりとした時間が流れる場所です。建物は築100年以上の歴史を持つ農家の古民家で、本畳や立派な柱や梁、障子越しの光から、昔ながらの日本の住まいの空気を感じていただけます。
敷地内の庭には椅子やハンモックがあり、海のように広がる田園風景を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができます。山から集めた薪で沸かす薪風呂も、この場所ならではの時間のひとつです。
周辺には豊かな自然が広がり、田んぼ道をのんびり散歩したり、山をハイキングしたりと、思い思いの過ごし方が楽しめます。犬の散歩をしている方や畑仕事をしている人に声をかけてみるのも、田舎ならではの小さな交流かもしれません。
ここでは、観光地を巡るだけではない、日常の延長のような時間を大切にしています。
この宿では、日本の田舎の文化や暮らしに触れていただけるような滞在を目指しています。食事はできる限り、一緒に食べ、お互いの国の話をしたり、誰かと交流できるような時間をつくるようにしています。また、アクティビティとして、帯を使ったものづくりや料理体験、オーナーによる観光ガイドなどもご案内しています。
また、オーナーが日本の暮らしについてまとめた小さな情報カードをご用意しており、地域の背景や生活をみて、日本について関心を深めてもらえたら、幸いです。
自分のペースで過ごしながら、日本の田舎の空気を感じていただけたら嬉しいです。
私自身、日本や海外を旅する中で、心に残ったのは、ただ観光地を巡ることだけではなく、その土地に暮らす人から文化や日常の話を聞けた時間。そして、ほんの少しでもその輪の中に入れたように感じられた瞬間が、旅をより特別なものにしてくれました。
旅はどこへ行っても楽しいと思いますが、私の宿では、その地域に生きる人の言葉や暮らしに触れることで、より日本のことを知ってもらい、理解を深めまれる密度の濃い滞在をしていただきたいと思っています。
今はまだ地区との連携を始めた段階ではありますが、この地区の伝統や暮らしが将来にも続くよう、地区の活動も継続していきたいと思います。
この場所で生まれたご縁が、どこかの旅
の途中でふと思い出せるような、小さなつながりが生まれたら嬉しいです。
当初は、古民家を拠点にものづくりのアトリエを構えたり、農業に関わる暮らしをしたいという思いから、地域おこし協力隊として、神戸からこの地域へ移住しました。まずは自分が暮らす場所として、古民家の掃除や整備を少しずつ進めていくことから始まりました。
付属建物のひとつである、かつて牛舎として使われていた納屋は、最初に整備した場所でした。紆余曲折もありましたが、この空間をアトリエとして生まれ変わらせることから、この場所づくりが始まりました。
まずは納屋に残っていた物を一つひとつ運び出すところから始まり、掃除を重ねながら、カウンターや棚を手作りで設置し、少しずつ空間を整えていきました。
現在はハンドメイドの作業場として、アフリカ布を並べたり、カメルーンで撮影した思い出の写真を飾ったりと、旅とものづくりの記憶が重なる場所になっています。
Before
After
次に取り組んだのが、コーヒーを提供できる場所づくりでした。自宅では飲食業の許可を取得することが難しかったため、キッチンカーで営業許可を取ることを決めました。
設計の参考にしたのは、主にYouTube。自分で簡単な設計図を描き、仲間や車屋さんの力を借りながら、少しずつ形にしていきました。
テイクアウトという形ではありますが、このキッチンカーによって、カフェとしてコーヒーを提供できるようになり、地域や旅人との新しいつながりが生まれていきました。
Before
After
そして、いよいよ古民家宿の整備が始まりました。
私が暮らしている住居は二つの家屋がつながった造りになっており、もう一方は十年以上もの間、風を通すこともなく眠っていた空間でした。
多くの方の協力を得ながら、まずは残された物を一つひとつ運び出し、掃除や修繕、DIYを重ねていく中で、少しずつ家が息を吹き返していきました。その過程で、「ここで宿をやりたい」という思いが自然と生まれました。
もともと立派な造りの古民家だったため、和の雰囲気を大切にしながら、私の好きなアフリカ布を取り入れ、和とアフリカの要素が混ざり合う少し不思議な空間へと整えていきました。
畳は新しく張り替えるのではなく、表替えのみを行い、100年以上使われてきた本畳をそのまま活かしています。
長い時間をかけて整えてきた場所が形になったときの喜びは、今でも忘れられません。
Before
After