さくらコモン
黒部市金谷地区[Co.マチ]のランドスケープ
黒部は立山連邦からの豊かな水に恵まれた地域である。
雪解け水、湧水が流れとなり池そして海へ注がれる
地下に浸透する水は地下水となり地上、あるいは海底から湧き出す
湧き出す水、染みこむ水、流れる水、溜まる水、水蒸気となり雨、雪となる水
これらの水の動きを二つの渦巻き(スパイラル)をモチーフにして水景施設(ツイン・スパイラル)をデザインした
当初は玉石等で積上げた素朴でナチュラルなイメージであったが、事業主よりスタイリッシュなイメージにしたいとの要望があり、玉石ではなくコンクリート躯体に化粧砂利の樹脂塗仕様となった。 結果として洗練されたイメージのコモンに出来上がったと思っている。
また黒部は野生種の桜の宝庫でもある。 そこでコモン、住宅地ゲートにはコヒガンザクラ、エドヒガンなどの桜をコモンツリーとして植栽した。