1)蹴上げと踏面の関係
1)蹴上げと踏面の関係
一般に蹴上げをHcm踏み面をDcmとすれば原則2H+D=60となるように設計すること
これは歩幅を60cmと設定し蹴上げが高い場合にはそれだけ歩幅が短くなるという考え方に基づいている。
これに基づくと勾配と蹴上げ、踏み面の関係は下記のとおりとなる
一般に蹴上げをHcm踏み面をDcmとすれば原則2H+D=60となるように設計すること
これは歩幅を60cmと設定し蹴上げが高い場合にはそれだけ歩幅が短くなるという考え方に基づいている。
これに基づくと勾配と蹴上げ、踏み面の関係は下記のとおりとなる
これ以上勾配が急な場合は原則階段は設けない。
また階段の高さが3.0m以上の時は踊り場を設けること。
勾配が1:4より緩やかな場合は踏み面を長くとり対応すること。(つまずき防止のため蹴上げは9cm以下にしないようにする)
この場合、同じ足で昇らない(降りない)ようにするためには原則2H+D=180に基づいて設計すること(3歩ごとに段差)
景観上重要なポイントとなるのでデザインは十分検討すること。
特に階段は昇る手前では蹴上げ面が良く見え、降りるときに踏み面が良く見える
そのため蹴上げと踏み面のデザインを変化させることでイメージが大きく変えることが可能となる。
階段は段差部分に設置するためスロープと併設されることが多い
通常、階段横に設置した場合はスロープの方が長くなるので階段から突き出た形状となる。
しかし階段とスロープを巧みに組み合わせることにより面白い造型を造ることもできる。
階段を昇降するための構造物と捕らえないで段差を利用したオブジェ、造型物としてとらえ その一部が階段としても利用できるとしてデザインしたものも見受けられる