里 庭

農家の庭先をテーマにした住宅隣接地の修景

対象地は住宅計画地に隣接し、これまで農地として活用されていた場所で、農作業のための納屋が現存している。

またサクラ、ウメなどの花木が沿道、敷地内に点在し春には美しい花を咲かせている。

ランドスケープコンセプトとして現存の納屋を生かした「里庭」を提案したい。

納屋は老朽化しているので周囲に敷地内の常緑樹を主体に移植し、屋根が緑ごしに見えるような景観を演出する。さらにその周囲には河津サクラ、ウメ、サンシュユ、アジサイなどの花木を移植する。 地面は管理低減のため除草シート+砂利敷とするが、シバザクラをイメージして白、ピンク、赤系の化粧砂利を模様として敷き詰める。

また部分的にスイセン、ヒガンバナ、ハナダイコン、ハナニラなど農家の庭先で見かける植物を植えこみたい。 沿道部分の土留めはランダムなイメージのブロック積、または崩れ石積とする。