遊 具

1.遊具の基本要素


(1)デザイン
子供たちに親しみのあるデザインであり、また公共物として周囲との調和に留意する必要がある。

(2)多様性
単一的な遊びではなく遊びの可能性が広がる遊具が必要である

(3)集団利用
コミュニティ形成、社会性の育成のためにも集団利用できる遊具の重要性は高い

(4)個性
均質化された遊具だけではなく具体的特徴のある遊具が必要である
小学校高学年~大人まで対象としたアスレチック遊具
また健康遊具、フィットネス遊具といった大人を対象としたものをある

(5)保守管理
保守管理、維持管理などの要素も十分考慮しなければならない

(6)安全性   参考:「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」(国土交通省)


2.計画・設計段階


3.遊具の構造


4.個別規準

安全領域の重複が一部認められている。また、個別の遊具ごとに安全規準が設定され、「各種遊具の詳細規定」が優先する。


[胴体の通り抜けを防止する開口寸法]


[頭部の通り抜けを可能にする開口寸法]


[V型開口部の角度]


[指の挟み込みを防止する]


[足の挟み込みを防止する]


利用者の不意の落下を防止。

落下高さ

H600~1000mm

幼児 (3-6歳) ガードレール 500~700mm

児童(6-12歳) ガードレール 600~800


H1000~2000mm

幼児 (3-6歳) 落下防止柵  700以上

児童(6-12歳) 落下防止柵  700以上


H2000~3000mm

幼児 (3-6歳) 望ましくない

児童(6-12歳) 落下防止柵  1100以上


H3000mm以上は望ましくない


基本は上表の通りであるが、個別の遊具ごとの詳細な設定は「各種遊具の詳細規定」を優先する。

安全領域内の設置面は、遊具の落下高さに見合った衝撃吸収性能を有する素材を敷設するのが望ましい。


基礎形状の標準型


生命の危険または重度の障害を引き起こす事故が発生する可能性があり、利用指導が行き届かない場合は遊具として不適切と判断しています。


着座部:


揺動部:吊り部材は十分な強度を持ち、磨耗・緩みを生じにくい材質や形状であること。

吊り部材には指など体の一部が容易に入らない構造であること。

吊り部材同士の間隔、および支柱と吊り部材の間隔は、着地面+1000mmの位置で650mm以上であること。

揺動部にボルトを使用する際は緩み止め対策をすること。

梁 部:


境界柵:


安全領域: