あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
庭石の比重は、花こう岩系2.7前後、玄武岩系3.0、安山岩系2.5前後、凝灰岩2.0前後。プラスチック製の庭石では0.2前後である
最近は韓国、中国やフィリピンなどの外国産のものをよく使うようになった。
磨 き
磨きは粗い砥石から徐々にきめ細かい砥石に替え
ながら研磨して仕上げる。
#400や#800までのものを水磨き、
最終段階まで磨いて本磨き仕上げにする。
石の色艶を表現できる仕上げであるが「床」に使うときは滑りやすいので要注意。
ジェットバーナー
石面を1800-2000℃くらいのバーナーで熱し、
石材結晶の熱膨張率が違うのを利用し、
表面をはじき飛ばして凹凸をつくる仕上げ。
バーナーの掛け方がまずいと石材内部の鉱物が破壊して割れてしまう。
ジョットポリッシュ
ジェットバーナー仕上げの後、バフ仕上げをする。
ざらつきが落ち着き、肌合いがよくなる。色ものの石は色合いがさえる。
ウォータージェット
石面に高圧の水を吹付けて凹凸に仕上げる。
ジェットバーナーより細かい凹凸に仕上がる。
サンドブラスト
石面にカーボンを高圧で吹きつけ、凹凸をつける。
ジェットバーナーより白っぽく仕上がる。磨きとのコントラストは強くなる。
ビシャン
小叩き
ノミ切り
石面の叩き仕上げである。石工道具の両刃で
平行線の筋を出すのが小叩き。
ビシャンで梨地柄に叩くのがビシャン仕上げ。
ノミで払い落とした面がノミ切り仕上げである。
叩き仕上げは、石面を打撃して作るため、石厚(40-60mm)が必要。
割 肌、
割り肌は原石をセリ矢などで割ってつくる。
これ面の周囲四辺をコヤスケなどで払い落とすと
コブ出し仕上げとなる。
壁に使うと重厚感や迫力が出る。
こぶ出し
石厚(60-120mm)が必要。
磨 き
砥石の硬さなどが違うだけで
基本的には御影石の研磨方法と変わらない。
本磨き艶出しすることで石の色や柄を美麗に表現できる。磨きを床に使用しても乾いた状態であれば滑ることはない。
サンドブラスト
石面に高圧で砂を吹き付けて凹凸を付ける。
色柄によっては面白い味が出る。内部の壁床向きである。
割 肌
石の性質上、御影石のように割れない石が多い。
大割りが難しい石でも小割りができる場合もあり、
小端風の仕上げ材を作ることができる。
御影石の割り肌仕上げより、繊細で優しい肌合いでできる石種もある。小端風の仕上げは面白い仕上げが期待できる。
磨 き
石種によっては磨くことができる。水磨き程度で使用することが多い。
経年によって質感、重量感が出る。諏訪鉄平石などは和風テイストを演出できる。
サンドブラスト
石面に高圧で砂を吹き付けて凹凸を付ける。
施工例は少ないが色柄によっては面白い味が出る。
コブ出し、小叩き
御影石の加工法と同じ。
城の石垣なども安山岩コブ出しだった。
割肌
輝石安山岩である鉄平石は厚み2cmくらいの板状にそげる石で、その割肌は鉄のように平らというので鉄平石と名付けられた。
根府川石も同じだがほかの安山岩の石は石工がノミを使って割肌をつくる。間知石や野面石がそれである。
安山岩は昔から、日本各地で石垣などに使用されてきた。輝石安山岩である鉄平石は板状に割ることのできる石。