1)池の設計と用途


庭園の池として、観賞が目的の場合は、役石や水面と地面とのつながりなどを注意して設計する必要がある。
また、鯉などの魚の飼育、観賞を目的とする場合は、飼育する魚の種類と、数、池の広さや、深さとのパランス、
猫に食べられないような水際の処理などを考慮して設計する必要がある。
いずれの場合も、循環ポンプ、ろ過装置など置くスペースが必要となる。


2)池の汀線


汀線の作り方は、形とともに大事で、水が緩やかに流れる凹所には洲浜を、水流のつきあたる所には立ち石を立てて接岸の感じを出したり、草護岸や乱抗護岸など変化をつける。
水面を広く見せるためには、水面を高くして、汀線の変化を少なくする。明るい感じの池にするには、周りの植栽を落葉樹主体で少なめにし、水深を浅くするとよい。