壁面緑化とは、名前の通り壁を植物で覆った状態になっているもののことです。壁面緑化をすることで、CO₂の排出削減など、見た目だけではなく環境問題に対しても様々な効果を得られます。
私たちは今年に開催される全国都市緑化かわさきフェアで壁面緑化のデザインを担当させていただきました。富士見公園会場のテーマが「多様性×みどり」だったため、緑で「多様性」を表現しました。
秋では川崎に存在する多くの個性が「交わる瞬間」を様々な形や色をもつ植物で表現しました。中央で7種の植物を交わっているようにデザインし、川崎市にある7つの区の個性や特徴が交わり、川崎市として一つになっていく様子を表現しました。
春では緑化フェアのホームページに書かれていた「みどりで、つなげる。みんなが、つながる」という言葉より、秋で交わったものがつながって、1つになり、未来につながっていく様子を表現しました。つながっていく様子を川の流れに例えてデザインをし、川の流れに対して多摩川や今年100周年を迎え、現在も時が流れている川崎というイメージを込めました。また、春のデザインには100周年の川崎から未来に誰もが暮らしやすい笑顔あふれる「最幸のまち」へとつなげていく、そして「あたらしい川崎」を生み出していくという想いや希望を込めました。