続く、空洞
続く、空洞
彫刻、絵画、写真
彫刻、絵画、写真
Rina Saito
齋藤里奈
制作の過程で生じる、認識や感覚の変化を主題としている。 作品をつくる際、原型は別の素材へと置き換えられ、失われる。今回は、 その痕跡、制作者の記憶の中にしか残らない存在をとどめるため、写真、 絵画、そして樹脂による彫刻作品をあわせて展示している。
齋藤 里奈|創造表現学部 メディアプロデュース専攻助手 知覚や記憶をテーマに、人の形を模した彫刻作品を制作している。記憶とは、経験の完全な再現ではなく、感情や感覚を事実の断片とともに再構成する営みであり、常に現実を別の形へと置き換えている。作品における人体の形象は、そうした認知の曖昧さを内包している。誰かの姿でありながら、すでに誰でもない存在。現実とのあいだに生まれる、とどめられない記憶を彫刻として表現している。