「デジタルによる知の組織化」部門 募集要領

概要

昨今の情報技術の発展により、人びとが「情報にたどり着くための情報」へのアクセス方法は変化しており、紙媒体にとどまらず、デジタルの領域においてより効率的かつ広範な情報アクセス環境の構築が進んでいます。ゲスナー賞では、「世界の情報をすべて体系化する」という当該賞の名称の由来でもあるコンラート・ゲスナーの意志を継ぎ、デジタルの領域で情報の組織化・体系化の手法や方法論について新たな可能性を示唆する取り組みを顕彰し、その成果や研究活動を応援します。

募集対象

国内外において、2018 年11 月1 日~ 2019 年6 月30 日の期間に存在する、デジタル方式による情報の組織化・体系化の観点から特筆すべき手法や方法論を提案・採用しているプロジェクト等におけるデータベースなどの成果物。または、デジタル方式による情報の組織化・体系化に寄与する一連の研究( 単一の論文ではなく、特定の個人あるいはグループによる一連の研究)。

審査基準

デジタル方式による情報の組織化・体系化に用いた手法や方法論において、実現度や実用性が高い、オリジナリティと発展(拡張)可能性のある、知の構造化に向けた取り組みをもとめます。

審査員

佐藤 義則 氏

東北学院大学文学部歴史学科教授。図書館情報学、文化情報学研究。博士(図書館情報学)。

谷口 祥一 氏

慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻教授。情報組織化、情報資源組織化研究。博士(図書館・情報学)。